集荷・配送サービスのあるトランクルームの魅力とは?特徴とサービスの選び方

近年、街中でもよく見かけるトランクルーム。どのようなサービスなのか気になっている方も多いのではないでしょうか。
一般的なトランクルームは、屋外のコンテナなどに個人または法人の荷物を預けられるサービスですが、最近はトランクルームの業態も多様化してきています。
この記事では、自宅に集荷・配送してくれる宅配型トランクルームをピックアップ。その魅力をご紹介し、各社のサービスを比較していきます。
トランクルームユーザーが利用したきっかけが気になる方は「狭い部屋には物が多い! 解決策はトランクルームに荷物を預けること」の記事をチェックしてくださいね。
宅配型トランクルームと一般的なトランクルームの違いとは?
まずは、トランクルームに配送してくれる宅配型トランクルームと、一般的なトランクルムそれぞれの概要を解説します。
一般的なトランクルームと宅配型トランクルームは、保管環境が違うため預けるのに適した荷物が違うので注意しましょう。ご自身の預けたいものに合わせたサービスを選んでくださいね。
一般的なトランクルームの特徴
一般的なトランクルームは、屋内型と屋外型の2種類があります。どちらの場合でも、荷物を預けたり取り出したりする際は自力で現地(トランクルーム所在地)まで行く必要があり、ほとんどの人が車で荷物を搬出入します。
荷物を保管する場所も屋内であったり、屋外であったり業者によってさまざまです。屋外の場合はコンテナを収納場所として使います。屋内型の場合は仕切られた個室を使い、すぐ隣は他の利用者のスペースです。
屋外のトランクルームでは、自分で荷物を搬出入する条件で大型の家具や電化製品を預けられることがあります。しかし、空調や湿気対策はなされていないため高温多湿になりやすく、預ける品物を慎重に選ぶ必要があります。
出入庫は自由にできるトランクルームが多いですが、中には時間が決められていることも。営業時間内しか出入庫ができないと、すぐに出したいものがあっても対応できません。計画的に荷物の出し入れをする必要があります。
宅配型トランクルームの特徴
宅配型トランクルームは、その名の通り、宅配便を使って荷物を出し入れするトランクルームです。段ボール1箱から預けることができるサービスが多く、一般的なトランクルームより費用面でもメリットがあります。
一方で、預けられる大きさがある程度決まっており、基本的には段ボールに入るものしか預けられません。大型の家具や電化製品などは対象外なので注意が必要です。
ウェブやアプリ、電話で依頼するだけで自宅まで荷物を引き取りに来てくれたり、預けた荷物を自宅まで配送してくれたりするサービスを展開しているのが大きな特徴。トランクルームに出向くことなく手続きできるので、忙しい方にはぴったりです。
また、荷物を保管する場所は主に屋内なので、空調、セキュリティ、清掃などが行き届いているため、衣類や書類、アルバムなど大切なものでも安心して保管できます。
集荷・配送サービスのメリット・デメリット
配送サービスを行っている宅配型トランクルームにも、メリット・デメリットがあります。ご自身の使い方に合ったサービスかどうか、チェックしておきましょう。
配送サービスのあるトランクルームのメリット
まずは配送サービスある宅配型トランクルームのメリットから見ていきます。配送サービスのメリットは主に次の5つです。
- 1.自宅に居ながらにして荷物の出し入れができる
- 2.空調などの保管環境が整っている
- 3.セキュリティが万全
- 4.細かいアイテムを安く預けられる
- 5.基本的に全国どこでも利用できる
1.自宅に居ながらにして荷物の出し入れができる
配送サービスのあるトランクルームを利用するメリットの1つ目は、自宅に居ながらにして荷物の出し入れができることです。
宅配型トランクサービスは荷物の出し入れに配送サービスを利用。そのため、一般的なトランクルームを利用する際に生じる以下のような問題が解決できます。
- 車を所持していない
- 何らかの理由で運転ができない
- 搬出入できる距離にトランクルームがない
荷物の出し入れがWEBやアプリ、電話で申し込めて、自宅に居ながら荷物の受け渡しができるのは、忙しい人の多い現代のニーズにマッチしているといえるでしょう。
2.空調などの保管環境が整っている
宅配型トランクルームを使う2つ目のメリットは、空調などの設備があり、保管環境が整っていることです。
宅配型トランクルームは屋内の倉庫で利用者の荷物を預かります。屋外コンテナと違い、雨や風が吹き込んだり、湿気によってカビが発生するといったことがありません。
自宅で保管するよりもトランクルームのほうが保管環境がいいため、大切なものを安心して預けられます。利用者の中には年に一度しか使わない五月人形や雛人形を預けている人もいるのだとか。
>>五月人形の保管方法はこちらの記事をチェック!
3.セキュリティが万全
配送サービスのあるトランクルームを利用するメリットの3つ目は、セキュリティが万全であることです。
屋外型のトランクルームには、セキュリティロックが1種類であったり、敷地内に複数の利用者が出入り可能なケースなどがあり、セキュリティに不安要素があることも。
一方、宅配型トランクルームの保管施設では、基本的にスタッフが常駐、利用者の荷物の管理もおこなうため、部外者が施設内に立ち入ることがありません。各種監視カメラや電子セキュリティシステムなど、防犯対策に万全を期している業者が多いです。
大事にしているコレクション品や思い出の品を安全に守ることができます。
>>子どもの作品の保管方法に迷ったらこちらの記事がオススメ!
4.細かいアイテムを安く預けられる
宅配型トランクルームを使う4つ目のメリットは、細かいアイテムを安く預けられることです。
一般的なトランクルームでは、小さな荷物を預けたとしても借りているスペース分の料金が発生します。たとえば、大きなコンテナに小さな段ボール箱1つしか預けない場合でも、料金は1コンテナ分。小さなものを預けると割高になってしまいます。
一方、配送サービスのあるトランクルームなら、集荷・配送ができるダンボールなどの箱による料金設定が基本。箱の大きさや個数に合わせて細かく価格設定されています。
ただし、業者によって料金設定は違うので、使用目的に合った業者を選ぶ事が大切です。
5.基本的に全国どこでも利用できる
配送サービスのあるトランクルームを利用するメリットの5つ目は、基本的に全国どこにいても利用できることです。
一般的なトランクルームでは、自分で荷物を出し入れするのが基本。そのため、自宅や職場から通える範囲でしか選ぶことができません。
しかし、配送サービスのあるトランクルームなら倉庫に出向く必要がないので、基本的には全国どこからでも荷物を預けることが可能です。手元のスマホから出庫手続きをすれば、数日のうちに手元に届きます。
ただし、中にはエリアを限定している宅配型トランクルームもありますので、契約前によく確認してくださいね。
集荷・配送サービスのあるトランクルームのデメリット
続いて配送サービスのデメリットについて以下の2つを紹介します。
- 1.欲しくなったその日に荷物を取り出すことができない
- 2.大型の荷物を預けることができない
1.欲しくなったその日に荷物を取り出すことができない
1つ目のデメリットは、欲しくなったその日に荷物を出せないことです。
配送サービスでの取り出しという性質上、荷物の集荷・配送を申し込んでから手元に届くまでに時間がかかることがあります。最短で翌日配送が可能ですが、エリアによっては2~3日要することも。
急に必要になって慌てるような荷物は避けて利用しましょう。
2.大型の荷物を預けることができない
2つ目のデメリットは、大型の荷物を預けられないことです。
たとえば、家財道具(タンスや冷蔵庫)など大型のアイテムは通常の宅配便では運べないため、配送サービスのある宅配型トランクルームには預けられません。宅配型トランクルームに預けられるのは段ボールに入る大きさ・量に限られます。
ただし、業者によっては段ボールに入らなくても預けられる場合もありますので、業者ごとの違いをよく確認してみましょう。
宅配型トランクルームを選ぶ際に確認しておく3つのポイント
忙しい人や近くにトランクルームのない人にとって、とても使い勝手のいい宅配型トランクルーム。業者選びでは次の3つについて確認しておきましょう。
- 保管環境が整っているか
- セキュリティ体制がきちんとしているか
- 出し入れに制限がないか
どれも、大切なものを預けるためには欠かせないチェックポイント。利用を始めてから後悔することがないように、事前にしっかりと調べましょうね。
保管環境が整っているか
1つ目のチェックポイントは、トランクルーム内の保管環境が整っているかどうかです。
宅配型トランクルームの場合、一般的なトランクルームと違って実際に中を見ることができません。そのため、業者のサイトをしっかりと確認し、内部の環境を確認しておきましょう。
また、クチコミを調べてみるのも有効です。預けた荷物が傷んだというコメントがあったら、より注意深く調べたほうがいいかもしれません。
セキュリティ体制がきちんとしているか
2つ目のチェックポイントは、セキュリティ体制がしっかりしているかどうかです。
保管環境と同じくらい大切なのが“物を安全に保管できるか”でしょう。業者のサービス紹介ページでセキュリティ体制について言及されている箇所があれば確認し、なければ直接問い合わせてみるのも◎。
他の利用者が入る可能性があるのかどうかや、万が一の際の補償なども確認しておきましょう。
出し入れに制限がないか
3つ目のチェックポイントは、出し入れに制限がないかどうかです。
多くの宅配型トランクルームでは出し入れに制限がなく、24時間365日いつでも荷物を取り出す手続きができます。しかし、業者によっては営業時間内しか手続きができなかったり、預けてから何日以上経った荷物しか出せないといった制限のあるところも。
利用規約をよく確認して選びましょうね。
集荷・配送サービスのあるトランクルームサービス比較
ここからは、配送トランクルームサービスの比較をしていきます。会社によって配送サービスの内容が異なるため、気になるところがあればぜひチェックしてみてください。ここでは以下のサービスをご紹介します。
- カラエト(CARAETO)
- 宅トラ
- エアトランク
CARAETO
株式会社トランクが運営する「カラエト(CARAETO)」は、ダンボール1個からカンタンに預けられる宅配型のトランクルームです。
月額料金の安さも大きな特長。自宅のクローゼットのような感覚で気軽に預けられるため、収納スペースの少ない家庭や一人暮らしの世帯に人気があります。
荷物の集荷・配送手続がアプリの簡単操作で完了することも人気の一つ。忙しい人の多い現代のニーズに合わせたサービスを多数展開しています。
しかも集荷・配送共に全国で対応しているので居住地域を限定することなく利用できるため、全国どこからでも荷物の預け入れが可能です。
【段ボール1箱の場合】
- 初期費用:0円
- 月額料金:240円(ダンボール1個につき)
- 取り出し料:800円
宅トラ
宅トラはクロネコヤマトが手掛けているトランクルーム。
宅配型トランクルームの中では、比較的大きなものでも預けることができるサービスです。そのため、料金も宅配型トランクルームの中では高めの設定となっています。
宅トラでは、自宅以外の場所で集荷したり、自宅以外の場所へ配送が可能。たとえば、ゴルフセットを預けた場合には、ゴルフ場に手ぶらで行き、現地でゴルフセットを受け取る→帰りにまた預けて手ぶらで帰るということが可能になります。
【ちびトラ(段ボール3箱)の場合】
- 初期費用:4,500円+900円×3(段ボール代)
- 月額料金:1,480円(ただし保管は最低6か月~)円
- 取り出し料(配送料):1,500円
エアトランク
エアトランクはハンガーのまましまうことができるのがメリット。普段着ない冠婚葬祭用の服やシーズンオフの服を預けておくことができます。
「ライトプラン」、「スタンダードプラン」、「ファミリープラン」の3つのプランが用意されており、預ける荷物の量によって最適なプランを選択できるのも特徴です。
ただし、配送エリアは一部地域のみに限定されています。自宅の地域がエリアに入っているか、よく確認してみましょう。
【0.2畳の場合】
- 初期費用:0円
- 月額料金:5,800円
- 取り出し料:0円(配送個数上限は月30個)
まとめ
配送サービスのある宅配型トランクルームは、小さなものでも気軽な金額で預けることが可能なサービスです。
宅配型トランクルームの中でも「カラエト(CARAETO)」なら初期費用や月額も安く、自宅のクローゼットのような感覚で使えるのでオススメです。
自宅に居ながら収納しきれない荷物が簡単に保管できる宅配型トランクルーム。上手に利用してスッキリ快適な暮らしを実現してみてはいかがですか?