楽器の置き場所に困ったら!楽器の長期保管や収納についてご説明
学生の頃は毎日楽器を演奏していても、社会人になってからは、演奏する頻度が減った、まったく演奏しなくなってしまった、という人は多いのではないでしょうか。
しかし、楽器にはそれぞれたくさんの想いが詰まっており、チャンスがあればまた演奏したいと思っている人は多いものです。また、演奏しなくても、時々手にとって眺めていたい人もいます。
どんな楽器もデリケートなため、保管しておくには環境をしっかり整える必要があります。本記事では、自宅で楽器を長期保管するためには、どんな環境を整えるべきかを解説します。
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すべての楽器に共通した保管方法
楽器はとても繊細です。少しでも手入れを怠ったり、雑な収納をしたりすることによって、わずかに音が狂ってしまうものです。
楽器には、弦楽器、管楽器、打楽器などさまざまな種類がありますが、どんな楽器でも使い終わった後は必ずケアしてから収納します。これは、長期保管する際はもちろん、毎日使っている場合でも行ってください。
各楽器には、種類に即したケアの方法があります。日頃からケア方法を念頭において、使い終わったらその楽器に必要なケアを施し、ケースがあれば専用のケースに入れて収納します。
どんな楽器も湿気は大敵です。金属が使用してあれば、その部分が湿気で錆びてしまいますし、木製であれば、湿気を吸ってカビや変形などを引き起こしかねません。乾燥剤などを使って、湿気が入り込まないように工夫しましょう。
長期保管する場合は、保管場所の環境を整える
自宅で楽器を保管する時、収納場所としてクローゼットや押し入れを利用する人が多いのではないでしょうか。
すぐに取り出せる場所として、そういった所に収納するのは良いのですが、気を付けなくてはならないのは、自宅の収納スペースがどういう状態かということです。
自宅のスペースに保管しておくのであれば、以下の3つのことに気を付けて保管しましょう。
- 保管する収納スペースは余裕を持った空間にする
- 除湿剤などを使用し、乾燥した天気の良い日に風を入れる
- ホコリが発生しないよう、小まめに掃除をする
押し入れなどの収納スペースは、つい物を詰め込みがちです。特に賃貸などで収納スペースが少ない部屋では、限界まで押し入れに詰め込んでいる人も見受けられます。
しかし、限界まで物を詰め込んだ収納スペースには湿気がたまりやすく、風も通らないため、保管する楽器のみならず、収納したもの全体に悪影響を及ぼします。
湿気がたまるとカビが発生しやすくなり、物があって掃除が行き届かないと、ホコリと湿気が混じることによって虫が湧いたりします。
収納スペースに入れる物は8割程度を心がけ、乾燥した晴れの日には扉を開けて風を通しましょう。
また、風を通すついでに荷物を出し、ホコリをしっかり掃除して虫の発生を防ぐことも大切です。
楽器は非常に繊細なため、収納時のケアだけでなく、保管環境そのものを整えることが非常に大切です。
出しっぱなしにすることのリスク
楽器を収納するスペースが確保できない場合、室内に出しっぱなしにすることも考えられますが、室内に出しっぱなしにすることは、リスクを伴います。
楽器そのものに長時間直射日光が当った場合、乾燥してひび割れや色やけを起こしてしまいます。
日の当たる角度を確認して日陰に置いたつもりでも、季節によっては、留守の日中に思わぬ場所まで日の光が入ってしまうのはよくあることです。
また、ケースに入れてあっても、直射日光が当たった場合、ケース内の温度がぐんぐん上昇し、楽器が熱を帯びます。
すると、楽器によっては音の狂い、楽器そのものの破損を招きますので、室内に出しっぱなしにする保管方法はおすすめできません。
適切な保管環境が実現できないときは
収納スペースそのものが小さい、少ないなど、楽器を収納しておくための適切な保管環境が、どうしても整えられない場合もあります。
そんな時は、自宅以外の収納サービスを利用することも選択肢に加えておきましょう。
トランクルームというと、コンテナごと借りる大きなものを想像しがちですが、今は、屋内で段ボール1つから清潔に保管してくれる収納サービスが人気です。
月額使用料も数百円と、負担にならない金額で預かってもらえるサービスもあります。
季節外の衣類やアルバムなど、場所を大きくとっているけれど、頻繁に取り出さないものや、大型段ボールに入るなら楽器そのものを預けるのにも最適です。
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まとめ
楽器をいつまでも美しい音色で奏でるためには、劣化させずに保管することが何よりも大切です。
心を込めてケアをしても、その後の保管状況が悪いと、音が狂ったり、楽器そのものが劣化したりして取り返しのつかないことになってしまうのです。
まずは、自宅の収納スペースを適切に整え、物が多い場合はトランクルームサービスを利用することも検討しましょう。