スーツのベストな保管場所は?普段用と冠婚葬祭用スーツの収納方法を解説

宅配型収納サービス『カラエト(CARAETO)』が整理整頓術やお片付け術、収納術をお届けする本コラム。今回も耳寄りな情報をお届けします!
みなさんは、スーツをどのように保管していますか?めったにスーツを使わないという方でも、1着はスーツを持っているのではないでしょうか。
スーツは正しく保管しないと傷んでしまいやすい衣服のため保管方法が重要です。
今回は、普段用のスーツと冠婚葬祭用などの出番の少ないスーツ、それぞれの正しい保管方法と、スーツを保管するのに適した場所について詳しく解説します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
中でもアルマーニのスーツに特化した保管方法は「人気のアルマーニスーツをしっかり保管して長持ちさせるにはどうしたらいい?」で解説しています。気になる方はこちらもチェックしてください。
スーツをしっかり保管したほうがいい理由
スーツは、他の服よりも気を使って保管したほうが好ましい衣類。適切に保管すれば長持ちすることはもちろん、間違った保管をするとシワになりやすいことも理由のひとつです。
他にも以下のような理由から、きちんと保管することが望ましいでしょう。
- (1)虫食いなどの影響を受けやすいから
- (2)相手に悪い印象を与えかねないから
- (3)コストダウンにつながるから
スーツを着て帰宅し、その辺にポイッと放置している方は今日から改めてくださいね。
理由(1)虫食いなどの影響を受けやすいから
スーツの保管に気を使わなければいけない1つ目の理由は、スーツが他の衣類に比べて虫食いやカビの被害を受けやすいからです。スーツは繊細なものであり、合わない環境で保管するとスーツの寿命が短くなってしまいます。
保管環境が良くない場合、ほこりや汚れが付着している場所から生地が傷み、ほつれや穴あきが出ることも。一度傷んでしまうと傷みは広がっていき、修理のためにお金がかかってしまいます。
愛用のスーツにこのような被害が出ないようにするためにも、スーツは適した保管環境で保管しましょう。
理由(2)相手に悪い印象を与えかねないから
ビジネスの場では第一印象が重要。清潔さやハキハキとした口調が大事であることはよく言われていることですが、その中にはスーツから清潔感を感じられることも含まれます。
たとえば、クライアントとの初めての商談の場に、シワの深く入ったスーツを着て行ったらどうなるでしょうか?
おそらく好印象はもたれないでしょう。ビジネスを一緒に進めていけるのか不安を感じ、場合によっては商談がまとまらない可能性もあります。
クライアントや上司から「自己管理ができない人」という評価を受けないためにも、スーツの管理には気をつけていきましょう。
理由(3)コストダウンにつながるから
スーツの保管に気を使うべき3つ目の理由は、費用の節約につながるからです。
スーツは大衆向けに売られているものでも安いものではなく、オーダーメイド品であればより高価。正しい保管方法で保管せずに傷めてしまい、スーツを新調することになったら大きな出費になります。
多く場合、スーツの購入代金は自己負担。会社は負担してくれないため、家計を圧迫することになります。
スーツはきちんと保管しておけば長く着られるもの。スーツを買う費用を、好きなことや家族との思い出づくりなど別のことに使えたら嬉しいですよね。
無駄な出費を防ぐためにも適切な保管環境を意識しましょう。
スーツを保管する正しい方法とは?保管のポイント
スーツを正しい方法で保管するのは決して難しいことではありません。ちょっとしたポイントを抑えるだけでOK。
ここからは、普段用のスーツと冠婚葬祭用や普段スーツを着ない方のスーツなど出番の少ないスーツに分けて、保管のポイントを解説していきましょう。
スーツ収納におすすめのアイテムなどは「できるだけ長持させたい!スーツの正しい収納方法」の記事でご紹介しています。興味のある方はこちらの記事もチェックしてくださいね。
普段用スーツを保管する場合の3つのポイント
まずは、普段仕事などへ行くときに着るスーツを保管する際の注意点です。普段用のスーツの場合は、次の3点に気をつけて保管しましょう。
- (1)厚みのあるハンガーを使う
- (2)帰宅したらブラッシングする
- (3)風通しのいい場所に保管する
どれも難しいことではないので安心してくださいね。
(1)厚みのあるハンガーを使う
普段のスーツを保管する際の1つ目のポイントは、厚みのあるハンガーを使うことです。
仕事でスーツを着用しているという方は、3着ほどのスーツを持っているでしょう。普段用のスーツは型崩れしないように厚みのあるハンガーにかけて、クローゼットやタンスに保管してください。
クリーニング店などでもらえたり、安く手に入る針金製のハンガーは避けたほうが無難。
針金のように細い素材のハンガーはスーツの重みに耐えることが難しく、だんだんハンガー自体の形状が崩れるからです。また、細いために跡がつきやすく、スーツの肩だけが尖ってしまったり、鎖骨のあたりが飛び出した状態で計上記憶してしまう可能性があります。
木製やプラスチック製の幅が広いハンガーを使いましょう。
(2)帰宅したらブラッシングする
普段のスーツを保管する際の2つ目のポイントは、ブラッシングです。
スーツには、ほこりや汚れ、皮脂などが必ず付着します。これらをそのままにしておくと傷みやすくなってしまうため、ブラシを使って毎日落とすようにしましょう。
スーツ用のブラシを選べば適切な硬さになっているため、誤ってスーツを傷めてしまうこともありません。ブラシは馬の毛など天然素材で作られたものを選ぶといいでしょう。
ブラッシングのやり方は、肩側から下方向へ流すよう滑らせるようにします。帰宅してすぐのタイミングや、忙しければ週末など週に一度でもいいので、ブラッシングの習慣を取り入れるのがおすすめ。
簡単なブラッシングをするだけで、汚れが落とせるだけでなく、シワを伸ばす効果も期待できます。スーツの状態をより良くキープできるのでやらない手はないですよね。
(3)風通しのいい場所に保管する
普段のスーツを保管する際の3つ目のポイントは、風通しを良くすることです。
先ほどもお伝えしたように、カビや虫食いの被害を受けやすいスーツ。カビや虫は湿気が多い環境で繁殖しやすいので、風通しを良くすることで発生を抑える効果が期待できます。
クローゼットで保管している場合には、定期的に陰干しをおこない、乾燥材や防湿剤をクローゼットの中に入れておくといいでしょう。収納ケースや衣装ケースに入れている場合には、定期的に取り出して陰干ししてください。
風通しする際には必ず直射日光を避けることを忘れずに。強い日光に当ててしまうとスーツを傷める可能性があります。太陽の光が直接当たらないような場所を選びましょう。
長期間使用しない冠婚葬祭用スーツを保管する場合のポイント
続いて、冠婚葬祭用や、普段仕事で着ない方のスーツを保管する際の注意点をご紹介します。長期間使用しないスーツの場合は、次の3点に気をつけて保管しましょう。
- (1)保管前にクリーニングする
- (2)ビニール袋のまま保管はNG
- (3)定期的に収納場所から出して風を通す
着ないからといってしまい込んだままではいけません。たまにクローゼットから出してあげてくださいね。
(1)保管前にクリーニングする
仕事でスーツを着ない方や冠婚葬祭用のスーツは、めったに着ることがないスーツです。こういったスーツはクリーニングをしてから保管するようにしましょう。
クリーニングに出す理由は、ブラッシングでは落としきれない汚れを落とすためです。長期間保管することになるので、汚れが付着していたらそこから傷んでしまいます。目に見えない汗が染み込んだり、汚れがついたままだとシミの原因になることも。
長期間保管するスーツは、使用後に必ずクリーニングに出すようにしましょう。
(2)ビニール袋のまま保管はNG
クリーニングから戻ってきた状態のままクローゼットに保管する人がいますが、それは間違いです。必ずビニールを外してください。
ビニールの内部には熱がこもりやすく、通気性も悪いです。ビニールを付けたまま保管すると、ビニール内部は高温多湿の環境になっていまい、カビや虫が繁殖しやすくなってしまいます。
長期間保管するスーツの場合には、保管カバーを使用するのがおすすめ。不織布でできた保管カバーなら通気性もあり、カビや虫からスーツを守ってくれます。
(3)定期的に収納場所から出して風を通す
長期間保管するスーツの場合でも、定期的に風通しを良くするようにしてください。クローゼットで保管する場合は、防虫剤や乾燥材を活用するとより安全にスーツを保管できます。
普段使いのスーツと同じように、直射日光は避け、スーツの中の空気を入れ替えるようなイメージで陰干ししましょう。
スーツの保管に適した場所とは?
ここまでお伝えしてきた通り、スーツの保管に適している環境は以下の条件の場所です。
- 風通しがいい
- 高温多湿ではない
- 直射日光が当たらない
高温多湿になってしまうと、スーツにとって天敵であるカビや虫食いの被害に遭う可能性があります。また、色あせ防止の為に直射日光が当たらない場所であることも重要です。
家の中の限られた収納スペースでは、条件に合う保管場所を見つけるのが難しいかもしれません。普段はクローゼットに収納していても、週末など定期的にクローゼットから出し、風を通すだけでも◎。
また、普段からブラッシングをしたり、数着を着回して“スーツを休ませる日”を作ることも長持ちさせることに繋がります。まずは日常のお手入れ方法を見直してみましょう。
スーツの保管にはトランクルームが便利な理由
スーツの保管は、もちろん家のクローゼットでおこなうことも可能です。しかし、よりスーツの保管に向いている場所としておすすめなのがトランクルーム。
意外に感じる方も多いかもしれませんが、近年は空調設備がしっかりしているトランクルームが増えています。スーツの保管環境として適しているトランクルームであれば、スーツを傷めることなく保管することが可能です。
自宅のクローゼットに洋服が溢れかえっている方にこそ、トランクルームでの保管が向いています。ぎゅうぎゅうに詰め込まれたクローゼットでは通気性が悪く、スーツ以外の服も傷める可能性があるからです。
めったに使わない洋服やスーツだけをトランクルームで保管するだけでも、家のクローゼットをかなりすっきりさせることができます。
トランクルームで保管するほうが保管環境としては間違いなくいいですし、スーツを新調することに比べれば値段もそれほど高くはありません。大切なスーツをしっかり保管するためにも、トランクルームの利用がおすすめです。
宅配型トランクルーム「カラエト(CARAETO)」では、月額240円から利用できます。スーツ1着など少ないアイテムでも預けることができるため、こういったサービスを利用してスッキリさせましょう。
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まとめ
スーツを長持ちさせるためには、正しい方法で保管することが重要です。スーツは虫食いやカビの被害を受けやすいため、カビや虫が繁殖しやすい高温多湿の環境で保管してはいけません。
家のクローゼットなどでは適度な温度・湿度で保管するのが難しいため、使用頻度の低いスーツの保管にはトランクルームを使用することをおすすめ。
空調設備が整っているトランクルームならではスーツに合った環境で保管できるので、長く着続けることができるでしょう。ぜひ検討してみてくださいね。