整理整頓はどうする?狭小ワンルームのメリット&デメリット!

近年都心部を中心に人気が出ているのが「狭小ワンルーム」です。
都心部への引っ越しを考えている人の中には「狭小ワンルームが気になるけど、実際に暮らしが想像できなくて不安」という人もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、狭小ワンルームのメリットやデメリット、収納アイデアについて解説します。実際の生活を想像しながらチェックしてみてくださいね。
狭小ワンルームとは?メリット&デメリット
一般的に狭小(きょうしょう)ワンルームとは、部屋全体が6畳(10㎡)前後の部屋を指します。キッチンやバスルームを除いた居住スペースは3畳(5㎡)以下しかないことも少なくありません。
家賃の安さから、とくに都心部で人気が高まっており、従来のシンプルなワンルーム以外にも、部屋が広く見える工夫が充実した部屋も増えています。
メリット
〇家賃が安い
狭小ワンルーム最大のメリットは「家賃が安い」ことです。
たとえば、人気エリアのひとつである渋谷駅周辺でワンルーム・1Kを探すと、家賃は10万円前後になります。しかし、専有面積を20㎡以下に絞ることで家賃5万円代の物件を見つけることもできます。
人気の高い都心エリアに無理のない金額で住めるのが、狭小ワンルームの魅力です。
〇掃除・整理整頓が楽
狭小ワンルームに住むと、ものが増えないため掃除や整理整頓が楽になります。一人暮らしでは、仕事をしながら家事を両立させなければなりません。掃除する場所が少ないので、自由な時間を確保しやすくなります。
〇光熱費が節約できる
部屋が狭いと、そのぶんエアコンなど空調機器の効きが良くなります。短時間で部屋を暖めたり冷やしたりできるため、光熱費の節約につながります。
また掃除する場所が少ないため、掃除機の電気代や風呂掃除の水道代も節約できますよ。
デメリット
〇狭い
狭小ワンルームのデメリットはずばり「狭さ」です。
居住スペースはひとりがリラックスしたらいっぱいになってしまうので、お客さんを招くのは難しいでしょう。また本棚やチェスト、クローゼットなどの収納家具を置けないため、ものを増やせません。洋服や書籍など、荷物が多い人はとくに注意が必要です。
なかには、全体的に壁が近いために息苦しく感じる人もいるようです。
〇キッチンが小さい
狭小ワンルームに設置してあるキッチンは、多くの場合、1口コンロです。収納も少なく、自炊生活を充実させるには向いていません。卓上コンロを活用するなど、工夫次第で自炊は楽しめますが、快適ではないでしょう。
また、冷蔵庫や電子レンジなどの家電もサイズに制限がかかり、好みのアイテムを買えない場合があります。
狭小ワンルームはこんな人におすすめ
ここからは、狭小ワンルームに住むのに適している人について解説します。
向いていない人が住むと、窮屈に感じてしまう狭小ワンルーム。どのような人に向いているのでしょうか。
人気エリアに住みたい人
東京都内のなかでも、たとえば港区や渋谷区、新宿区は人気のエリアです。
このような人気エリアは一人暮らし用の部屋であっても家賃が高額に。一般的な20代の収入では、家賃を払い続けるのは至難の業です。
しかし狭小ルームなら、相場の半額近い家賃の部屋も見つかります。安い家賃で人気エリアに住みたい人には、狭小ワンルームはおすすめです。
ミニマリストの人
ミニマリストとは、必要最低限のものだけで暮らす人のことです。服やカバン・靴はもちろん、コスメなども最低限のものしか持たず、なかにはテーブルやテレビ、電子レンジなどの家具・家電すら持たない人もいます。
ミニマリストの人は荷物が少ないため、狭小住宅でも苦にならないでしょう。
「家には寝に帰るだけ」という人
寝るためだけの部屋に家賃を掛けたくないという人は少なくありません。
仕事や学業が忙しく、家でゆっくりする時間が取れない人にも、狭小ワンルームはおすすめです。
狭小ワンルームにはインテリアを飾ったり、便利な家電をいろいろ置くことはできませんが、余計なものがない空間は休息をとるのにピッタリです。
また平日は仕事や学校、休日は遊びに行っていて家にいないというアウトドア派の人にも狭小ワンルームはおすすめです。
狭小ワンルームの収納アイデア
狭小ワンルームに住んだ人の最大の悩みは収納のなさです。多くの収納家具を置く場所もなく、気を抜くとあっという間に床がものだらけになってしまいますよ。
ここからは、狭小ワンルーム向けの収納アイデアを紹介します。
〇多機能家具を使う
狭小ワンルームで快適に暮らすためには、床面積を広くとることを心がけましょう。
狭小ワンルームでは、できるだけ家具は置かないほうがいいです。しかし、寝具などどうしても置かなければならない家具を買うときは、ソファーベッドやロフトベッド、棚付きデスクなどの多機能家具を選ぶのがおすすめ。ひとつのスペースに複数の役割を持たせることで、部屋を広く使えます。
また、天井まで届く棚付きテレビボード(ハイボード)や収納スペース付きベッドなど、収納力の高い家具を使えば、新しく収納家具を買う必要がありません。
なお、家具の素材やデザインは統一した方が部屋を広く見せられます。壁紙や床材の色と調和をとりやすい、開放感のある明るい色がおすすめです。
〇備え付けの収納を活用する
新しいタイプの狭小ワンルームは、壁面収納やロフトなど備え付けの収納が豊富に用意されています。そのため、収納家具を増やしたいと思ったら、まずは備え付けの収納を整理整頓してから考えましょう。
備え付けの収納も、無計画にものを詰め込むだけではなく、仕切りやボックス、突っ張り棒などを活用して、デッドスペースがでないように整理していきましょう。
〇壁面収納を充実させる
無印良品の「壁に付けられる家具」シリーズなどを活用し、壁面収納を充実させるのもおすすめです。壁面家具なを使えば、床の面積を広くとれ、部屋を広々と見せられます。
ただし、低い位置に収納を取り付けてしまうと、生活の邪魔になってしまうこともあるため注意しましょう。
>>無印良品「壁に付けられる家具シリーズ」
>>若井産業「ディアウォールシリーズ」
専用の壁面収納家具を使わなくても、100円ショップの突っ張り棒やワイヤーネットを活用すれば、簡単に壁面収納がDIYできます。インスタグラムにはおしゃれな突っ張り棒活用テクニックが多数公開されているためぜ、チェックしてみてはいかがでしょうか。
〇収納サービスを活用する
外部の倉庫に預けられる収納サービスを活用すれば、部屋に荷物を置く必要がありません。
オフシーズンの洋服やアウトドアグッズ、読んでいない本などは宅配型収納サービス「カラエト(CARAETO)」に預けるのがおすすめです。
月額240円から利用できる「カラエト」なら、使わないものを段ボール箱に入れて送るだけで、空調管理やセキュリティ対策がされた専用倉庫に預け入れが可能。預け入れから、取り出しまですべての手続きが専用アプリでできるため、手軽に利用できます。
また「カラエト」では、預けたもののうち、不要になったものを専用マーケットに出品できます。自分でアイテム写真を撮ったり、商品説明文を書いたりといった出品作業の手間がかかりません。昨シーズンの洋服やバッグも簡単に出品できますよ。
ぜひ「カラエト」を試してみてくださいね。