グッチバッグの汚れ落としはどうする?お手入れや保管方法について

ブランド品の定番の1つである「グッチ」。キーケースなどの小物から、財布、バッグなど、世界中に多くの愛用者を持つラグジュアリーブランドです。特別な日のプレゼントや自分へのご褒美として持っている人もいるのではないでしょうか。
グッチをはじめとする海外ブランドは、日本の環境とは違う国で商品開発されており、高温多湿から低温乾燥まで、環境の変化の激しい日本の気候の中で保管することは前提とされていません。
したがって、より良い状態で保管するにはちょっとしたコツや適した保管環境を用意することが必要です。今回はグッチの中でもバッグに焦点をあて、その特徴やお手入れの仕方や最適な保管場所についてご紹介します。
この記事は、整理収納アドバイザーの藤野ことさんに監修していただきました。
参考記事:フェンディピーカブーバッグの保管方法!型崩れ防止メンテナンス
グッチバッグの特徴
グッチはイタリアを代表するブランドです。しかし、イタリアと日本の気候は大きく異なり、日本の湿度を想定して作られていないため、日本でグッチバッグを保管する時には湿気対策や温度管理が不可欠です。
グッチバックの定番はモノグラム
グッチバッグの定番といえば「モノグラム」です。他の有名ブランドもモノグラム製品は人気ですが、なかでもグッチが元祖という説が有力。グッチのモノグラムは、1960年代の終わり頃から多くの人々に愛されてきました。
代表素材はピグスキン
グッチの革へのこだわりは特別と聞きます。代表的なものは、オールドグッチの代表的素材ピグスキン。豚ではなく猪です。イタリア猪の革の特徴は、固くて丈夫、しかも肉厚な点です。その他にも、グッチにはさまざまなな素材の製品ラインナップがあります。
メイン素材は時代とともに変化
グッチバッグの表面のメインとなる素材は、歴史を重ねて徐々に変化してきました。創業当時は革製のものが多かったのですが、第二次大戦後より塩化ビニールに変わってきました。当時は革の仕入れが困難だったことが影響しており、他のブランドでも似た変化が見られます。
現在、グッチバッグの代表的な素材は塩化ビニール・ジャガード・ナイロン・キャンバス・革です。
グッチバッグの正しい保管・お手入れ方法とは
グッチバッグのケアの方法は、素材によって大きく異なります。基本的には購入したときにお手入れ方法をしっかりとチェックしましょう。普段のお手入れの方法と長期間保管するときの方法を確認すると便利です。
グッチバッグ保管の基本
基本的に、グッチバッグの保管には、いくつかの共通した注意点があります。
- 高温多湿を避ける
- 中の荷物は出して、上に物を重ねない
- 日光、湿気、熱、摩擦を避ける
- ビニール、ナイロン袋に入れて保存をしない、他の素材との密着を避ける
特に、日本でグッチバッグを保管する時には、湿気によるカビや変色に注意する必要があります。押し入れの奥にしまいっぱなしにすると、いつの間にかカビが生えていたという悲劇に見舞われることも少なくありません。
重たいモノは入れない
グッチバッグは比較的丈夫なものが多いですが、いくら丈夫なバッグでも長時間曲げたりつぶれたりしたまま保管していれば型崩れしてしまいます。重いモノを入れたままにしておくのも、型崩れの原因につながるので避けてください。
日光、湿気、熱、摩擦を避ける
日光は素材の劣化を早め、色褪せに繋がる可能性があります。繊細な素材の場合は、摩擦で傷がつきやすくなります。ビニールやナイロン袋での保管や、他の素材と密着した状態で保管すると、色写りする素材もあるので注意してください。
こうした失敗を避けるため、グッチバッグを保管するときには、湿気や温度変化に注意し、日光が当たらない場所を選びましょう。
型崩れを防ぐ工夫をする
バッグの中にはふんわり丸めた紙などの詰め物をして、型崩れと湿気を同時に防ぎましょう。他のアイテムの下敷きになったり、密着したりするのを防ぎ、購入した時のネル袋に入れるのがおすすめです。
PVC加工のグッチバッグ
PVC加工とは、キャンバス生地を丈夫にするためにポリ塩化ビニルでコーティングすること。グッチバッグの定番中の定番とも言える生地でで、丈夫な点が特徴です。
PVC加工のバッグは、車中に放置したり、強い直射日光に当て続けたりしなければ素材の変化が起こることはまれです。しかし、近年の日本は、特に夏に非常に高温になるため、夏場の屋外に放置したり、短時間でも車中に放置したりするのは避けたほうがいいでしょう。
汚れに強い素材ですが、落ちにくい汚れが付着した場合は、水拭きしたり、洗剤を溶いたぬるま湯を布に染み込ませれば汚れが取れます。
キャンバス生地のグッチバッグ
キャンバス生地は、水分を含んだ汚れに要注意。湿度の高い場所で保管すると、シミやカビなどが起こりやすくなります。防水スプレーを施すと、使用中の突然の雨や雪などの水汚れに強くなりますが、防水スプレー自体の液ダレがシミの原因になるため、使用する際は十分な注意が必要です。
レザーのグッチバッグ
レザーは種類によってお手入れ方法が大きく異なります。どのレザーにとっても湿気は大敵ですので、水に濡れた際には乾いた布で、こすらないように水気を取り除きます。
汚れは濡れタオルやレザー用のクリーナーで落とせるものが多いです。ただし、汚れを落とす際に素材に使用しても大丈夫かどうかはしっかり確認し、傷がつかないように優しくおこないましょう。
陰干し乾燥を忘れずに
汚れを落としたあとは十分に乾燥させてから収納します。雨に濡れた時も、しっかり乾燥させましょう。湿った状態で放置するとカビの原因になります。バッグの中身を取りだして、新聞などで型崩れしないようにふんわりと詰め物をし、必ず陰干しで乾燥させてくださいね。
カビが生えてしまった場合は、風通しの良い場所に移動させ、乾いた布でカビを落とします。広範囲のカビや跡が残っている箇所は、プロに相談したほうが安心です。
ナイロンのグッチバッグ
ナイロン素材は軽くて丈夫でお手入れが簡単です。しかし、長期間使用することで表面がベタついたり、白っぽくなったりして見た目が悪くなってしまいます。これらの汚れは、軽い物ならやわらかいブラシでサッと払うか、手で軽くたたけば落とせます。
ひどい汚れが付いた場合は、ぬるま湯に洗剤を溶かし、布で拭いてみてください。レザーやサテンなどの素材が同時に使われている際には、ナイロンの部分以外に水がかからないように注意が必要です。
グッチバッグの内部・金属パーツのお手入れ
グッチバッグの内部は、お手入れを怠ると劣化が早まります。内部に付着したゴミやホコリはこまめに取り出しましょう。湿気がこもらないように、使ったあとは空の状態でバッグの口を開けたまま乾燥させることも大切です。
金属パーツは、使用するにつれてくすみが目立ちはじめます。最近は、錆びにくい素材が使われるようになりましたが、金属パーツのくすみひとつで見た目が大きく変わります。眼鏡クリーナーなどを使用して、ピカピカの状態を保ちましょう。
グッチバッグの保管の注意点と長持ちさせる保管場所とは?
グッチバッグをしばらく使わない時はどうやって保管していますか?クローゼットの奥にしまいこんだり、インテリアとして飾ったりしている人もいるのではないでしょうか。
クローゼットは、日光を遮ることができますが、湿気には要注意です。風通しが悪い場所ですから、湿気対策をしっかりとしましょう。
インテリアとして飾る場合は、ホコリの蓄積や日光や照明による日焼けに注意してくださいね。長期保管といった意味ではあまりおすすめできません。
グッチバッグを保管するときは、温度変化が少なく、湿気がこもらない暗い場所が適しています。
日本の気候は長期保管の大敵
しかし、日本の気候は真冬と真夏で大きな温度差があります。近年ではその差が30度以上になることも珍しくありません。また日本の湿度も長期保管の際には大敵です。
当然、バッグにとって過酷な状況になるため、できるだけ1年を通して空調の管理が行き届いた環境で保管することがグッチのバッグを長持ちさせるコツとなります。
グッチバッグの保管に「カラエト」をおすすめする6つの理由
グッチバッグを保管する時には、宅配型トランクルーム「カラエト」を活用するのがおすすめです。自宅以外に収納スペースを確保するサービスです。
例えば、会社通勤や普段の外出には使わないけれど、同窓会やパーティでは活躍するグッチバッグなどは、長期にわたって保管することになるため、日本の住宅のクローゼットでは上手に管理しきれず劣化させてしまうことがあります。
「カラエト」がグッチのバッグの保管におすすめな点は主に6つ。その理由を以下に挙げてみました。
理由1.365日24時間、空調管理が行き届いている
グッチのバッグを長持ちさせるには、温度・湿度の管理が重要です。高温多湿はバッグの劣化やカビの発生を招くため、24時間の空調管理が大切ですが、自宅のクローゼットや押し入れでずっと空調を効かせておくことは現実的ではありません。
宅配型トランクルーム「カラエト」なら、24時間365日、適切な空調の管理下でバッグが保管できます。これは、自宅のクローゼットでは実現できない保管環境ではないでしょうか。
理由2.いつも清潔な環境で保管できる
バッグを虫害から守るためには、ホコリのない清潔な環境下で保管することが望ましいです。「カラエト」では、定期的に清掃がなされるきれいな環境で大切なバッグを保管しています。
理由3.安心のセキュリティサービス
せっかく大切にしているグッチのバッグですからセキュリティにも気を配りたいもの。「カラエト」のトランクルームでは、荷物の出し入れはスタッフがおこない、他の利用者が施設内に立ち入ることはありません。
他にも、有人管理、機械管理、電子セキュリティ、各種監視カメラ、モーションセンサー、外周セキュリティなど、万全の態勢で保管されています。
理由4.バッグの出し入れはアプリで簡単
グッチのバッグを使いたい時には、アプリから配送の申し込みができます。わざわざトランクルームまで出向く必要もなく、申し込み後は自宅に配送されるのを待つだけ。もちろん預ける際にも、アプリから申し込めば集荷に来てくれるので楽々です。
理由5.アプリ内マーケットでアイテムを販売できる
預けたバッグが不要になった時、通常のトランクルームでは荷物を引き取った後、どこで販売するか決めますが、「カラエト」は、独自のマーケットを展開しており、荷物を預けたままマーケットに出品できます。
荷物を取り出す際の配送料の負担もなく、出品する手間もありません。アプリ上で出品の手続きをしたら売れるのを待つだけ。あとは購入者への荷物の配送も「カラエト」が代行してくれます。
理由5.大切に思う気持ちに寄り添ったサービス
大切に使ってきたグッチのバッグには、その人それぞれの思い出があります。それは単なるモノではなく、利用者にとっては唯一無二のかけがえのないもの。
そんな気持ちを大切に、預かった荷物の1つ1つを丁寧に写真に収め、利用者の想いとともに受け止めてくれるのは「カラエト」ならではの心のこもったサービス。大切なバッグだからこそ、宅配型トランクルーム「カラエト」を選ぶ理由があるのです。
正しいお手入れと保管方法でグッチバックを長持ちさせよう
グッチバッグはお手入れや保管方法をしっかりしておくことが大切です。ご紹介した方法を参考に、さっそく実践してみてくださいね。
バッグを長く美しい状態で保つために、保管に適した環境のトランクルームを選ぶというのも、最近ではメジャーな方法となりました。グッチバッグの保管場所に悩んでいる人は、ぜひ「カラエト」のサービスをチェックしてみてください。