洋服の正しいたたみ方を知って、収納達人になろう
クローゼット収納で収納ケースを使う場合に大切なのは洋服のたたみ方としまい方です。
きちんとたたまれていないと、洋服を取り出したとたんに収納ケースの中の洋服が崩れてしまいます。
ですが、正しいたたみ方をしていれば、崩れる心配はありません。洋服収納がコンパクトになり、パッと見ただけで取り出せるといったメリットだらけです。
そこで今回は、クローゼット収納に適した洋服のたたみ方と収納方法を紹介します。
【たたみ方のポイント】収納グッズの大きさに合わせてたたむ
洋服をたたむときに大事なのは、最終的にたたまれた状態のサイズ感。
引き出しや収納ケースに合わせてぴったりになるように、幅や高さを調整してたたむのがベストです。
ジャストサイズで洋服がたたまれていれば、ムダなスペースができません。ムダがなければ、洋服が崩れるのを防げます。
収納ケースや引き出しごとに、TシャツはTシャツ、セーターはセーターといった感じで、同じ種類の洋服を「立てる収納」にして並べていきます。
種類別の洋服のたたみ方
洋服は種類によってたたみ方が少しずつ違います。どの洋服にも共通しているポイントは、たたんだ形が「長方形」になること。長方形を意識するとキレイにたためるようになります。
では、それぞれのたたみ方を説明していきましょう。
1. Tシャツ・ポロシャツ類
Tシャツはもっともオーソドックスなたたみ方です。
①左右から3分の1に折る。
②袖を後ろに折り込む。
③(収納の高さに合わせて)襟が見えるように四つ折りまたは三つ折りにする。丸めてもよい。完成!
2.タンクトップ・キャミソール
タンクトップやキャミソールのたたみ方のポイントは肩の部分の処理です。
①肩の部分と裾の部分を合わせるように半分に折る。
②真ん中から縦半分または左右から3分の1に折る(画像は3分の1)。
③上下から3等分に折る。完成!
3.セーター・トレーナー
セーターやトレーナーは厚手なので、細かく折り込むことはできません。
①後ろ向きに左右の袖を折り込む
②(収納の高さに合わせて)半分に折る、または三つ折りにする。丸めてもよい。完成!
4. タートルネック・パーカー
タートルネックはタートル部分、パーカーはフードの部分をきちんと折り込めるかどうかがポイントです。
①後ろ向きに袖と身頃を折る
②タートル・フード部分を折り込む
③(収納の高さに合わせて)上下に三つ折りか四つ折りにする。完成!
5. スカート
スカートのたたみ方のポイントは裾の処理です。
①縦半分に折る
②裾の広がった部分だけ折る(長方形にするイメージで)
③ウェスト部分から縦に折り込んでいく。丸めてもよい。
完成!
6. パンツ類
パンツ類のたたみ方のポイントは股部分の出っ張りをどう折り込むかです。
①縦半分に折る
②出っ張った部分を折り込む(長方形にするイメージで)
③(収納の高さに合わせて)ウエスト部分から三つ折りか四つ折りにする。丸めてもよい。
完成!
参考記事:パンツの正しい保管方法とシワなく収納できるたたみ方を紹介します
たたんだ洋服の収納方法
たたんだ洋服は「立てる収納」にして収納ケースや引き出しにしまうのが、もっとも分かりやすい収納方法です。輪になる部分(折山)を上にして、立てて並べると美しく見えます。
洗濯し終わった洋服を収納するときは引き出しの1番奥に入れてください。洋服を偏りなく着回せるようにするためです。いつまでも手前にある洋服は、ずっと着ていないと判断できるので処分の対象にしやすくなります。
洋服を取り出すときにほかの洋服が崩れないようにするためには、ブックエンドのような仕切りを入れておくといいでしょう。安定感が増します。小さめにたたまれた洋服は、カゴでまとめるとごちゃごちゃしません。
入れる方向は左右半分に分けて縦に並べていくパターンと奥と手前で半分に分けて横に並べていくパターンがあります。出し入れするときのクセや収納ケースの形・サイズなどによって使いやすさが変わるので、どちらのパターンが適切か自分で試してみてくださいね。
崩れやすい素材の洋服はどうすればいいの?
洋服によってはセオリーどおりにたたむと崩れてしまうものもあります。
崩れやすい素材の洋服はなるべくコンパクトにたたむのがコツ。小さくたたまれていれば崩れにくくなります。
また、たたんだあとに端を「入れ込む」と型崩れを防げます。
それでも崩れてしまうのであれば、たたんで収納するには不向きな素材だということ。たたむのを諦めてハンガー収納にしましょう。
参考記事:クローゼット収納はハンガーで決まる!整理収納のプロおすすめのハンガーを紹介
洋服のたたみ方のコツを覚えて収納ストレスを減らそう
洋服をたたむのは面倒ですよね。でも、コツさえ覚えてしまえばややこしく感じなくなってきます。
洋服のたたみ方のポイントは、収納に合わせた幅と高さにたたむこと。形は長方形が理想です。
とはいえ、ハンガーに吊るしたほうが断然ラクですから、無理にたたんで収納しようとする必要はありません。
きちんとたたまれた洋服を見るのは気持ちのいいもの。
ぜひコツを覚えて、スッキリしたクローゼット収納をめざしてくださいね。
参考記事:クローゼット収納をスッキリさせれば、もう洋服選びに悩まない
キレイにたたんでも洋服が多すぎたら、さすがに収納ケースに入りきれません。ぎゅうぎゅうに詰め込まれた状態だと、洋服の傷みも早くなってしまいます。そんな場合は、宅配型収納サービス「カラエト」を利用してみませんか?CARAETOなら月額数百円で大切な洋服をしっかりと保管してくれます。