季節家電はどこに収納する?片付けのポイントを解説
季節家電は、必要な季節だけ一時的に使う家電とはいえ生活必需品です。使っている季節以外はずっと収納しておかなければなりません。
ですが、家電だけにそれなりの収納スペースが必要なので、どこに収納すればいいのかお悩みの方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、整理収納アドバイザーが収納スペースを確保しにくい季節家電の賢い収納方法を解説します。
季節家電にはどんなものがある?
季節家電は、おもに夏や冬に使うモノが多いです。
- 梅雨〜夏:除湿機、扇風機
- 冬:加湿器、こたつ、ストーブ、電気カーペット、ヒーター
- 通年:布団乾燥機、靴乾燥機(季節家電ではありませんが使用頻度は低め)
自宅で使う季節家電、意外と多いと思いませんか?
しかも、かさばるモノばかりです。これらを収納するためには、かなりのスペースを確保しなければなりません。もし代用できるものがあったり、なくても平気だったりするのであれば、処分を検討しましょう。
参考記事:扇風機のオフシーズン時の保管方法とは?
季節家電の収納場所
複数の季節家電を収納するためには、ある程度広いスペースが必要です。だからといって、ちょっとした隙間にバラバラに収納してしまうと、どこにどの季節家電をしまったのか分からなくなってしまいます。
季節家電は、できれば同じスペースにまとめて収納するのがベスト。では、季節家電はどこに収納したらいいのでしょうか?
1. 押入れ
押入れは季節家電の収納に向いている場所の1つです。重い季節家電は押入れの下段に、軽い季節家電は枕棚に収納します。
押入れは奥行きがあるので、そのまま奥に収納してしまうと、取り出すのが大変です。特に重い季節家電は腰に負担がかかります。季節家電の出し入れがスムーズになるよう、キャスター付きのワゴンを使ってみるといいでしょう。
2. ウォークインクローゼット
比較的広いスペースを確保できるのがウォークインクローゼットです。
基本的には洋服の収納スペースですが、ちょっとしたデッドスペースを活用して季節家電も収納しておきましょう。
季節家電は使用頻度が低いので、奥の出し入れしにくい場所が収納に向いています。重い季節家電は床に置き、軽い季節家電は枕棚に置きます。
参考記事:人気のウォークインクローゼットの特徴を生かした収納術
3. 納戸
納戸がある家では、季節家電を納戸に収納しておきましょう。ウォークインクローゼットほど広くないかもしれませんが、納戸は雑多なモノを収納するのに向いていますから、季節家電はピッタリです。
納戸には棚がない場合が多いので、収納ラックやカラーボックスなどを置いて、スペースをムダなく使えるようにしてくださいね。
4. (マンション内)トランクルーム
賃貸ではあまり見かけませんが、分譲マンションならばトランクルームがついているところもあります。
室内から移動させなければならないので、持ち運びは面倒かもしれません。だからこそ季節家電のような使用頻度の低いモノを収納するのに向いています。
季節家電におすすめの収納アイテム
季節家電は、そのまま収納すると重ね置きできません。単独で収納できるだけのスペースがあればいいですが、なかなかスペースに余裕はないでしょう。
季節家電は出し入れしにくい場所に収納してもOKとはいえ、できるだけ出し入れがスムーズなほうがラクでいいですよね。
奥行きのあるスペースに直置きしてしまうと、手前のモノをどかして奥のモノを取り出さなければなりません。年に1〜2回しか動かさなくても、やはり面倒に感じてしまいます。そんな面倒をなくすためには、収納アイテムを使いましょう。
たとえば、すのこにキャスターを取り付けて、その上に季節家電を置いてみてはどうでしょう?キャスターが付いていれば、重い家電もサッと取り出せて、腰に負担がかかりません。
無印良品の「縦にも横にも連結できるポリプロピレン平台車」は、つなげれば収納スペースに合った大きさに調整できるのでとても便利。
キャスター付きのワゴンも使いやすくておすすめです。
ウォークインクローゼットや納戸ならば、季節家電専用の収納ラックを設置するのもいいと思います。
季節家電を収納するときの注意点
季節家電はあくまでも「家電」ですから、取り扱いには注意しなければなりません。万が一、落下してしまうと故障の原因になるので、上方に置くのはなるべく避けたほうが無難です。
棚の最下段や床に直置きがもっとも安全・安心でしょう。
どうしても下段に置けない場合のみ、上段の棚に小型で軽い家電を収納します。その場合、季節家電をむき出しのまま置くのではなく、購入時の箱や収納ボックスに入れておいたほうが安定感が増します。
季節家電は、長期間保管しなければならないので、ホコリが入ってしまうのも気になりますよね。大きさにもよりますが、家電をそのまま収納するよりもビニールを被せたり、購入時の箱に入れたりするのがおすすめです。ホコリを防げるので、故障や劣化がしにくくなるでしょう。
使用前には必ずホコリを取り除いてくださいね。お手入れが大事です。
夏と冬の季節家電を同時にしまっておく時期もあるはずなので、どちらも収納できるだけのスペースを確保しておく必要があります。シーズンオフになって「収納場所がない!」と慌てずに済むよう、季節家電を使っている間に空きスペースができても、ほかのモノは置かないようにしてくださいね。モノの「指定席」をキープすることが大切です。
また、火災の心配がないよう、季節家電のコード類にも注意しましょう。
季節家電をスッキリまとめて、生活スペースにゆとりを
収納スペースがないと収納が難しい季節家電ですが、きちんとお手入れして収納しておかないと故障の原因にもなってしまいます。ですから、季節家電を収納するスペースを確保して定位置を決めておくのはとても大切なこと。季節家電を長持ちさせるコツにもなります。
家電が多すぎて収納できない場合は、本当に必要な季節家電かどうかも考え直してみたほうがいいかもしれません。おしゃれ家電に買い換えて、あえて出しっぱなしにして「見せる」という方法もあります。
季節家電を収納するスペースがどうしてもない場合は、トランクルームに預ける方法をとってみませんか?宅配型収納サービス「カラエト」は、段ボールに入るサイズの小型家電なら預けることが可能です。
参考記事:トランクルームに家電は保管できる?預ける際の注意点とは
あるいは、衣類やレジャー用品などをカラエトに預けて、季節家電の収納スペースをつくるのもいいかもしれませんね。段ボール2箱分のスペースが月1,000円で貴重なスペースを確保できるのはかなり助かると思いますよ。