2点ユニットバスでも工夫次第で楽々収納。洗面台や歯ブラシアイデア

ユニットバスといえばトイレとお風呂が一室になっているものを想像されるかと思いますが、正確にはあらかじめ工場で浴槽、天井、壁、床などをパーツごとに製造し、それらを現場で組み立てるバスルームのこと自体をユニットバスといいます。
その製造方法、組立方法で洗面台とお風呂が一室になっているものを2点ユニットバス、トイレ、洗面台、お風呂が一室になっているものを3点ユニットバスといいます。
2点、3点のユニットバスはアパートやマンションなどに多く、一室にお風呂だけのお部屋と比べて家賃が安いなどのメリットがあることから利用されている方も多いでしょう。
今回は、ユニットバスの収納についてご紹介したいと思います!
参考記事:【洗濯事情】狭いワンルームでも快適に部屋干しをするコツ
ユニットバスの収納に悩む理由

2点、3点のユニットバスのお部屋は家賃が安いというメリットがありますが、やはりデメリットもあります。デメリットの中でも一番悩まされるのは収納です。
お風呂と洗面台、トイレが同じ空間に一体になっているユニットバスは通気性が悪く、湿気やカビ、ニオイが気になります。例えば、通常のトイレであればトイレットペーパーをトイレ内に収納されている方が多いと思いますが、ユニットバスでは湿気があるため収納することができません。
さらに空間が狭く、収納スペースを確保することが難しい点も、ユニットバスを使用する上での悩みとなるでしょう。
ユニットバスの収納のポイント

通気性が悪い、収納スペースが少ないという悩みを少しでも解決するためには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。
風通しをよくする
カビが増える原因はその環境にあります。カビは、湿度が高いところや湿気の多い場所を好む傾向があります。そのため、お風呂を利用した後にきちんと換気せず窓や扉を閉じた状態にしておくと次第にカビが繁殖します。カビが一度住みついてしまうとある程度落とすことは可能ですが、完全に落としきることは難しくなります。
カビの繁殖を事前に防ぐためにも、お風呂を利用した後は必ず換気扇を回し、窓や扉を開け風通しをよくしましょう。
ストックはユニットバス外に保管する
シャンプーやリンス、石鹸、歯ブラシ、歯磨き粉など、ユニットバス内で使用するもののストックを買っておくことも多いと思います。しかしそれらストックをユニットバス内に収納するとなるとかなりのスペースが必要となり、アイテムを使い始めるまでに菌が繁殖してしまうなどとても不衛生な状態になります。
そのためストックはユニットバス外に保管し、使用するときに持ち運ぶようにしましょう。
上記の2点に気をつけ、ユニットバスを快適に利用しましょう!
ユニットバスの収納のおすすめアイテムとは

実は、ユニットバスならではの悩みを解決してくれるアイテムはたくさん存在します。また、専用アイテムを使うことで、より快適なユニットバス収納をおこなうことができるでしょう。
ここからは、ユニットバス収納に最適なアイテムを紹介していきます。どれも3,000円以下のリーズナブルな価格の商品をピックアップしてみました。URLを参考に自宅のユニットバスに合うアイテムかどうかチェックしてみてくださいね。
「ベストコ ステンレス突っ張りコーナーラック」
このコーナーラックは、狭いユニットバスでも快適に物を置ける優れもの。縦型の強力バネで床と天井に突っ張るため、頑丈でしっかりしています。4段の棚には水切り穴がついているため、水が溜まって菌が繁殖することもなく衛生的に利用できます。さらに棚にはタオルハンガーがついているため、タオルブラシや掃除用ブラシなど、さまざまなものを掛けて収納できるのも嬉しいポイントです。
「パール金属 バススタッフ シャワーラック」
こちらは、シャンプー、リンス、ボディーソープ、洗顔料、タオルブラシ、全てを収納できる優秀ラックです。ラック自体をシャワーへ掛けて使えるので、どの収納アイテムを使うよりも省スペースに収納できるでしょう。また、紐に加え吸盤もついているので耐久性も安心です。水回りの「掛ける収納」は水切りが自然にでき、独特のヌメヌメとした汚れがつくこともないので衛生的でとてもおすすめです。
「tower マグネットバスルームラック」
お風呂ではあまり使うことのないマグネットですが、実はマグネットが張り付くタイプの浴室壁面はたくさんあります。こちらのマグネットバスルームラックは、張り付けるだけの簡単設置でスペースもとらずにバス用品を収納できます。さらにアイデアをうまく活かすことでバス用品だけでなく、2点ユニットバスでは歯ブラシなどの洗面用品、3点ユニットバスではトイレ用品などの収納も可能です。
towerのマグネットシリーズは、他にもタイプの違うラックが多数あるので、用途別で組み合わせて使うのもおすすめです。
ユニットバスの収納アイデアを紹介

最後に、ユニットバスのおすすめ収納アイデアを紹介していきます。
専用アイテムを使わずに小物をうまく使って安く済ませたい、手軽に購入できる100円ショップの物を使って収納したい、そんな方にぴったりのアイデアとなっていますので、ぜひ参考にしてみてください!
浴室内の物は全て引っ掛ける収納法
まずは、浴室内の物を全て引っ掛ける収納にするアイデアです。100円ショップで購入できるタオルハンガーを浴室内に貼り付けます。ハンガー部分にクリップやS字フックを使い、掃除用具や歯ブラシセット、シャンプーにいたるすべてを引っ掛けて収納してしまいましょう。
シャンプー=ボトルではない。ボトルを置かない収納法
シャンプーやリンスの詰め替え用パックに、ポンプとホルダーを設置してそのままタオルハンガーに引っ掛けて収納してしまいましょう。スペースを取らずに収納できるため狭いユニットバス内の収納にはとてもおすすめです。鏡に貼り付け収納
吸盤ホルダーを使い、鏡に歯ブラシや歯磨き粉をくっつけてしまう収納アイデアです。これなら置くスペースがなくても問題ありません。鏡の範囲が狭くなってしまうのがデメリットですが、狭いユニットバスの場合は妥協してしまうのも一つの手ではないでしょうか。
バスタブトレーで収納スペースを増やす
浴槽の外側にはもう収納スペースを確保できない……そんなときは、バスタブ部分に収納を増やしてしまいましょう。バスタブトレーを浴槽のはじっこに設置すれば、シャンプー、リンス、ボディソープだけでなく、歯ブラシセットを置く余裕も生まれます。トイレタンクの上を活用
トイレタンクに蓋がついている場合は、その上をフル活用しましょう。このとき使用する収納ケースは、プラスチックなどの濡れても心配ない素材のものを選ぶようにしましょう。まとめ

いかがでしょうか? ユニットバス収納において大事なポイントは、アイデアや工夫で収納スペースを増やすことです。吊るす収納や掛ける収納で空中スペースを活用すれば、思ったよりたくさんのものを収納することができます。
狭くて使い勝手があまりよくないユニットバスかもしれませんが、今回ご紹介したアイテムやアイデアを参考にしていただき、快適な空間を作ってみてくださいね。