ごちゃつく台所の必殺収納術!キッチン収納の実例を紹介します

食品を扱うからこそ清潔感を保ちたい台所ですが、収納しているアイテムは細かいものからフライパンのようなしまいにくい形状のものまで様々で、「使い勝手と収納」を両立することが難しい場所です。使いやすさにも直結するため、どう収納していけばいいのか悩みますよね。
この記事では、放っておくとついつい雑多になりがちな台所収納を、収納術を使ってスッキリとさせる小技を中心に台所収納の実例やコツ、使えるアイテムをまとめてご紹介します。
台所に収納するものにはなにがある?

台所には多種多様なアイテムが勢ぞろいしています。中には洗剤と食べ物など相容れないものも……。ざっとまとめると以下のようなラインナップではないでしょうか?
- 鍋、フライパンなどの調理器具
- 菜箸、包丁、ハサミなどキッチンツール
- 皿、箸などの食器- お弁当用グッズ
- ふきん、ペーパータオル、タオル
- ポリ袋など消耗品
- 洗剤、漂白剤など
- 缶詰やパスタなどの保存食や調味料
参考記事:使い勝手の良いキッチンを目指すなら隠す収納がおすすめ!収納アイデアをご紹介
台所収納術のコツとは

台所収納術のコツは大きく3点です。
- 何年も使っていないものは捨てる
- 棚の中はトレーやカゴをうまく活用して奥を取り出しやすくする
- 空中や壁、引き出しの深さといった使えそうな場所を使い収納力をUP
次に、使いにくい場所を使いやすく変えて、「よく出し入れする場所」を増やすことです。手前にぎゅうぎゅうに詰め込んでいたものも、奥が使えればだいぶスッキリします。
そして空中や壁など余力のあるデッドスペースを有効活用し、収納力をUPしていくことがポイントとなってきます。
台所収納におすすめのアイテム

台所収納は食器棚のような大型の家具もありますが、全体的にはちょっとしたアイテムで解決できることが多くあります。ここでは収納術に使えて気軽に揃えることができるアイテムを中心に、台所収納で使えるアイテムを7点ご紹介します。
無印良品 「トタンボックス」
ステンレスとも相性が良いトタンのボックスは、上棚の整理整頓にとっても便利です。上段に普段使わないものをまとめて入れておけば見た目もスッキリします。いくつか並べて設置すれば統一感も!取手がついているところも使いやすさの秘訣です。無印良品 「ポリプロピレンファイルボックス」
奥行きと深さのあるファイルボックスは扉を開くタイプ棚にぴったり。とくにシンク下が扉タイプの場合は大活躍間違いなしです。適度な深さもありいろいろなものを効率的に収納できます。カインズ 「Skitto(スキット)」
台所や食器棚の引き出しはごちゃごちゃとしがちです。こちらのトレーはサイズ展開も豊富で、組み合わせ自由に引き出しの中を整理することができますので便利です。断然使いやすくなり、見た目もスッキリしておすすめです。UCHIFIT 「キッチンペーパーハンガー」
見た目もスタイリッシュな片手で一枚サッと取れる、横型キッチンペーパーホルダーです。棚に差し込んで両面テープで止めるだけで設置できとっても簡単!セリア「キッチンペーパーホルダー」
キッチンペーパーを戸棚や上棚の下につるすことができるペーパーホルダーです。セリアの商品はリーズナブルですので、デッドスペースを利用した収納を簡単に実践できます。セリア アレンジトレー「アレンジまとめホワイト」
食器棚やシンク下の棚で活躍するのがセリアのトレーです。細長い形状のトレーは、並べて使えば簡易的な引き出しとして使えます。リーズナブルで揃えやすいので棚の大きさに合わせて購入すれば、奥の物が簡単に取り出せて大変便利です。ロータイプ食器棚「レトロモダンキャビネット POOL」
最後に大型家具の食器棚です。食器棚と言えば天井までのものが多いですが、腰の高さぐらいの棚に変えてみてはどうでしょうか。上部がなくなるだけでも圧迫感がなくスッキリとして見えます。こちらの食器棚は置いてあるだけで素敵な雰囲気に。空いた上部は壁につけるタイプの棚を付けて、見せる収納にしてもよいでしょう。台所の収納実例

では実際に、こういったアイテムをどう組み合わせて賢い収納を完成させればよいのでしょうか?実は「これだけでよかったのか……」と思える簡単で目からうろこの台所の収納術がたくさんあります。そんな実例の中から、手軽に取り組める内容を中心に収納実例を12点ご紹介します。
上棚
取ってのついたボックスで収納すれば手に取りやすい!
台所の頭上にある棚は手が届きにくい分、普段使わないものをしまいがちです。ここに取り出しやすい取手付きのボックスを並べれば、出し入れがとってもしやすくなります。普段使いの収納スペースが広がるためとってもおすすめです。ボックスはホワイトで統一して清潔感UP
上棚や食器棚にいれておく収納ボックスはホワイトで統一してみましょう。台所にホワイトは相性がよく、扉を開いたときの印象がよくなります。清潔感があると気持ちがよいですし、オープンキッチンでお客さんから見える場合は、特に中の整理整頓にも気を付けたいですね。シンク上、シンク周り
吊戸棚の下にラックを引っ掛けて有効活用
同じサイズのラックをいくつも設置すれば統一感もありスッキリとして見えます。取り出しやすいのでラップやアルミホイルなどをしまっておくのもよいですよ。シンク前の壁に棚を付けて、やかんや調味料などの収納場所に
やかんは出番は多いのですが、使わない間は調理の邪魔となってしまいがち。油が飛べば汚くなってしまいますし困りものです。そこで、シンク前の壁に棚を設置してみるのはどうでしょうか。やかんだけではなく、調味料入れや色々なものが置けてとっても便利。見せる収納はすぐに手が届くのでとっても使いやすいところも魅力的です。戸棚の下にある空間にキッチンペーパーホルダーを吊るす
キッチンペーパーは下に置くのではなく、戸棚や上棚の下にある空間を利用してみてはどうでしょう。いろいろなホルダーがあり、使いやすさや見た目が豊富なので好きなものを選べますよ。シンクの下の棚や引き出し
引き出しは、高さを活かしてデッドスペースをなくす工夫を
シンク下の引き出しは深いものが多いですよね。その深さを上手に使えば収納力があがります。高さのある容器に入れて食品を保存する、ラップを立てて収納するといったことを実践すると、空間を無駄にすることなく収納できます。ファイルボックスで仕切って洗剤やスプレーを収納
深さのあるシンク下の引き出しはA4用のファイルボックスで仕切りましょう。洗剤のストックや漂白剤が倒れたり、ぐちゃぐちゃにならず立てて保管できます。見た目もきれいで、収納箇所も一目瞭然になるためとっても使いやすくなります。引き出しの内側にフックを設置
包丁などがしまってある引き出しの内側にフックを貼り付ければハサミなど日常的に使う小物の収納場所が完成!デッドスペースをうまく活用しつつ、使いやすくできるので素敵なアイディアです。扉を開くタイプは長さのあるラックで手前までしっかり収納
扉を開くタイプは奥に深い事が多いので、普通のラックでは長さが足りません。そこにものを置いてしまうと後ろのラックはとても使いにくいことに……。そこで長さのあるラックを探しましょう。シンクの下にぴったりと合う長さのラックを用意できれば手前に物を置かなくなってスッキリしますよ。食器棚
食器棚の中に背の低い縦長のトレーを設置
奥行きが広い食器棚だと奥に置いた食器が使いにくいものです。奥が深くて手が届きにくい棚には、細長いトレーを並べて設置しコップなどを収納。トレーを引き出すだけで奥に置いた物も取り出しやすくなります。引き出しの中はいろいろなサイズのトレーを駆使
箸やカトラリーをはじめ、ピックやおかずカップなどお弁当作りに欠かせないアイテムも、こういったトレーで保管すればさっと取り出せて便利です。引き出しのサイズや入れるものによってどのトレーを使えばいいのか考えて設置すれば、あっという間にスッキリとした引き出し収納の完成です!よく使うものと使わないもので2段に重ねておくことで更に使い勝手がよくなります。冷蔵庫の側面
すのこで簡単な収納スペースの完成
冷蔵庫をはじめとした壁面を有効活用しない手はありません。100均などで購入できるすのこをペイントし、冷蔵庫に貼ったマグネットフックに引っ掛ければ壁面収納の完成です。そこにフックや丸棒をうまく組み合わせて、タオルやカップをかけておくことができて便利です。簡単に実践できておしゃれな点も魅力でしょう。まとめ

収納術をシンクの前から冷蔵庫の側面まで、場所別に実例を見ていきましたがいかがでしたでしょうか? 台所収納は場所と物は多いですが、アイディア1つずつは簡単に実践できるものばかりです。ちょっとした収納アイディアの数々が、清潔感のある整理整頓された台所収納を完成させていきます。まずは明日から取り組めそうなものを1つ見つけてぜひ実践してみてください。