捨ててもいいの?プレゼントやお土産を処分するコツ

片付け中、捨てたくても捨てられないモノの筆頭に、人からもらった「プレゼント」や「お土産」などが挙げられます。相手の気持ちを考えると、気が引けてなかなか捨てられませんよね。ですが、そのままにしておくとモノは増える一方です。
そこで今回は、整理収納アドバイザーがプレゼントやお土産を処分するコツを解説します。
プレゼントやお土産の扱いはもらった人が決めればいい
プレゼントやお土産は、自分からリクエストしたモノでない限り一種のサプライズ。中身はもらってみるまで分かりません。相手は喜んでもらえると思って選んでいますから、気持ちを考えると「趣味じゃないけど、捨てるのは申し訳ない」と思うのは当然のことなのです。
ですから、プレゼントやお土産を無理に捨てましょうと言っているわけではありません。
とはいえ、飾るわけでもなく、使うわけでもなく、ただ「申し訳ないから」という気持ちだけで持っているモノは、今後もそのまま持っているだけです。
「この前あげたプレゼントはどうしたの?」とわざわざ聞いてくる人は少ないですから、贈ってくれた相手への感謝さえ忘れなければ、ほしい人に譲るなり、処分するなりしても問題ありません。
受け取ったモノをどうするかは所有者の自由。とっておくか、処分するかは、もらった本人が決めればいいことなのです。
捨てにくいプレゼントやお土産にはどんなモノがある?
プレゼントやお土産として「食べ物」や「消耗品」が喜ばれるのは、いつかなくなる「消えモノ」だからです。
では、どんなモノが捨てにくいのでしょうか?考えられるモノを挙げてみましょう。
- 食器・調理道具
- 衣類、タオル
- バッグ、アクセサリー、装飾品
- キーホルダーや置物
- お守り
身につけるモノや飾りモノが多いですよね。持ち物にこだわりがあり、趣味が合わないと使う気になれません。なのに、捨てられない…つまり、持ち続けることがストレスになっているのです。
このような経験をすると、自分がもらって「困るな」と感じたモノは、自分が贈り物をするときに選ばないようになります。相手の気持ちに配慮したモノを贈れるようになるでしょう。
贈り物が捨てにくい理由は「罪悪感」だけではない
たしかに贈ってくれた相手への「罪悪感」がプレゼントやお土産を捨てられない大きな原因ですが、それだけではありません。
では、捨てられない理由にはほかにどんなものがあるのでしょうか?
捨て方が分からない
捨てたいと思っていても、捨て方が分からなくて捨てられない場合があります。
前項で捨てにくい贈り物を挙げましたが、どれも簡単にゴミ箱に捨てられるモノではなく、分別が必要なモノばかりです。
調べないとゴミの種類が分からないモノは、捨てること自体が面倒になってしまいます。
気軽にゴミ箱にポイッと捨てられない素材であることが捨てられない原因です。
捨て方が複雑で面倒
捨て方が分かっていても、解体しなければならないモノやいちいち包んで捨てなければならないモノ、粗大ゴミとして申し込まなければならないモノは処分が面倒くさいですよね。
これはプレゼントや贈り物に限ったことではありません。作業や手続きが複雑だと後回しにしてしまい、結局捨てられないのです。
壊れていない、未使用だからもったいない
趣味が合わなくても「使えるモノ」だから、仕方なく使っているモノはありませんか?
食器や花瓶などは典型的な例です。壊れていないモノや未使用のモノを捨ててしまうのはもったいないと感じてしまいます。
バチが当たりそうで怖い
お守りや人形・ぬいぐるみなどは、捨ててしまうとバチが当たりそうで怖いと感じますよね。ゴミには出しにくく、だからといって人にも譲れないのでなかなか捨てられません。
プレゼントやお土産はどうやって処分すればいいの?
自分にとって使うことのないプレゼントやお土産の処分をするときは、できるだけ罪悪感のない形にしたいですよね。ですから、気軽にゴミ箱に捨てるわけにもいきません。
では、どのような処分方法があるのでしょうか?
ほしい人に譲る
まだ使えるモノだったら、人に譲るのがもっとも気がラクです。ただし、トラブルを防ぐため、贈ってくれた相手とのしがらみがない人に譲りましょう。エコの観点からもほしい人に譲るのはやさしい手放し方です。
フリマアプリで売る
もらい物をお金に変えるのは気が引けるかもしれませんが、そのまま捨てるよりも手放しやすいのが、メルカリやラクマなどのフリマアプリを利用して売ってしまう方法です。
お焚き上げしてもらう
旅行のお土産でもらったお守りやだるま、人形・ぬいぐるみなどを処分したいときは、近くの神社でお焚き上げをしてくれるところを探してみましょう。お焚き上げとは、粗末に扱えないモノを神社で供養し、燃やして処分してもらう儀式のことです。
お焚き上げは基本的に有料ですが、初詣やどんど焼きの時期に無料でやってくれる神社もあります。初詣のついでに持ち込むのがもっとも簡単な方法です。有料でもよければ、好きなときに持ち込むか郵送してお焚き上げをお願いすることもできます。
潔く捨てる
どんなに罪悪感があっても、使わないモノ、趣味の合わないモノを持ち続けるのはストレスです。ストレスを溜めるくらいなら潔く捨ててしまいましょう。その際は、自治体のホームページでゴミの種類を確認し、きちんと分別してくださいね。
プレゼントやお土産は感謝の気持ちを伝えることが大事
プレゼントやお土産は、受け取って「ありがとう」と言った時点であなたのモノです。相手への感謝の気持ちが伝われば、それで贈り物としての役割を果たしたと言えます。
受け取ったモノが「自分にとって必要なモノなのか、役に立つモノなのか」を考えればいいのです。必要性を感じなければ手放してもまったく問題ありません。
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