衣替えは手早く簡単に!片付けのプロが教える洋服収納のコツ
季節の変わり目にやってくる衣替え。クローゼットが洋服であふれている人にとって、衣替えは面倒だなと感じませんか?
片付けが苦手だった筆者も、洋服が多すぎて衣替えを先延ばしにするタイプでした。ですが、整理収納アドバイザーとなってからは考え方が一転!
実は衣替えこそ、クローゼット収納を見直すチャンスだと気づいたのです。
そこで、ここでは片付け下手から脱出した整理収納アドバイザーが、洋服の見直し方と簡単に衣替えができるコツを教えます!
クローゼットがスッキリすれば、衣替えが簡単になるだけでなく、普段の洋服選びもラクになります。ぜひ参考にしてくださいね。
参考記事:クローゼット収納をスッキリさせれば、もう洋服選びに迷わない
衣替えを簡単にするには洋服の整理から
洋服が多ければ多いほど、衣替えは大変です。それが分かっていても、おしゃれを楽しみたいと思うと洋服は増えるばかり。
特に賃貸の一人暮らしだと、そもそも衣替えの洋服を収納するスペースがなく、衣替えしたくてもできない方もいるのではないでしょうか?
季節外の洋服がクローゼットに入っていると、着たい洋服を出し入れするのもひと苦労ですよね。片付いていないと、どんどんストレスが溜まります。
そこで提案したいのが衣替えのときに手持ちの洋服を整理することです。
1.不要な服を処分する
まずは、手持ちの洋服を本当に全部着ているのかを見直していきます。
洋服を全部出して、着る服と着ない服に分けます。
着ない服の基準は以下の3つです。
- 破れている、ヨレヨレ
- サイズが合わない、似合わない
- ずっと着ていない(流行遅れも含む)
できれば8割収納をめざして減らすとよいでしょう。
たとえ着ない服でも「捨てる」と考えると、どうしても罪悪感が生まれます。ですから、罪悪感で捨てられない方は「捨てる」以外で手放す方法を選びましょう。「もったいない」と思う気持ちが軽減されて、洋服を手放しやすくなります。
サイズが合わないけれどもキレイな服は「フリマアプリで売る」「買取業者に引き取ってもらう」方法を選んでみてはどうでしょうか?ブランド品でない限り高額で売れる可能性は低いですが、それでもちょっとしたお小遣いにはなるのでおすすめです。
「洋服の引き取りサービス」をしている店舗があります。たとえばユニクロは店内にリユースボックスが置かれています。そこに洋服を入れるだけ。ただしユニクロの製品しか受け付けてくれません。H&Mの「古着回収サービス」は、1袋につき500円の割引クーポンがもらえます。自社製品以外の洋服でもOKです。デパートでも特定のブランドで同様の「引き取りサービス」が期間限定でおこなわれています。
さらに「寄付する」方法もあります。「古着deワクチン」や「Brand Pledge」など洋服の寄付を受け付けている団体に申し込み、箱に詰めて送るだけ。クローゼットがスッキリするうえ、社会貢献までできるので満足度の高いシステムです。
2.洋服を仕分ける
不要な服を処分したら、次は着ると判断した服を仕分けていきます。
洋服の分け方は2種類。洋服を季節ごと、種類ごとに分けましょう。
<季節ごとに洋服を仕分ける>
日本は四季があるため、洋服も多彩です。以下の5パターンに分けます。
- 1年中着る服
- 真夏のみ着る服
- 真冬のみ着る服
- 春夏もの
- 秋冬もの
この5つに分けたら、さらに洋服の種類ごとに仕分けます。
- コート
- ジャケット
- セーター
- スカート
- パンツ
- ワンピースなど
細かく仕分けるのは面倒かもしれませんが、一気に見直しをしたほうが今後の衣替えがラクになります。
着る洋服を収納するときのコツ
仕分けが終わったら、1年中着る服と今の季節に着る服をクローゼットに収納していきます。
収納する前に、どこに何をしまうかを決めましょう。洋服を探さなくて済むために、定位置を決めるのはとても大切です。
定位置を決め方と収納するときのコツは、以下の7つ。
- 使用頻度の高い服はもっとも出し入れしやすい場所に収納する
- 1年中着る服は比較的出し入れしやすい場所に収納する
- 同じ種類の洋服はまとめる
- 種類ごとにまとめた洋服は身に着ける順番に並べて収納する
- ハンガーは同じものにそろえる
- 引き出し式収納ケースを使う場合、中のアイテム名を書いたラベルを貼る
- たたんでしまう洋服は、なるべく重ねずに立てる
8割収納まで洋服を減らしてあれば、洋服と洋服の間にすき間ができるのでシワになりにくく、出し入れも簡単です。
衣替えの洋服をしまうときのコツ
衣替えで季節外の洋服をしまうとき、大きな衣装ケースにバサッと入れていませんか?
大きなケースにひとまとめにできて便利に感じるかもしれませんが、洋服がしわになりやすくなってしまいます。実際に底にしまわれていた洋服はシワシワでアイロンが大変でした。
そこで考えたのが洋服の種類ごとに収納する方法です。収納ケースにスカートはスカート、カーディガンはカーディガンと種類ごとにまとめておいたので、次の衣替えが簡単でした。
一度に全部の衣替えができないときも種類ごとに少しずつ衣替えしていくことが可能。一気に衣替えするプレッシャーがなくなります。
収納ケースは、シワを防ぐために浅型のものを選ぶとよいでしょう。またホコリが入らないようフタつきがおすすめです。収納ケースは、収納場所のサイズをきちんと測り、ピッタリ収まるものを選んでくださいね。パッと見える位置に中身を書いたラベルを貼っておくとより分かりやすくて便利です。
洋服をしまい終えたら、防虫剤を1番上に置きます。
この方法に変えてからは、収納ケースに入るだけの洋服の数をキープしています。
以前は、セールだから可愛いからと何も考えずに購入していましたが、1枚増やすならその分手放せる洋服はあるだろうか?と考えてから購入するようになりました。
処分に迷う服はどうする?
あまり着ないけれども愛着があってどうしても処分できない服もありますよね。
捨ててしまってから後悔しても洋服は戻ってこないので、無理に処分する必要はありません。
あえて「保留ボックス」を作り、次のシーズンまで残しておきましょう。
次の衣替えのときに要不要を判断しても遅くはありません。時が経てば気持ちも変わっていきます。自分で納得できたうえで処分したかどうかが大切です。
季節の小物類の収納方法は?
冬物のマフラーや手袋、夏物のスカーフや手袋などの小物類も衣替えは必要です。小物類は、季節別・用途別にまとめておくとよいでしょう。
季節ものの小物は、小さめの収納ケースにまとめて入れておき、衣替えのときにケースを入れ替えるだけにすると簡単です。
まとめ
洋服収納のコツは、着る服だけを残すこと。着ない服を減らすだけで、衣替えは劇的にラクになります。
衣替えに使う収納ケースを大きなものでなく小分けにできる浅型に変えてみたら洋服が管理しやすくなりました。きちんと仕分けてしまっておけば、洋服が迷子になりません。衣替えも手早く簡単になるでしょう。
いくら洋服を減らしても、衣替え用の収納ケースや保留ボックスを置くスペースがない!とお悩みの方もいるかもしれませんね。そんな方には、衣替えのシーズンになったら宅配型収納サービスCARAETO(カラエト)のサービスを利用してみることをおすすめします。