同棲生活の初期費用を計算してみた!安く抑える方法は?

同棲生活をスタートするにあたって、避けて通れないのがお金の話です。日々の生活費はもちろん、部屋や生活環境を整えるための初期費用のことも気になりますよね。
そこでこの記事では、同棲生活にかかる初期費用について解説します。また、より安く抑えるためのポイントについても解説しているため、ぜひチェックしてください。
同棲生活の初期費用一覧
同棲をスタートさせるときの費用は、一人暮らしをはじめるときよりも高額になります。まずは、同棲生活に必要な初期費用の一覧をチェックしてみましょう。
住宅費(賃貸)
部屋を借りるためには、初期費用として家賃以外の費用がかかります。この初期費用を計算していないと、予算が足りなくなりスムーズに同棲生活をスタートできないことも。必ず多めに予算を用意しておきましょう。なお、住宅費の初期費用は、家賃の約5~6ヶ月分の金額が目安と言われています。
主な内訳は以下の通りです。
家賃 1~1.5ヶ月分 管理費・共益費 1~1.5ヶ月分 敷金 0~2ヶ月分 礼金 0~2ヶ月分 仲介手数料 1ヶ月分 鍵交換手数料 1~2万円 火災保険料 2万円前後
上記のほかに、保証人がいない場合は保証会社を利用する必要があり、「保証会社利用料」が必要となります。また、部屋によってはクリーニング料やサポートサービス加入料がかかる場合もあります。
引越し費用
引っ越し費用は、移動する距離と荷物の量、時期によって金額が異なります。1人分の引っ越し費用の目安は以下の通りです。
移動距離 通常期 繁忙期(3~4月) 同都道府県内 3~4万円 5~6.5万円 同一地方内 3.5~5万円 6~7.5万円 遠距離(300km~) 7~8万円 10~15万円
ただし、利用する引越し業者によってサービス内容や料金に差があります。そのため、必ず事前に相見積もりをしてから業者を決めましょう。
また、上記の金額は1人分の金額です。2人とも引越しをする場合は、2人分計算してください。
家具・家電購入費
一人暮らしから同棲生活をスタートさせる場合は、使いまわせる家電もあります。しかし、サイズが合わなかったり、使い勝手が悪く買いなおす必要があることも少なくありません。
特に冷蔵庫やエアコン、洗濯機は、一人暮らし用のものではサイズが小さく、同棲生活では不便に感じるでしょう。安易に「使いまわせばいいや」と考えず、予算として5~10万円程度は用意しておきましょう。
使いまわせる家具や家電がない場合は、15万円前後の予算が必要です。
同棲生活で必要となる家具・家電の例
カーテン 冷蔵庫 食器洗い機 ダイニングテーブル 食器棚 電子レンジ ベッド 洗濯機 収納家具 ソファ エアコン 等
生活雑貨購入費
歯ブラシやバスタオル、食器や各種洗剤など生活雑貨も一気に購入するとかなりの費用がかかります。全て新しく購入する場合は5~7万円程度用意しておきましょう。
生活雑貨購入費を抑えたい場合は、雑貨や消耗品は、100円ショップやディスカウントストアを利用して、安く済ませるのもポイントです。
なお、自炊するために必要なキッチンツールや調味料類も、まとめて購入すると高額となるため注意してください。はじめは基本的なものから揃え、必要に応じて増やすと良いでしょう。
家賃10万円の部屋で同棲した場合
東京都23区内で1DKの部屋を借りた場合、家賃は7~15万円程度です。家賃10万円の部屋を借りて同棲した場合、初期費用がどれほどかかるのか試算してみましょう。
住宅費 約60万円 引越し費用(2人分) 約10万円 家具・家電購入費 約10万円 生活雑貨購入費 約5万円 合計 約85万円
家賃10万円の部屋を借りた場合、同棲をスタートさせる初期費用だけで約85万円が必要となります。さらに、同棲生活が始まったその日から食費や通信費などの生活費も必要なため、余裕を持って暮らすには、同棲を始めるまでに約100万円ほど貯金する必要があります。
また、人気エリアの部屋や、1LDKなど広い部屋を借りた場合は、より高額の初期費用を用意する必要があります。
同棲の初期費用を抑えるポイント
貯金が全くない状態から同棲の初期費用を貯めるのは簡単ではありません。そこで、できるだけ初期費用を節約するためのポイントを紹介します。
家具・家電は再利用する
家具や家電は、できるだけ一人暮らし時代に使っていたものを活用しましょう。収納家具や電子レンジ、電気ケトルなどは同居する人数によって必要なサイズが変わらないため、同棲生活でもそのまま使うことができます。
新しく買う場合も、新品ではなくディスカウントストアやフリマアプリを利用し、できるだけ費用を抑えて購入しましょう。新品でも、最新家電ではなく型落ちやセール品を狙うことでお得に購入することができます。
なお、すでに一人暮らしをしている場合、使いまわせない家具や家電を処分する費用も必要です。粗大ごみは1個につき200~2,000円程度かかります。リサイクルショップやフリマアプリ、物々交換サイトなどを活用し、処分の費用も節約しましょう。
オフシーズンに引っ越す
引越しの費用を節約するためには、引越しのタイミングが重要です。
進学や就職などの理由で引越し人が多い3~4月は、引越し業界の繁忙期なので、引っ越し費用が高額になります。また、引越し作業がしやすく人気がある土・日・祝日や午前中の引越しも高額になるため、避けましょう。
比較的安く引越しができるタイミングは、「5~12・1・2月の平日・午後(時間指定なし)」です。
初期費用の安い物件を選ぶ
賃貸物件の中には、「敷金・礼金0円」や「1か月分家賃無料(フリーレント)」といった、初期費用を安くするサービスを行っている物件もあります。あえてそういった物件を選ぶことで、費用を節約することができます。
ただし、初期費用を安くするサービスを行っているということは、人気がない部屋であるともいえます。希望する広さや立地の部屋があるとは限らないため、期待しすぎずに探しましょう。
また、敷金0円の物件には注意が必要です。敷金は、その部屋を退去するときの修繕費用などに使われます。そのため敷金0円物件では、退去時に修繕にかかった費用を請求されることがあります。
初期費用を安く済ませることができても、退去時に費用がかかるため、注意してください。
家賃の安い部屋を選ぶ
部屋を借りるときの初期費用は、家賃が基準となります。そのため、初期費用を抑えるためには、できるだけ家賃が安い物件を選ぶのがポイントです。
家賃が2万円安くなれば、初期費用が10万円以上安くなることも。
しかし家賃が安い部屋には、「狭い」「収納が少ない」などの不安もありますよね。これらの不安は収納サービスを活用することで解決できます。
例えば、宅配型収納サービス「カラエト(CARAETO)」を活用すれば、普段使わない季節家電や洋服、アウトドアグッズなどを外部の倉庫に預けることができます。そのため、クローゼットや本棚を部屋に置く必要がありません。
部屋には最低限のものだけを収納すればよいので、部屋のほとんどを生活スペースとして使用できます。ちなみに、「カラエト」では預けたものを専用アプリでチェックでき、必要になれば1点単位で取り出せます。
収納スペースのために家賃が高い部屋を借りることを検討している場合は、ぜひ「カラエト」もチェックしてみてくださいね。