人気のウォークインクローゼットの特徴を生かした収納術

賃貸住宅でも人気のウォークインクローゼット。広いのでモノをたくさん置いてしまいがちですが、きちんと収納しないとただの物置になってしまいます。
「ウォークインクローゼットには何を収納すればいいの?」
「うまく収納するコツは?」
このように、ウォークインクローゼットについてさまざまな疑問が浮かんできますよね。
そこで今回は、ウォークインクローゼットの特徴を生かしたモノの収納術を紹介します。
クローゼットとウォークインクローゼットの違いは?タイプ別の特徴を紹介
クローゼットには「壁つけクローゼット」「ウォークスルークローゼット」「ウォークインクローゼット」の3種類があります。
「壁つけクローゼット」がよくある一般的なタイプのクローゼットのことです。
「ウォークスルークローゼット」は、出入口が2つあり、通り抜けできるクローゼットのこと。
「ウォークインクローゼット」は人が歩ける通路があるクローゼットのこと。
ウォークインクローゼットは、収納棚の配置によって型があります。型の種類は以下の4つ。
- 片面にのみ収納棚が配置された「I型」
- 向かい合う両側の壁に収納棚が配置された「II型」
- 隣り合う壁面に収納棚が配置された「L字型」
- 入り口以外の壁面に収納棚が配置された「コの字型」
それぞれの型によって収納にも少し違いが出てきます。
参考記事:クローゼット収納をスッキリさせれば、もう洋服選びに悩まない
ウォークインクローゼットに収納するモノは?
ウォークインクローゼットは、広いスペースを使っているので収納力が抜群です。洋服を収納するほかに、納戸がわりとしてモノを収納することができます。
では、どのようなモノの収納がウォークインクローゼットには向いているのでしょうか?
1. ハンガーに掛ける洋服
ウォークインクローゼットには長いハンガーパイプが固定されている場合がほとんどなので、ハンガーに掛ける洋服を収納するのに向いています。ハンガーパイプを利用した「吊るす収納」として有効活用しましょう。
アウターやスーツ、スカート、ワンピースなどの洋服をハンガーに掛けておきたいですね。
参考記事:クローゼット収納はハンガーで決まる!整理収納のプロおすすめのハンガーを紹介
2. 収納ケースやチェストにたたんで入れる洋服
ウォークインクローゼットは広いので、収納ケースやチェストを組み合わせれば、収納力がさらにアップします。ですから、たたんで入れておきたい洋服も収納できます。寝室にタンスやチェストを置いておく必要がなくなるので、部屋が広々と使えるようになるでしょう。
3. バッグや帽子などのファッション小物
バッグや帽子などのファッション小物を洋服と一緒に収納しておけば、洋服とのコーディネートがしやすくなるでしょう。ウォークインクローゼットには上部に「枕棚」と呼ばれる棚があり、バッグや帽子を収納するのに向いています。
4. スーツケースや旅行カバン
使う頻度は低いのにかなりのスペースが必要なスーツケースや旅行カバン。ウォークインクローゼットのデッドスペースを活用すればスッキリと収納できます。旅行用の洋服の出し入れも、その場で作業できるので便利ですね。
5. 季節家電や電化製品
ウォークインクローゼットは、扇風機や暖房器具などの季節家電を収納しておくのにも向いています。納戸や押入れのない家でもウォークインクローゼットがあれば季節家電の収納が可能に…!
ほかにも布団乾燥機や加湿器など使用頻度があまり高くない家電を収納しておくといいでしょう。
6. 布団類
シーズンオフの布団やリネン類はかさばるので収納に困るモノの1つ。ですから、ウォークインクローゼットは、布団類の収納には最適。奥行きや幅が必要な布団でも、十分な広さがあるので収納しやすいでしょう。
参考記事:狭いクローゼットに布団を収納したい!整理収納のプロがコツを解説
ウォークインクローゼットを使いやすくするコツ
ウォークインクローゼットは収納力があるだけに、何でも置いてしまいがちです。そうなると、ぐちゃぐちゃで使いにくくなってしまいますよね。
せっかく広さのあるウォークインクローゼットでも、モノが多すぎて足の踏み場もない状態だったら使っている意味がありません。使いやすくするためには、ウォークインクローゼットの整理が必要です。
では、ウォークインクローゼットを使いやすくするコツを見ていきましょう。
1. 収納できる適正量を考える
何でも収納してしまうと、たとえウォークインクローゼットが広くてもあっという間にモノでいっぱいになってしまいます。
洋服だけでなく、ほかのモノも収納したいのであれば、空きスペースを確保しなければなりません。そのためには、ウォークインクローゼットにどれだけの量が収納できるかを考え、モノを減らしていく必要があります。
収納するモノの量は、スペース全体の7〜8割をめざしましょう。
参考記事:洋服の処分方法は捨てるだけじゃない!手放し方のコツを紹介
2. 使用頻度を考えて定位置を決める
ウォークインクローゼットの中ならば、どこに何を収納してもいいわけではありません。収納したいモノの使用頻度で、収納位置を考えたほうが使いやすくなります。
たとえば、あまり使うことのないスーツケースは出し入れしやすい場所に収納しても意味がありません。ですから、よく使うモノかどうかを考えながら定位置を決めてくださいね。
ウォークインクローゼットの型によって出し入れのしやすい場所は変わってきます。実際にどこに何を置くのがいいかシミュレーションしながら収納していくといいでしょう。
また、安全性も考慮に入れてくださいね。家電を上段に置くのは落下したときに危険です。上部に置いても安全なモノを収納しましょう。
3. 収納ケースや収納ボックスをそろえる
ウォークインクローゼットは広いので、モノが雑多に置かれていると出し入れがしにくく、モノも迷子になりやすいです。
モノをまとめるために、収納ケースや収納ボックスを活用しましょう。同じものでそろえると、統一感があってスッキリして見えます。
ケースごとにラベリングしていけば、中身が迷子になることもありません。
ウォークインクローゼットに収納するときの注意点
ウォークインクローゼットは基本的に扉で閉められている空間なので湿気がこもりやすくなります。つまり、ウォークインクローゼットの中はカビやダニが発生しやすい環境です。
カビやダニを防ぐために、こまめな換気をし、防虫剤を置いておくことも忘れずに。
モノが多すぎるても換気の弊害になるので、適正量は必ず保つようにしましょう。
どうしてもジメジメしてしまう場合は除湿剤を使ったり、除湿機を稼働させたりするのもおすすめです。
ウォークインクローゼットの特徴を生かして快適な収納に
収納力抜群のウォークインクローゼット。その良さを発揮するためには、ウォークインクローゼットの特徴を生かした収納を心がけることが大切です。
ウォークインクローゼットをうまく活用できれば、寝室やリビングなどの部屋に家具を置かずに済むので、スッキリと快適な暮らしができます。
ぜひウォークインクローゼットの収納を見直してみてくださいね。
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使用頻度の低いモノを預けておけば、ウォークインクローゼットを圧迫しません。使うときは送ってもらえるので管理がとてもラクになりますよ。