脚立置き場は屋外で雨ざらしはNG!脚立収納アイデアのご紹介

庭木の手入れや日曜大工など高所の作業に欠かせない大型のものや、踏み台のように手軽に使える小さめのものなど、あらゆる作業に重宝する便利な脚立です。
保管するには収納スペースの確保やその方法にちょっとしたコツや工夫が必要です。本記事では、脚立の正しい保管方法について解説していきます。
参考記事:使わないバーベキュー道具は一旦保管!物置ではダメな理由とは
脚立の保管・収納に悩む理由
自宅にある脚立はどのくらいの大きさでしょうか。脚立には、さまざまな大きさや種類があります。自宅内で使用しているなら、そんなに大きくない、コンパクトに収納できるものかもしれませんね。
ただ、脚立といえば人が足を乗せて体重をかけて使用するものですので、段数が少ないものでも頑丈にできています。折り畳んでも、ある程度の厚みがあるものが一般的です。
また、屋外で庭木の剪定などに使えるものであれば、長さも重さもあり、保管場所のスペースも必要ですし、倒れると危険なため安全に収納できる場所でなければ保管できません。
脚立の保管で多くの人が悩むポイントは、主に2つ。
- どこにしまえばよいのか分からない
- 収納スペースの確保が難しい
特に、屋外で活躍するほどの大きな脚立は、適した保管環境や収納場所が見つからないことも多いのではないでしょうか。
屋外に放置され、錆びてボロボロになっているものを見かけることがあります。こうなってしまうと、もう安全に使うのは難しいでしょう。できるだけ錆びから守り、長く使えるような環境で保管することも大切です。
脚立の正しい保管方法とは
脚立は正しく保管しておかないと劣化してしまう可能性があります。気が付かない間に劣化し、使用中に破損したら大きな事故に繋がりかねません。また、不用意に保管してしまった場合、脚立を利用して敷地内に侵入されてしまうなど、防犯上のトラブルも起きてしまうかもしれないのです。
ここでは、脚立の正しい保管方法や、保管のポイントについてしっかり確認していきましょう。
脚立はできる限り屋内に収納する
屋外で使用する脚立は、つい出しっぱなしにしがちです。玄関からあまり見えない位置の壁に立て掛けている家庭も多いでしょう。
しかし、これは防犯上避けた方が良い収納方法です。万が一、不審な人物が、無造作に放置された脚立を見つけた場合、その脚立を使って2階から侵入するかもしれません。屋外にある脚立は、容易に泥棒の道具となり得えるのです。
そのため、自分の家を守るためにも、脚立はできる限り屋内に収納しておきたいところ。どうしても屋外しか置場所がない場合は、チェーンロックするなどして泥棒が使えないように工夫することをおすすめします。
脚立のお手入れ方法
脚立は、主にアルミかグラスファイバーでできています。インテリア性の高いものは、ポリカーボネートなどの素材も使われていますが、今回は一般的なものに絞ってご紹介します。
家庭用の脚立で、特によく選ばれるのは、アルミ製です。グラスファイバーは、電気を通しにくい性質があるため、工事をするときには便利ですがそのぶん高額で、どちらかといえばプロが使うことが多い脚立です。
アルミ製の脚立は、軽くて丈夫なので使い勝手が良く、家庭用として人気があります。アルミは耐食性に優れていると言われていますが、お手入れを怠ると劣化しやすくなるので油断は禁物です。
アルミ製の脚立は、白い粉や黒ずみが生じることがあります。これは、雨や日光にあたることで変質したり、湿気によって酸化することで起こります。少々の変化であれば、安全性に影響がないこともありますが、濡れたまま放置しているなどで腐食がすすむ可能性もあります。
いくら耐食性に優れているといっても、お手入れをせずに過酷な環境に置いておくと、劣化が早まり危険です。たとえば、腐食によってガタツキが生じたり、ゆるみが生じたりすると、体重を預けるのはとても危険。脚立を使用する前には、曲がっていないか、ねじれていないか、ガタガタしないかなど、十分な確認が必要です。
屋外で使用する脚立は、汚れがつきやすいため、泥や砂、雨、油などの汚れは、きちんと落として保管しましょう。保管場所は雨のあたらない、湿気のすくない場所を選ぶことも大切です。
脚立は折り畳んで壁に固定
脚立は横に寝かせて収納するより、立てかけて収納した方がスムーズに運び出せます。横に寝かせて収納した場合、脚立の上にはそれ以上のものを収納できないため、デッドスペースばかり増えてしまい、収納効率が悪くなります。
しかし、ただ壁にたてかけるだけでは安定性に欠けるため、万が一倒れたときに危険が生じます。もし、壁に細工ができるのであれば、丈夫なフックのようなものを取り付けて壁にかけて固定すると安心です。
脚立を処分する前に
サビなどで見た目が悪くなった脚立は、安全面を考慮すると、人が乗るという本来の役割が果たせないかもしれませんが、インテリアアイテムとして再活用する方法もあります。
脚立を開いて板を渡せばガーデニング用の棚になりますし、サビ等を生かして無骨な飾り棚にするなど、アイデア次第でシャビーシックなインテリアやインダストリアルな雰囲気のアイテムにリサイクルすることも可能です。
処分する前にもう一度、他の用途がないか頭をひねってみましょう。
屋内用の脚立で使わなくなったものは、棚にするだけでなく、キャットタワーに生まれ変わらせるなどの方法もあります。
脚立に最適な保管場所は?屋外・屋内の場合
脚立に最適な保管場所は、どんな脚立かによっても違います。
屋外で使用する大型の脚立は、やはり物置などに収納しておくのが望ましいでしょう。物置収納がかなわない場合は、軒下など、雨に当たらない場所に保管し、チェーンロックを使って持ち出せないようにしておくと安心です。
屋内で使用する脚立は、大きめの物なら家具と家具の隙間など、倒れてこない場所に収納すれば安全に省スペースで収納できます。軽い脚立なら丈夫なフックを取り付けて、落ちてこないよう工夫して引っ掛け収納するのもいいでしょう。
また、小さく軽い脚立なら、押し入れや納戸など、使いたい時にサッと取り出せる場所に収納するのが便利です。
脚立は思い立った時にすぐ使いたい事が多く、収納スペースの奥にしまうと使い勝手が悪くなります。必然的に収納スペース手前の壁際に寄せて保管することが多くなりますが、大きなスペースを占有してしまうのが難点でもあります。
また、押入れや納戸に荷物がぎゅうぎゅうに詰まっていては、取り出すのにも一苦労。脚立なんて余分なものを入れる隙間なんてない!というお宅もあるのではないでしょうか。
そんな時は、使う頻度の低いものを自宅外に収納し、スペースを確保ことを考えてみましょう。今は自宅の収納と同じような気軽さで手軽に使えるトランクルームもあります。
宅配型トランクルーム「CARAETO(カラエト)」は月額500円で大きな段ボールサイズを預けることができるので、自宅の収納のぎゅうぎゅう状態を簡単に解決してくれます。スッキリ整頓された収納スペースなら、脚立を使いたい時にサッと使えて余計なストレスを感じずに保管できます。
まとめ
今回は、脚立の保管方法や注意点についてご紹介しました。
脚立は安全に使うことが第一ですので、劣化させない工夫や、犯罪に使用されない工夫など、さまざまな観点から保管場所を考える必要があります。
また、脚立の収納場所には多くの人が頭を悩ませますが、脚立そのものの保管場所を考える時、まず考えるべきは「スペースを生み出す」ことです。
脚立の収納は、使いたい時にサッと取り出せることが第一条件。脚立の保管場所に悩んだらまず、使う頻度の少ないものを処分する、または外部に預けるなど、発想を転換してみることがおすすめです。