犬・猫だけじゃない!一人暮らしでも飼えるおすすめペット8選

寂しさや孤独を感じやすい一人暮らし。
可愛いペットを飼って癒やされたいと考える人もいるのではないでしょうか。しかし、一人暮らしで犬や猫を飼育するのは経済面や飼育スペースの関係から不安を感じる人も。
そこで今回は、犬や猫以外で「一人暮らしで飼いやすいペット」を紹介します。
一人暮らしでペットを買う前のチェックポイントについても解説するため、ぜひチェックしてください。
一人暮らしでも飼えるおすすめペット8選
ペットというと、犬や猫をイメージする人が多数です。しかし、実際には小動物や鳥類など、ペットにできる動物は数多くおり、なかには世話の手間がほとんどかからない生き物もいます。
まずは、一人暮らしでも飼えるおすすめペットの特徴や欠点などについて紹介します。
1. ハムスター
可愛らしい見た目や、飼育に必要なスペースが大きくないこと、生体価格やエサ代が安く済むことなどから人気があります。同じハムスターでも、飼育のしやすさや性格は種類によって違いがあるので、種類選びには注意が必要です。
〇ハムスターの欠点
ハムスターの寿命は短く、約2~3年です。さらにハムスターを診察してくれる動物病院は少なく、病気やケガをしても治療できないケースもあります。ハムスターの飼育は、寿命の短さと治療の難しさから、ペットと長く一緒に暮らしたい、という人にはむいていません。
平均寿命 2~3年 生体価格(目安) 1,000~3,000円
2. ウサギ
寂しがりやというイメージのあるウサギですが、日中はお昼寝をしていることが多く、一匹で留守番することもできます。犬や猫のようにトイレの場所を覚えられるうえ、排泄物の匂いも少ないため、一人暮らし向けの物件でも飼育しやすいといえるでしょう。
〇ウサギの欠点
ウサギは、スタンピングといって足をダンダンと鳴らして意思表示をします。鳴き声が比較的小さい動物ですが、部屋の環境によってはスタンピングが響きやすく気になる場合があります。
平均寿命 5~7年 生体価格(目安) 3,000~40,000円
3. フェレット
温厚でなつきやすく、頭のいい動物です。しつけもできるため、飼いやすく近年人気が増加しています。フェレットは睡眠時間が非常に長く1日に14~18時間程度寝ます。起きている間は動き回っていますが、身体が小さいため足音も小さく、騒音問題の心配もありません。
〇フェレットの欠点
フェレットには強いにおいを放つ「臭腺」という器官があります。フェレットと暮らす前には臭腺除去手術が済んでいるかどうか確認しておきましょう。なお、臭腺を除去しても特有の匂いが残るため、獣集が苦手な人にはフェレットは向いていません。
平均寿命 5~8年 生体価格(目安) 20,000~80,000円
4. ハリネズミ
ハリネズミの魅力は、感情表現がわかりやすい点です。背中のハリに感情が出るため、慣れてくると一目で気持ちがわかるようになります。ハリネズミの主なエサは虫ですが、最近ではペレット状の専用フードがあるため虫を扱う必要はなく、虫嫌いの人でも安心です。
〇ハリネズミの欠点
ハリネズミは人間になつきづらい動物で、慣れるまでは飼い主にも威嚇をしてきます。また温度変化に弱いため、1年を通して温度管理をしてあげる必要があります。
平均寿命 2~5年 生体価格(目安) 10,000~50,000円
5. セキセイインコ
知能が高く、飼い主の発言や歌などを真似できる動物です。2~3歳の子どもと同党の知能があるともいわれており、おもちゃを与えるとひとり遊びをすることもあります。
〇セキセイインコの欠点
セキセイインコが飼い主を呼ぶときの鳴き声は非常に大きいため、アパート・マンションなどの集合住宅で飼育するのには向いていません。
平均寿命 5~8年 生体価格(目安) 3,000~30,000円
6. 文鳥
呼び鳴きやさえずりを含め鳴き声が非常に小さく、集合住宅などでも飼育しやすい鳥です。エサを食べる量も少ないため、費用が掛からないというメリットもあります。人間に慣れやすい鳥で、雛の頃から育てることで人間に対し最大限の愛情を示す「ベタ慣れ」という状態になることもあります。
〇文鳥の欠点
文鳥は人間に慣れやすい鳥ですが、そのぶん非常に寂しがり屋な一面があります。毎日遊ぶ時間をとらないとストレスを感じ、攻撃的な性格になったり病気になったりすることも。
平均寿命 4~8年 生体価格(目安) 3,000~8,000円
7. カメ
鳴き声がなく匂いも少ないため、集合住宅などでも飼育しやすい動物です。
カメには、大きく分けて「水棲カメ」と「陸棲カメ」がいます。種類によって飼育環境が異なるため、自分のライフスタイルにあったカメを選びましょう。
〇カメの欠点
カメは、水棲・陸棲ともに平均寿命が30年以上あります。30年後のことまで想定して飼い始めるのは難しいため、「何があっても手放さない」という強い意志を持って飼い始める必要があります。
平均寿命 30~50年 生体価格(目安) 3,000~30,000円
8. コーンスネーク
その妖しい魅力から人気があるコーンスネーク。豊富なカラーバリエーションから好みの模様を選べるため、眺めているだけでも楽しい動物です。スキンシップの必要はなく、エサや排泄の頻度は週に1~2回程度なので、短期間であれば旅行することも可能です。
〇コーンスネークの欠点
コーンスネークのエサはネズミです。購入したネズミは冷凍庫で保管するため、自宅の冷蔵庫にネズミを入れることに抵抗がある人はコーンスネークを飼育できません。
平均寿命 10~15年 生体価格(目安) 10,000~30,000円
一人暮らしでペットを飼う前のチェックポイント
最後に、一人暮らしでペットを飼う前にチェックして欲しい5つのポイントを解説します。ペットと飼い主の両方が幸せになるために、必ずチェックしてくださいね。
〇エサ代や病院代などが払えるか
動物の飼育には費用がかかります。
エサ代やペットシートなどのランニングコストはもちろん、予防接種や治療費などの病院費、長期間家を空ける際のペットホテル代などさまざまです。
普段のエサ代には困らなくても、ペットが急にケガをしたり病気になることもあります。とくに老後は病気になりやすいため、ペット保険への加入や貯金を検討する必要もあります。
いざという時に「お金がなくて飼えない」となってしまわないよう、ペットにかけられる金額を考えておきましょう。
〇預かってもらえる人はいるか
飼い主が一人暮らしの場合、飼い主が長期間家を空けてしまうと、ペットの世話をする人がいなくなってしまいます。仕事で出張したり、旅行や帰省するときには、ペットホテルやペットシッターを利用しましょう。
旅行や帰省の予定がなくても、急病で入院する可能性もあるため、事前にペットを預かってもらえる人やサービスをチェックしておく必要があります。
〇責任感をもって飼育できるか
ペットは可愛いばかりではありません。同じ動物でも個体差があり、問題行動が多い性格だったりなかなかなついてくれなかったりすることがあるでしょう。
また飼育方法や活動時間によっては、飼い主が自分のライフスタイルを変える必要があります。平均寿命が長いペットの存在が、同棲や結婚、子どもとの生活など人生計画に影響を与えることもあるかもしれません。結婚・出産をしたり、引越しをしても、ペットを手放さず飼える覚悟があるか、自問自答してみてください。
〇近隣住民に迷惑とならないか
アパートやマンションなど、近隣住民との距離が近い環境で暮らしている場合、鳴き声が大きいかったり匂いが強かったりするペットを飼うのは避けた方が良いでしょう。
ペットが苦手な人にとっては、鳴き声や匂いは大きなストレスとなってしまいます。近隣住民とのトラブルを避けるためにも、周囲に配慮したペット選びをしましょう。
〇ペットが飼育できる部屋か
アパートやマンションなど、賃貸物件ではペットの飼育ができない場合があります。自分が住んでいる物件がペットの飼育可能な契約か否か、あらかじめ確認しておきましょう。
また、室内にペットを飼育するための十分なスペースがあるかも重要なポイントです。ケージやペットの世話道具を置く場所などのスペースはもちろん、種類によっては、ペットが運動するためのスペースを確保する必要があります。
さらに室内を動き回るペットの場合は、衛生面・安全のためにも部屋全体の整理整頓が必須です。宅配型収納サービス「カラエト(CARAETO)」などを利用して、部屋の物を減らし、スッキリした部屋を目指しましょう。