マフラーのシーズンオフ収納は、ちょっとしたお手入れで完璧保管

マフラーは、単に暖かさを得るだけでなく、冬のファッションを彩るアイテムのひとつです。アクリル、ウール、ファー、カシミヤ、手編み……と、素材やデザインもさまざま。お気に入りのマフラーはきちんとケアして長く愛用したいものです。
そこで今回は、整理収納アドバイザーの藤野ことさんに監修していただき、マフラーの正しい保管方法やケアの仕方、おすすめの保管場所についてまとめました。
参考記事:シーズンオフのブーツの収納と正しい保管方法でカビや劣化を防ぐ
マフラーの保管方法で注意するポイントとは
マフラーは、きちんと保管しないと次のシーズンまでに傷んでしまうかもしれません。
マフラーが傷んでしまう主な原因は、次の3つです。
原因1:虫食い
虫食いはマフラーの汚れが要因。保管前にきちんと汚れを落とさないと、虫が好むエサをつけたまま放置するのと同じ状態になってしまいます。
原因2:シミ・カビ
湿気は気づかないうちにシミを作り出します。場合によっては、カビが発生してしまうことも。また、汚れもシミの原因になります。
原因3:ニオイ
湿気は雑菌の繁殖を促す原因になるだけではなく、嫌なニオイの発生にもつながります。クローゼットから出したマフラーがなんとなく変なニオイがする時は湿気が原因のことが多いです。
顔回りの近く巻くアイテムですから、健康面や衛生面からも清潔に保管するようにしましょう。
マフラーの正しいケア・保管方法とは
マフラーの保管で失敗しがちな、虫食い、シミ、カビ、ニオイについては、それぞれきちんと対策をおこなえば防げます。マフラーの素材によって、お手入れのポイントが異なるため、お気に入りのマフラーは素材を確認してからケアしましょう。
お手入れポイント1.毎日のケアが大切
マフラーは、着用シーズンに毎日簡単なお手入れをすることが大切です。特にカシミアなど高級素材のマフラーは、水洗いに向いていません。日々のケアをすることで良い状態を保てます。
・優しくブラッシングする
帰宅後に、ブラシを優しくかけて汚れを落としましょう。繊維や毛並みに沿ってブラシをかけることで、細かい汚れまできちんと落とせます。
・しっかり乾燥させる
マフラーの着用後は、しっかり乾かすようにしましょう。マフラーは顔に近い位置にある分、呼気などから常に湿気を含みやすいアイテムです。しっかりと乾燥させて使い続けることで、嫌なニオイの発生を防げます。しばらく使わない時には2日間ほど陰干しすると効果的です。
お手入れポイント2.マフラーを洗濯する
まずはマフラーについている洗濯表示タグを見てみましょう。それぞれの素材に合った洗濯方法が記載されています。
・アクリルなどの手軽に洗濯できるマフラー
アクリルなどの素材は洗濯機にそのまま入れて洗えるものもありますが、型崩れや傷みを避けるため、ネットに入れてから洗濯することをおすすめします。
・カシミアやウールなど繊細な素材のマフラー
カシミアやウールなど高級素材のマフラーは、洗濯機の使用ができない場合がほとんどです。繊細なケアが必要なマフラーは、ぬるま湯をはった洗面器で、おしゃれ着用洗剤を使って優しく手洗いしましょう。
乾かす際は、タオルにはさんで少しずつ水気をとっていきます。縮む原因になるので乾燥機の使用は厳禁です。
・マフラーを干す時のポイント
マフラーを干す際は、できるだけ型崩れしないように注意が必要です。
おすすめはハンガーを使ったM字干し。物干しやハンガーにふたつ折りにして干すと、一ヶ所に負担が集中し、型崩れの原因になってしまいます。ハンガーや物干しを複数活用して、できるだけ負担を分散させながら干しましょう。
マフラーの保管方法
シーズンが終わりマフラーを次の冬まで保管する時には、汚れをとってきれいにし、しっかりと乾燥させることが大切です
マフラーの保管でおすすめなのは密閉して防虫剤を入れる方法です。この方法なら、湿気のたまりやすいクローゼットや押し入れに保管しても安心。虫食いやシミの発生も防げます。
ただし、密閉できるケースには、あまりぎゅうぎゅうに詰め込みすぎないようにしましょう。負荷がかかる状態で保管し続けると、きつい折り目や型崩れの原因になってしまいます。優しくクルクルと巻いて、ふんわり入れておくのがおすすめです。
また、オフシーズンでも時にはケースを開けたり、保管場所の扉を開いたりして風通しをよくすると、湿気対策に効果的です。
ちなみに、クリーニング店から戻ってきたマフラーをビニールに入れたままにしておくのはNG。ホコリの付着は防げても、湿気がたまりカビが発生しやすくなるので注意しましょう。
マフラーの保管に最適なサービスとは
マフラーは意外とかさばります。そもそも冬物アイテムはかなりの保管スペースが必要で、自宅での保管が難しいこともあるでしょう。そのような時は、マフラーの保管場所に適した環境で保管できるサービスを探すのもひとつの方法です。
クリーニング店がおこなっている保管サービスに預ける
クリーニング店では、クリーニング後に商品をそのまま保管してくれるサービスが増えています。衣替えの際にまとめてクリーニングに出す人に便利なサービスです。
トランクルームに預ける
トランクルームを第2のクローゼットとして利用する方法があります。クリーニング店の保管サービスでは費用が心配という人も、トランクルームなら手頃な料金から利用可能です。
トランクルームではマフラーだけでなく、冬物衣類やしばらく使わないモノなどをまとめて保管できます。自宅の収納スペースに悩んでいる人も、上手に活用するといいでしょう。
マフラーの保管におすすめのトランクルームとは
マフラーの保管は、湿気や虫食いから守れる環境が大切です。
たとえば屋外コンテナ型のトランクルームは、空調や湿気対策が不十分なためマフラーの保管に適していません。トランクルームを選ぶ際には、 空調完備で湿気対策が万全のトランクルームを探しましょう。
参考記事:トランクルーム5社、徹底比較!宅配型トランクルームとは?
例えば、屋内に保管倉庫を持つ宅配型トランクルームの「カラエト」は、季節を問わず一定の湿度対策をおこなえる空調設備が備わっています。しかも140サイズの段ボールひと箱分で月額500円と、お財布にも優しい料金設定!マフラーだけでなく、冬物一式をまとめて預けるにも十分な容量です。
宅配型のため荷物の運搬は一切不要で、預け入れから取り出しまで自宅で全ておこなえます。使いたいときにも、すぐに配送してもらえるので便利です。
預けたアイテムは、アプリでおしゃれにアルバム管理ができる点もポイント。たくさんのアイテムも、手元のスマホでスマートに管理できてお部屋もきれいに整理できます。
>>集荷、配送付きトランクルーム「カラエト」が気になる方はこちら
マフラーに適した環境で保管し、トラブルを防ごう
マフラーや衣類などは適した環境で保管することで、トラブルから守り大事なアイテムをきれいに保てます。
さらに、トランクルームを上手に利用すると、自宅の収納をスッキリさせることができ、ゆとりのある生活空間が実現可能です。自分にあったトランクルームを見つけて、賢く活用してくださいね。