本や雑誌が捨てられない!本はどうやって収納すればいいの?
購入した本や雑誌は、なかなか捨てられないものです。なのに、どんどん増えてしまいます。
本の処分をためらっていると、本棚がいっぱいになり、棚の隙間に横倒しに入れてしまうことも…
本棚がぐちゃぐちゃで、どこに何の本を収納したのか分からない状況になっていませんか?
本の収納は思っている以上に厄介です。
そこで今回は、整理収納アドバイザーが本や雑誌の収納方法を解説します。積ん読を減らすコツも合わせて紹介しますので参考にしてくださいね。
本や雑誌を仕分けるコツ
モノを整理するときは、整理したいモノを全部出すのが基本です。本も同じように全部出してみましょう。本が多すぎて全部出せない場合は、棚ごとに仕分けても構いません。
ここで注意したいのは、本を仕分けるときに中身を読まないこと!ついつい懐かしくなって読み始めるとあっという間に時間が過ぎてしまいます。
仕分けるときは感情を挟まず、「読む本」か「読まない本」かを機械的に仕分けていくのがポイントです。
雑誌は、情報系の場合は読んだら早めに捨ててしまうのがおすすめ。定期的に購入している雑誌ならば、次の号が出たときに捨てると決めておくといいでしょう。どうしても残しておきたい情報があったら、必要な箇所だけコピーをとったりPDF化したりしておけば、あとから何度でも見返せます。
アート系の雑誌の場合でも、過去1年分、2年分などと保管期限を決めて処分したほうが本棚を圧迫しません。
読まない本や雑誌の処分方法は?
仕分けが終わったら、読まない本と雑誌を処分します。単純にゴミとして捨てるのは「もったいない」と思って捨てられないかもしれないので、処分方法もいくつかのパターンを考えておきましょう。
1. 買取業者やリサイクルに引き取ってもらう
まだキレイな状態の本や資料的価値のある本ならば、古書店やリサイクル店に持ち込むのがおすすめです。宅配買取業者に依頼して、本を送って査定してもらう方法もあります。
あまりに多くて持ち込みや発送が面倒だと感じるのであれば、買取業者に直接訪問してもらい、査定をお願いすることもできます。手ぎわよく梱包して持ち帰ってくれるので簡単です。ただし、高額の買取は期待できません。
雑誌は最新号ならば買い取ってくれる可能性が高いですが、古い雑誌は買取が厳しい場合が多いです。
2. フリマアプリで売る
メルカリやラクマなどのフリマアプリならば、自分の好きな金額に設定できるので、買取よりも高く売れる可能性があります。ただし時間がない人や発送の手間を面倒に感じる人には向いていないかもしれません。
それに必ずしも高く売れるとは限らないですし、売れ残るリスクもあります。売るならば、マンガや新刊本などの比較的売れやすい本を選んだほうがいいでしょう。
3. 寄付する
絵本や児童書ならば幼稚園や保育園、本ならば図書館に寄付することができます。とはいえ、キレイな状態の本でなければ受け付けてくれません。寄付をお断りしている園もあるので、必ず事前に相談してくださいね。
4. 捨てる
状態が悪く、ボロボロの本は潔く捨てましょう。資源ゴミとしてヒモでまとめて、回収日に出します。
ですが、ヒモでまとめて重い本や雑誌を運ぶ手間を考えたら、こまめに捨てていくほうがラクだと思います。
本を収納するコツ
手元に残した「読む」本を収納していきます。多少は本が増えると考えて、棚の幅いっぱいに収納はしません。
本の場合は、本棚に9割収納できるくらいが適正量と考えてください。洋服ほどスペースに余裕を持たせなくても大丈夫です。むしろ余裕がありすぎると、取り出すときに本が倒れてしまいます。スッと出し入れできるくらいの収納がちょうどいいでしょう。
もっとも重要なのは、「本棚に入る量しか本を持たない」と決めること。本を収納できるスペースは限られています。本を買うときは、読まなくなった本を手放すことを考えましょう。
購入する本を電子書籍にするのも「あり」です。読み終わったときに保管する価値を感じなければ、すぐに買取やフリマアプリで処分してしまえば本が増えません。
収納するコツは以下のとおりです。
- 本の高さをそろえて、デッドスペースを作らない
- ゆとりを持たせて、出し入れしやすくする
- 分類して、すぐ見つけられるようにする
- よく使う参考書やよく読む本は、本棚よりもデスク周りに
- 使用目的によって収納場所を変える(例:料理本はキッチンに)
- 読む人の身長に合わせた高さに収納する(例:絵本は低い位置にする)
本の収納に正解はありません。自分なりのルールを決めて、使いやすい収納にしてくださいね。
参考記事:漫画の保管はどうしてる?お気に入りの漫画のおすすめ保管方法!
本収納の見直し時は本のお手入れのチャンス!
本の収納を見直すときは軍手を使ってみてください。紙で手を切ってしまうことを防ぐだけでなく、本の上部を軍手でサッとなぞるだけでホコリを取り去ることができます。
積ん読本を減らすには?
積ん読本は、置きっぱなしにしておくと増える一方です。積ん読を減らすためには、とにかく読まなければなりません。
移動中の電車で読むことが多い場合は、バッグの中に読む本の定位置を作っておくこと。リビングや寝室で読書するならば、いつも読んでいる場所の近くに読みかけの本を置くスペースを確保しましょう。
本や雑誌の収納におすすめのアイテム
本や雑誌をスムーズに出し入れできるようにするためには収納アイテムをうまく使うことが大切です。本棚にすべて収納してしまうと読まなくなってしまう可能性があるので、手に取りやすい場所に分散させておくのがおすすめ。
では、本や雑誌を収納するときに役立つおすすめの収納アイテムを紹介します。
参考記事:雑誌の片付けのコツやおすすめの収納アイテムはこれだ!
1. カラーボックス
カラーボックスは、リビングや寝室、クローゼットなど場所を選ばず設置できるのでとても便利な収納アイテム。
もちろん本棚としても使えます。縦置きも横置きもできるので、部屋の広さに応じて使い分けが可能です。1段だけ本を収納して、ほかの段は別のモノを収納しても問題ありません。
一般的なカラーボックスの奥行きを考慮すると、雑誌やハンドメイドや料理本などの大きさがピッタリです。リビングに置いて、積ん読本を収納しておいてもいいですね。
2. ファイルボックス・ファイルスタンド
本や雑誌は色やデザインが目立つので、そのまま置いておくとごちゃごちゃして見えてしまいます。オープン棚に目立たないように収納するならば、ファイルボックスやファイルスタンドがおすすめです。
ただし、本の出し入れがしにくいのでよく読む本の収納には向いていません。
中身が分からなくなってしまうので、必ずラベリングをしておきましょう。
3. ブックエンド・ブックスタンド
本を取り出すとき、別の本が倒れてきてしまうことがありますよね。本が倒れた状態だと、本が曲がったり歪んだりしてしまうかもしれません。倒れないようにするために、ブックエンドやブックスタンドを使いましょう。
ブックエンドやブックスタンドは、本を分類する仕切りとしても役立ちます。出し入れしているうちに位置が変わってしまうのを防げます。定位置を決めやすくなるので便利です。
4. キャスター付きワゴン
図書館で借りてきた本や積ん読本を一時的に置いておくのに便利なのがキャスター付きワゴンです。自分が読みたい場所にワゴンごと移動できます。リビングや寝室などに本を置くスペースがない場合におすすめです。
自分に合った収納を見つけて、すぐに本が読める環境づくりを
読みたい本や雑誌は、ついつい買いたくなってしまうかもしれませんが、増えると収納が大変です。きちんと仕分けて、すぐに本が読めるような環境づくりをしていきましょう。
電子書籍にしたり、図書館を利用したりして、本を増やさない工夫をすることも大切です。
本であふれかえってしまわないうちに、本の収納を見直してみてくださいね。
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参考記事:捨てたくないけど置き場所がない……分厚い辞書に最適な保管場所
本を捨てずに手元に残しておけるので安心です。一定の期間を決めて、読まなかったら処分もできます。処分に迷う本のためのスペースを自宅に確保するのは大変なので、預けたほうがラクですよ。