トランクルームの月額料金、相場値段と安く抑える5つのポイント
普段あまり使用しないものや、家の中に収まりきらないものを収納する際に便利なトランクルーム。使ってみたいと興味はわくものの、不安なのがやはり料金です。
いざ使ってみても、情報不足で予想外の費用がかかってしまう、なんてことも。
そこで今回は、トランクルームを使用する際にかかる料金と、知っておきたい安く抑えるポイントについてご紹介します。
トランクルームの初期費用と月額の相場
トランクルームを借りる際は月額費用だけに目がいきがちですが、初期費用が必要になる場合もあります。初期費用は、キャンペーンやそれぞれの業者によって料金が発生するものとそうでないものがあるため、初期費用をあらかじめ確認しておくことが大切です。
初期費用としてかかるもの
初期費用としてかかる可能性があるのは、以下の通りです。
- 使用料
契約するトランクルームの月額使用料の1~3か月分を支払います。これは、ほとんどのトランクルームで必要な費用です。
- 管理費
共有スペースの整備などに充てられる費用です。
- 鍵代
屋内型トランクルームや屋外コンテナ型トランクルームの場合に発生します。南京錠やカードキーなど鍵の形態は様々ですが、前の使用者と同じ鍵を使うことはできないため、交換するための鍵代が発生することもあります。
- 保証料など
万が一の料金滞納に備えて、保証会社に加盟するための費用です。
- 事務手数料
トランクルームの使用にかかわる事務処理の経費です。
タイプ別の初期費用の相場
初期費用は業者により大きく異なるため、相場が分かりにくいのが難点です。管理費や事務手数料、使用料など一切かからない点をアピールしているところも多い一方で、それぞれの費用が発生するところもあります。
屋外コンテナ型、屋内型のトランクルーム
屋外コンテナ型、屋内型ともに、初期費用の相場は月額使用料2~4か月分程度と言われています。これは、あくまでも目安で、リーズナブルな場合も多いです。ただし、思わぬ初期費用がかかって残念な思いをすることのないよう、事前に確認しておきましょう。
参考:トランクルーム5社、徹底比較!宅配型トランクルームとは?
宅配型トランクルーム
宅配型トランクルームとは、送られてきたダンボールに預けたい荷物を入れて、配送業者が集荷、そのまま外部の倉庫に保管する宅配型のトランクルームサービスです。月額数百円程度から使用できるサービスも多くあります。
宅配型トランクルームの場合、初期費用が殆どかからなかったり、安く済む傾向にあります。なぜなら、屋外コンテナ型、屋内型のように、管理費や鍵代などが必要ないためです。月額料金1~2か月分が相場と言われています。
宅配型は、屋外型や屋内型に比べて、預ける荷物が少ない場合に向いています。預け入れのスペースが少なく済むため、月額料金も手頃なケースが多く、必然的に初期費用もリーズナブルなのです。
トランクルームの月額料金相場
トランクルームの月額料金は、屋内型と屋外型、宅配型で変わるだけでなく、借りるスペースの広さや立地も大きく影響します。そのため、基本的に都心に近ければ近いほど高額となり、都心と地方都市とでは金額に大きな差が生じます。
同じ都心であっても、駅から近いかどうかなどの利便性によっても変わることを覚えておきましょう。
タイプ別の月額料金相場
初めに、トランクルームのタイプ別にみる月額料金相場です。
屋内型トランクルーム
- 0.5畳 4,000円~5,000円
- 1畳 8,000円~10,000円
- 2畳 15,000円~23,000円
- 4畳 26,000円~40,000円
屋外コンテナ型トランクルーム
- 1.5畳 3,000円~5,000円
- 2畳 6,000円~10,000円
- 3畳 8,000円~15,000円
宅配型トランクルーム
- 段ボール1箱 300円~500円
参考:トランクルームタイプ別のおすすめの利用、収納方法をご紹介
エリア別の月額料金相場
トランクルームの月額料金は、都心部と地方都市で大きく異なることを説明しました。そこで具体的に、エリア別の違いをさらに細かく見ていきましょう。
東京23区内の月額料金相場
東京都23区内は、とりわけトランクルームの利用料金が高めです。屋内型・屋外コンテナ型ともに、料金相場の2~3割程度高く設定されていることも少なくありません。特に、駅から近くて通いやすい場所にあるトランクルームは、相場よりもはるかに高額となるケースが多いです。
都心は、土地代が高いこともあり、屋外コンテナ型トランクルームの数が少なく、屋内型が中心となっています。都心から離れるにつれて屋外コンテナ型が増える傾向にありますが、どちらにしても東京23区内の月額料金相場は高めであることを理解しておきましょう。
東京23区外のトランクルームの料金相場
東京23区外になると、屋外型トランクルームの数が多くなります。屋内型、屋外型ともに、都心部に比べてやや控えめな料金となるケースがほとんどです。
地方都市にあるトランクルームの料金相場
東京都内に比べると、大阪や福岡などの地方都市にあるトランクルームの方が割安です。先にご紹介したタイプ別の料金相場よりもはるかに安価で利用できます。
ここでは、大阪のトランクルームの相場を見てみましょう。
- 屋内型
ロッカータイプ 2,000円前後
1畳 6,000円~7,500円
2畳 11,000円~12,000円
4畳 18,000円~27,000円
- 屋外コンテナ型
1.5畳 4,000円~4,500円
2畳 5,500円~6,500円
3畳 8,000円~9,000円
あくまでも目安で、駅や中心部に近い場所では少し高額になるケースもあります。しかし、総じて東京都内の相場に比べると手頃な料金で利用できることがわかります。
トランクルーム、その他の料金相場
トランクルームを利用する際は、初期費用や月額料金の他にもお金がかかる場合があります。費用をできるだけ抑えて利用したい人は、その他の料金についても確認しておくことをおすすめします。
更新料
トランクルームの利用にあたり、利用期間を定める場合とそうでない場合があります。大手トランクルームの多くは、1年間を利用期間とし、その後も継続して利用する場合は更新料が発生します。更新料が発生する場合、月額料金の0.5~1か月分が相場です。
解約料
トランクルームを解約する時には、解約料が発生する場合とそうでない場合があります。解約料の代わりに、清掃費が発生したり、トランクルーム内が破損したり汚れたりした場合は修復費用がかかることもあります。契約後にキャンセルをした場合、解約料の目安は5,000円前後が一般的です。
延滞料
トランクルームを解約する際は、契約期間満了日までに荷物を取り出す必要があります。しかし、解約の申し出を行って受理されたあと、契約満了日を過ぎても荷物をそのままにしていた場合、延滞料が発生します。延滞料は、月額料金を日割り計算したときよりもはるかに高額となるケースが多いため、注意が必要です。
振込手数料
料金の支払い方法は、業者によって異なります。クレジットカードや口座振替だけでなく、現金振込ができるトランクルームもあります。クレジットカードを所有していない人にとっては、現金振込が便利かもしれませんが、振込手数料が毎月発生することを認識しておきましょう。
特に、長期的にトランクルームを利用したいと考えて契約する場合は、毎月の振込手数料も軽視できません。
振込手数料は振込金額によりますが、150円~210円程度ですよね。1年後、2年後に、振込手数料を計算するとかなりの額になっているかもしれません。
保険料
基本的に、トランクルームの場合、火災や盗難など、万が一の保障としてトランクルーム側が保険に加入しています。しかし、屋外コンテナ型など、事業者の自由裁量で運営されている場合の多いトランクルームの場合、保険料は任意で自分で払うケースもあるようです。
トランクルームの料金を安く抑える5つのポイント
さまざまな料金がかかってくるトランクルームですが、なるべくなら安く抑えたいものです。そのためのポイントをご紹介します。
1.なるべく郊外に立地するトランクルームを選ぶ
月額料金相場の項目でも紹介しましたが、都心部よりも郊外にあるトランクルームを選んだ方が、いくらか費用を抑えることが可能になります。
そこまで行くまでに、交通費もかかってしまいますが、あまり取り出す頻度が高くないアイテムや荷物などを預ける場合にはオススメです。
2.2階以上を選ぶ
コンテナ型や、ビルタイプのトランクルームは、1階と2階以上に分かれています。費用を安く抑えたいなら2階以上を選んだ方が断然お得です。
理由として、1階は荷物を運びやすく、使いやすさの面が充実しているため、それに応じて利用者も多くなっています。2階以上は、荷物を運ぶまでの時間と手間が1階以上にかかってしまうため、値段が安く設定されています。
少しでも費用をかけずに荷物を預けたいならば、2階以上の階が狙い目となるのです。
3.借りるトランクルームの部屋の大きさをきちんと把握しておく
これは基本中の基本と言えますが、何となくトランクルームの大きさを決めてしまうと、実際に荷物を入れた時に「思っていたよりも大幅にスペースが余ってしまった……」なんてことに繋がりかねません。
出来るだけスペースを空けず、詰め込みすぎになり過ぎないで荷物を預けることができるトランクルームのサイズを選ぶように、心がけましょう。
4.荷物を出す頻度を考慮する
荷物を預けたあと、荷物を取り出す頻度に合わせてトランクルームを選ぶことも重要です。
荷物を頻繁に出す場合は、レンタル料金が安くても郊外にあるトランクルームを選ぶのはおすすめとは言えません。交通費や時間などのコストがかかるため、頻繁に出し入れする場合は、アクセスのいいところをレンタルするほうがお得になります。
また、トランクルームから取り出しをするたびに料金がかかるところもあります。頻繁に出し入れする場合は高額になってしまうため、荷物を取り出す頻度まで計算して、最適なトランクルームを検討することがポイントです。
5.宅配型トランクルームを選ぶ
段ボールに預けることができるアイテムで、大きな荷物がない場合は、宅配型トランクルームを選ぶことで、料金を安く抑えることができます。
宅配型トランクルームとは、預け入れしたい荷物をボックスに詰めて送り、専用の倉庫で保管してもらうサービスです。
段ボールが自宅に送られてきて、アイテムを詰めて、集荷の依頼をすれば、完了という手軽さで最近は人気のサービスとなってきています。
1箱単位(20kg目安)で預けられるので、倉庫を借りるほどではない程度の荷物の場合、トランクルームよりも低コストで気軽に活用できます。
参考例:宅配型収納サービス「カラエト」
宅配型トランクルームカラエトを利用したときの月額料金
トランクルームを利用した場合、月額料金は最低でも5,000円程度はかかります。しかも、初期費用や管理費などもプラスされるので高額になってしまいます。そこで、宅配型トランクルームの場合、月額料金はどの程度抑えることができるのか検証していきます。
宅配型トランクルーム「カラエト」を使用した場合、月額料金は1箱につき500円。空調・セキュリティ完備の施設にワンコインで預け入れできます。
また、預け入れをした荷物は1点ずつ写真撮影した後、アプリで閲覧可能。「そういえば、あれは預けたっけ?」と探す手間がなくなります。
取り出したいときにも、もちろんアプリでアイテムを選択するだけ。倉庫に行ってたくさんの荷物の中から必要なものを探す……なんて手間はなし。800円で希望の場所まで郵送してもらえます。
さらに、預けた荷物が必要なくなった場合には、マーケットでそのまま販売することも可能です。
取り出しする頻度が少ないものを、少量のみを預けたいときには、宅配型トランクルームのほうがお得に預け入れできる可能性大。使用用途にあわせて検討してみてはいかがでしょうか。
使用用途にあったトランクルームで月額料金を節約しよう
荷物を預けるときには、できるだけ低コストで預けたいもの。
屋内型トランクルームを利用すると最低でも月額5,000円程度は必要なため、量が少ない場合は宅配型のトランクルームに預け入れすることがおすすめです。
「大型の荷物を預けたい」「頻繁に出し入れするから、近場のトランクルームがいい」「少量の荷物をセキュリティが完備されているところで預けたい」など、使用用途にあわせてトランクルームを選んでみてはいかがでしょうか。