スニーカーの保管方法とは?正しい管理と保存方法を知って長く履こう!
スニーカーは、毎年ニューモデルが発売され、ハイテクスニーカーからローテクスニーカーまで形もさまざまなため、数が増えがちなアイテムです。
カジュアルなファッションに合わせる靴のため、革靴に比べると丁寧なお手入れを心がけている人が少ないようです。そのせいか意外な原因で劣化させてしまうことも。
この記事は、整理収納アドバイザーの藤野ことさんに監修いただき、お気に入りのスニーカーを長く愛用するためのお手入れ方法とスニーカーを劣化させない保管方法をまとめました。
参考記事:つい何足も買っちゃう……ニューバランススニーカーのおすすめ保管場所とは
数が増えるスニーカー管理の悩み
スニーカーは男女や年齢問わず人気のアイテムであり、昨今の健康ブームでスニーカーを履いて徒歩や自転車で通勤する人が増えてきました。昨今のハイテクスニーカー人気もファンの増加を後押ししています。
スニーカーは、ファッションの傾向に限らず2足~3足は所持している人が多いアイテムです。
また、何十足も所持するディープなスニーカーファンも存在し、次々と違う雰囲気やデザインが欲しくなるコレクション性もあります。
このような理由から、シューズボックスの中にスニーカーが重なってしまわれている、収納に収まりきらず玄関に出しっぱなしになっているなど、さまざまな悩みが発生しがちです。スニーカーは意外とデリケートな靴であるため、日常のケアも必要です。それに保管する際には環境をしっかり整える必要があります。
スニーカーの日常のケアとは
スニーカーを履いたあとは、きちんとお手入れをしてから収納し、劣化を最小限にすることで長くきれいな状態を保てます。ここでは日常的なスニーカーのお手入れ方法について解説します。
日常的なスニーカーのお手入れ
スニーカーを履いたらシューズボックスに収納する人が多いと思いますが、その前にやるべきことがあります。
まずは、ブラシでその日の汚れを掻き出します。その後、玄関に1日程度出しておき、水分を飛ばしてから収納してください。
雨の日に履いた場合は、水分を飛ばしてソールの水分も拭いておきましょう。シューズボックスに湿気を持ち込まないことが大切です。
また、2週間に1度くらい靴用防水スプレーをかけておくと汚れが付きにくくなります。
キャンバス地でできたローテクスニーカーは、汗じみが発生する前に専用洗剤などで水洗いするとさっぱりします。
ハイテクスニーカーに水洗いはNG
昨今人気のハイテクスニーカーは水分に弱いため、水洗いは避けましょう。普段から履いたらブラシをかけるといったお手入れを徹底しておこなうことできれいな状態を保てます。
どうしても目立つ汚れがついてしまった場合は、水分より早く揮発するアルコールを含んだウェットティッシュで拭いてみてください。水分を残さずにかなり汚れを落とすことができるでしょう。
スニーカーの保管方法とは
スニーカーをコレクションしている、シーズンオフで履かないといった理由の場合は、しばらく保管しておかなければなりません。では、どのようにスニーカーを保管するのがいいのでしょうか?
参考記事:スニーカーはこうやって収納しよう!真似したい収納アイデアを紹介
木製のシューキーパーを使用し保存
スニーカーにとって水分は大敵です。ハイテクスニーカー、ローテクスニーカーのどちらの場合も、保管時の水分を徹底的に取り除く必要があります。
シューキーパーは主に靴の型崩れを防ぐためのものですが、木製のシューキーパーは水分を吸収する役割があります。
きれいに汚れを落とし、防水スプレーをかけた後、シューキーパーを使って保管しておきましょう。
ファスナー付きビニール袋に入れる
スニーカーにとって大敵である湿気から守るためにファスナー付きビニール袋に入れておく保管方法があります。
シューキーパーを装着したままファスナー付きビニール袋に入れ、空気を抜くように閉じていきます。
こうすることで湿気からスニーカーを守るのと同時に、他の靴のにおいや生活臭から守ることができるでしょう。ただし、スニーカーをしっかり乾かした状態で保管しないとカビの原因になってしまうので注意してくださいね。
箱にしまい、乾燥剤はダブル使いで完璧
スニーカーを保管する場所には、靴箱用の乾燥剤を設置して全体の湿気を減らすことが大切です。
しかし、これだけでは十分といえません。ファスナー付きビニール袋の中にもシリカゲルなどの乾燥剤を入れておきましょう。
その際、シリカゲルをスニーカーの上に乗せると黄ばみの原因になってしまうので、シリカゲルはソールの下に置いてください。
スニーカーを箱にしまう場合は、これらの処理をしてから箱に収納しましょう。
スニーカーを劣化させる加水分解とは
長い間保管していたスニーカーを久しぶりに履こうと思ったらソールがボロボロだった、という話を聞いたことはありませんか?
これはスニーカーのソールが加水分解を起こしてしまったからです。
加水分解とは、素材に使われている化学物質と水分が結びついて起こす化学反応のこと。スニーカーのソールはポリウレタンやEVA(エチレン酢酸ビニル)などでできており、それらの素材が空気中の水分を吸収し続けることで化学分解が起こります。
特にハイテクスニーカーを保管する際は、この加水分解に十分気をつける必要があります。
スニーカーの保存に最適な収納サービスとは
自宅のシューズボックスに湿気対策を施しても、雨が降れば湿気が発生します。他の靴の汗や汚れなどの影響も気になりますよね。
箱に入れて押し入れや納戸などに保管しても、日本の夏は高温多湿。押し入れやクローゼットに湿気がこもり、カビが発生することも少なくありません。
そんな場合、宅配型トランクルーム「カラエト」が救世主になるかもしれません。
「カラエト」は空調が管理された清潔な室内で荷物を保管してくれるサービスです。24時間365日適切な温度・湿度が保たれているので、保管したスニーカーが水分を含んで加水分解を起こす危険も最小限に抑えられます。
また、荷物の出し入れはアプリから宅配便で申し込むだけで完了し、楽なこともおすすめできるポイントです。
単位は段ボール1箱ごとに月額500円。スニーカーだけでなく、他の荷物も一緒に預けて玄関だけでなくお部屋もスッキリさせられます。
24時間、365日、収納場所にまで空調管理するととても500円では収まりません。「カラエト」に保管することで非常にコスパよくスニーカーに最適な保管が実現できることになります。
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きちんとお手入れしてお気に入りのスニーカーを守ろう
スニーカーは毎日のちょっとした手間をかけることできれいな状態が保て、気持ちよく履き続けることができます。
また、せっかくのお気に入りのスニーカーですから、保管する際は面倒でもしっかり手順を踏んで、スニーカーに適した保管方法を実践し、保管場所の環境にも細心の注意を払って加水分解のようなトラブルを防ぎましょう。
自宅の保管場所がスニーカーに最適な環境ではないと感じたら、「カラエト」の保管サービスの利用を考え、スニーカーを大切に履き続けるためにも、良好な状態を保ったままにしておきたいですね。