片付けられない原因とその対処法とは?おすすめサービスも紹介

「散らかってる部屋をどうにかしたいけど、どこから手を付けていいのかわからない…」
「気合を入れて大掃除したのに、2~3日すると元通りになっていて絶望する…」
こういった「片付けられない悩み」を抱えている人は、実は結構多いもの。
本記事では、あなたが部屋を片付けられない原因とその対処法について、詳しく解説していきます。
また記事の最後には、自分の力だけでは片付けをするのが難しいという方に向けて、おすすめのサービスも紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
片付けられない原因4パターンとその対処法
憧れのスッキリと片付いた部屋を手に入れるためには、まずはあなたの「片付けられない原因」を突き止めることが第一歩。
代表的な原因4つのうち、自分がどのパターンに陥っているのか、思い当たるものを探してみてください。
原因①部屋の規模や収納のタイプが生活に合っていない
物をたくさん持っているのに部屋が狭すぎたり、収納に向いていない部屋に住んでいると、いくら気を付けていても自然と片付けの難易度は上がってしまいます。
楽器や筋トレグッズといったスペースをたくさん取る物を持っていたり、本やフィギュアなどを集めるコレクション趣味がある人の場合、狭い部屋ではスッキリ片付けるのにも限界があるのです。
また、古いアパートに住んでいる場合、収納スペースそのものが現代の生活にはマッチしていないという可能性も。
クローゼットがあればシワにならずに簡単に出し入れできる衣類も、押し入れに衣装ケースに入れて収納してしまっては、取り出す度にぐちゃぐちゃと散らかるものです。
こういった原因で部屋が散らかってしまうケースの対処法は、住んでいる場所全体の見直しをしてみることです。
デッドスペースがないか、物の配置や収納方法で完全出来るポイントがないか、一度しっかりと確認してみましょう。
どうしても部屋の広さや収納スペースがライフスタイルと合わないようであれば、引っ越しを視野に入れてみてもいいかもしれません。
原因②片付けが習慣化されていない
年に何度か大がかりな片付けをしてピカピカにするものの、いつの間に元通りになってしまうという場合は、片付けが習慣化されていないことが原因だと考えられます。
次のような行動に、心当たりはありませんか?
- 床に物を置く癖がある
- 一度出した物を元の場所にしまわない
- 取り込んだ洗濯物や片付けをついつい後回しにしてしまう
こういった無意識のうちに取っている行動が積み重なると、キレイに片付けたはずの部屋が知らず知らずのうちに散らかってしまうのです。
ではどうすればいいのかというと、自分の「散らかりやすい行動パターン」を把握し、「片付きやすい行動パターン」へと徐々に修正していくことが大切。
仕事から帰ってくると持ち物をすべて床に置いてしまう・出かける前の服を選んでいるとあれもこれもと引っ張り出してしまうなど、あなたの生活のなかに散らかりやすい行動パターンがあるはずです。
そういった自分の行動パターンにまずは自覚的になり、生活の中に片付け習慣を組み込んでみましょう。
片付きやすい行動パターンを習慣化するためには、日常で必ずする動きと片付けをセットにすることがポイントです。
歯磨き前に床に落ちたものを拾う・散らかったものを元の場所に戻してからお風呂に入るなど、無理なく続けられるルールを設けると、挫折せずに習慣化しやすくなります。
原因③片付けに強いストレスを感じる場合は「発達障害」を疑ってみる
子供の頃から片付けが苦手で、親や先生に叱らることが多かった人のなかには、「もしかして自分は何かの病気なのでは…?」と考えてしまう場合もあるでしょう。
必ずしも「片付けられない=病気」というわけではありませんが、頻度と程度によっては、ADHDやADD(注意欠如・多動症)といった発達障害の症状である可能性も考えられます。
自分なりに努力や工夫をしても片付けが上手くいかない、日常生活に支障を来たすレベルで深刻化しているといった場合は、一度専門医を受診してみるというのもひとつの方法です。
また発達障害には、片付けられない自分を否定したり、ストレスを感じることによる「二次障害」の危険があります。「片付けられないのは、努力が足りないからだ」と自分を責めずに、周囲の人に手伝ってもらったり、片付けサービスなどをうまく活用しましょう。
原因④片付け以外のことも億劫に感じるようなら「うつ病」の可能性も
片付けに限らず、家事全般や休みの日に遊びにいくことすら億劫に感じてしまうといった場合は、もしかしたら「うつ病」のサインかもしれません。
転職や結婚といった生活環境が大きく変わるタイミングで片付けができなくなってしまったのであれば、特に注意が必要です。
発達障害と同じく、自己診断できるものではないので、心療内科や精神科を受診してみてはいかがでしょうか。
医師からうつ病と診断された場合は、片付けられない自分を責めたり、無理に片付けようとしたりするのはご法度。
症状が悪化してしまう恐れがあるため、周囲に頼れるところは頼って、何よりも治療に専念することが重要です。
片付けられない人でも部屋をキレイに保つ方法
自分の片付けられない原因がわかったところで、「そうは言っても、まずは何から始めたらいいかわからない」という人もいるかもしれません。
そこでここからは、今すぐにでも始められる、部屋をキレイに保つ方法を紹介します。
手を付けられそうなものから、無理のない範囲で実践してみてください。
物を減らす
物の数そのものを減らすのは、必然的に部屋が散らかりにくくなるため、最もおすすめしたい方法です。
- 「いつか使う」と思って何年も使わずに取っておいてある物
- 使わないのに、申し訳なくて捨てられなかった貰い物
- かつては魅力を感じていたのに、興味が薄れてしまった物
こういった物を、心を鬼にして処分することも、時には必要。
思い出の品は写真に撮る・本はスキャンするなど、電子化できるものはどんどんしていく、という方法も有効です。
「絶対に使わないけど、高かったからもったいなくて捨てられない!」という物の場合は、フリマアプリやリサイクルショップを利用して換金してみてはいかがでしょうか。
物の置き場所を変える
不要な物を処分したのに、思ったほど部屋が片付かないというケースもあります。そんなときは、物の配置を変えてみましょう。
よくあるのが、頻繁に使うものを奥にしまいこんでしまって、ひっかき回しているうちに部屋がどんどん散らかっていってしまうといったパターン。
月に何度も着る服はタンスやクローゼットの1番手前に置く・毎日使う洗面用具はサッと取れる場所にあらかじめ並べておくなど、頻繁に使う物ほど最小限の動きで取り出せるよう、工夫をすることが重要です。
便利な収納グッズに頼る
最近では、100円ショップや雑貨店で、さまざまな用途に合わせた収納グッズが販売されています。
自分に合った収納グッズを上手く使えば、最小限の手間と努力で部屋をスッキリさせることが可能です。
便利な収納グッズには、以下のようなものがあります。
- S字フック(カバンやキッチン用品を引っかけるのに便利)
- 底の浅い収納ケース(ごちゃごちゃになりやすい小物が探しやすい)
- 幅の狭いラック(キッチンや洗面所の隙間へかさばらずに置ける)
収納グッズを選ぶ際は、サイズ感やデザインをよく見て、実際に部屋へ置いたときのことを想像しながら吟味しましょう。
ライフスタイルにマッチしたものを選ぶことで、ストレスなく片付けがしやすくなります。
完璧を目指さず、小さなことから習慣化していく
「部屋を片付けるぞ!」と意気込むと、家にある物をすべて取り出して断捨離を始めてみたり、大がかりなことをしてしまいがち。
ですが、全部を一度にやろうとするとその一回で気が済んでしまって、すぐに元の部屋に戻ってしまう可能性が高いです。
長期間片付いた部屋をキープしたいのであれば、頑張るのは禁物。
「まずは本棚だけ整理してみようかな」など、ストレスなく取り組みやすいことから、ひとつずつ実践していくことが重要です。
プロの手を借りたいときにおすすめのサービス3選
自力で片付けをするのがどうしても難しい、もしくはなるべく少ない労力で片付けをしたいのであれば、プロに頼んでしまうというのもひとつの方法です。
特に発達障害やうつ病を診断された場合は、無理せず積極的に片付けサービスを利用しましょう。
ここからは、あなたの片付けをサポートしてくれる3種類のサービスを紹介します。
また、それぞれのサービスがどういった人におすすめかについても解説していくので、自分にぴったりのサービスを選んで利用してみてくださいね。
宅配収納サービス
洋服や本、思い出の品など、段ボールに収まるサイズの荷物を、宅配で送って収納・保管してもらうサービスです。
片付けサービスのなかでは最も安価なので、できるだけお金をかけたくない、お試しで利用してみて良さそうだったら継続したいという人におすすめ。
宅配収納サービスの「カラエト」なら、送料やアイテム撮影料込みなのに、月額たったの500円で利用できます。
申し込み・預けた荷物の確認・荷物の取り出しといった操作がアプリで簡単にできるので、手続きが面倒という人でも安心です。
預けている荷物を出品して他のユーザーに売る、といったフリマアプリのような使い方ができるのも、嬉しいポイント。
収納サービスを利用したことがない人も、入門編として一度利用してみてはいかがでしょうか。
トランクルーム
家具やバイクなど、段ボールには収まらない大きな物を収納できるサービス。
段ボール箱単位で荷物を預かってくれる宅配収納サービスに対して、トランクルームは「小さな部屋や倉庫を借りる」といったイメージに近いサービスです。
預けたい物がたくさんある、もしくは大型の荷物が多いという人におすすめ。
料金相場は屋外型で2,000円~7,000円・屋内型で3,000円~20,000円。セキュリティ重視なら屋内型、価格の安さ重視なら屋外型を選ぶと良いでしょう。
「ハローストレージ」は、全国の幅広いエリアで店舗展開をしているトランクルームサービス。屋内型や屋外型のトランクルームはもちろん、バイク専用ルームといったさまざまな部屋タイプがあるので、自分の用途にあった商品をチェックしてみましょう。
片付け代行サービス
プロがあなたの部屋を直接訪ねて、代わりに片付けをしてくれるというサービスです。
どこから手を付けたらいいかわからない、収納の仕方をプロに直接教わりたいという人におすすめ。
宅配収納サービスやトランクルームのような月額制のサービスとは違い、1回完結型が基本のサービスなので、継続利用するにはそれなりにお金がかかります。
「リクシル」は、整理収納のプロがその人に合った収納の方法を提案してくれるサービス。
あなたの代わりに片付けを全てやってくれるのではなく、アドバイスをしながら一緒に片付けをしてくれるので、教わったことを実践する意志さえあればキレイな部屋をキープすることができます。
料金は半日で16,500円と決して安いサービスではないため、覚悟を持って利用することをおすすめします。
長期利用するなら価格の安い宅配収納サービスがおすすめ
片付けに有効なサービスは、どれもある程度継続して利用することが必要です。
つまり、キレイな部屋を維持しようとすればするほど、費用がかさんでしまうというデメリットがあります。
なので、できるだけ長期間利用したいという場合は、なるべく月々にかかるお金を抑えられる安価なサービスを利用するのが良いでしょう。
まずは片付けサービスのなかで最も気軽に続けられる、宅配収納サービスを利用するのがおすすめです。
ちょっとした工夫でスッキリと快適な暮らしを
物で溢れるこの時代において、「部屋がキレイに片付けられない」というのは、多くの人が抱える悩みです。
スッキリと整理された部屋と快適な暮らしを手に入れるためには、自分の片付けられない原因と傾向を理解し、それに合わせた片付け方法を実践することが重要です。
さらに、自分の力でできないことはサービスを上手く活用することも大切。生活の向上に投資すると思って、片付けサービスを積極的に利用してみましょう。
あなたの性格やライフスタイルに合った方法を賢く選択して、今よりもっとハッピーに、そして自由に暮らしてみてはいかがでしょうか。