サッカースパイクのお手入れ方法や保管方法について
スパイクは運動靴の一種で、靴底に突起がついているのが最大の特徴。この突起が良い働きをしてくれて、地面をより強く蹴ることができるようになります。瞬発力を発揮できるので、屋外スポーツには欠かせないシューズですよね!
そんなスパイクは靴底をはじめ特徴的な構造をしているので、普通の運動靴のように洗ってもいまいち汚れが取り切れないことが多いと思います。
そこで今回は、スパイクの正しいお手入れ方法や保管方法を徹底解説!愛用のスパイクを長持ちさせるためのコツをお伝えしていくので、ぜひ参考にしてみてください。
参考記事:サッカースパイク置き場や保管方法に困ったら、収納や保管方法見直し
スパイクはどんなスポーツに必要?
冒頭でもお伝えした通り、スパイクの靴底には通常の運動靴にはない突起があり、これのおかげで地面を強く蹴ることができます。そのためスパイクは「走る」「蹴る」といった動作が必要な屋外スポーツに取り入れられていることが多いです。
身近なところでいえば野球・サッカーなどが代表例でしょう。特にサッカーは「走る」と「蹴る」、両方の動作が必要になるので、スパイクを履く効果を最も感じることのできるスポーツです。
スパイクの正しいお手入れ・保管方法とは
スパイクは脚を激しく動かすスポーツに欠かせないアイテムです。でもそれはつまり、スパイク自身も走ったり蹴ったりする度に酷使されているということ。愛用のスパイクを長持ちさせるためには、日々のお手入れがとても重要です。
スパイクのお手入れ方法
スパイクのお手入れ方法は、使われている素材によって大きく異なります。スパイクは主に天然皮革のものと、合成皮革のものとがあります。見た目にはあまり分かりませんが、使い心地が微妙に異なるので好みに合わせて選んでいる方が多いようです。スパイクに限らず、革製品は基本的に水でじゃぶじゃぶと洗うのはNG。ブラシや固く絞った雑巾などを使って、なるべく濡らさないようにお手入れするのがコツです。
以下、それぞれのお手入れ方法を詳しく解説していきたいと思います。
●天然皮革
天然皮革はやはり天然の素材を使っている分、合成皮革よりも丁寧にお手入れする必要があります。ひどく汚れていない場合も、使い終わった後は必ず掃除あげるようにしましょう。まず、用意するものは以下の通りです。【用意するもの】
- 毛ブラシ
- 金ブラシ
- 歯ブラシ
- シューズ用クリーナー
- シューズ用クリーム
- 布の切れ端
1.まずは表面についた特にひどい汚れを取り除いていきましょう。泥や砂など、地面にはたいて落とせるものはなるべく落とし切ります。中に入ってしまった砂利もできるだけ取り除きましょう。 2.次に中敷きを取り出します。この時、奥に詰まっていた砂利や砂などがあればしっかり取り除いておきましょう。 3.使い終わったばかりのスパイクは汗をたっぷりと含んでいて、そのまま靴箱にしまってしまうと雑菌の温床になってしまいます。そのため、スパイクを洗う前に、まずは半日程陰干しして汗を乾かします。天日干しの方がより早く乾きますが、あまり長く直射日光に当てていると革が傷むので、2~3時間程度にしましょう。
【お手入れ手順】
1.汗が乾ききったら、早速洗っていきましょう。まずは表面に残っている土や砂をブラシで落としていきます。この時、革を傷めないために部分ごとにブラシを使い分けるのがコツです。
- 底を除いたスパイク全体:毛ブラシ
- 靴底、靴底の突起(スタッド):金ブラシ
2.汚れが落ちたら、次は革に栄養を与えるステップです。まずは全体にシューズ用クリーナーを伸ばし、その上からシューズクリームでツヤを出してあげましょう。いずれも布の切れ端に少量ずつ取り、薄く伸ばせば問題ありません。
3.お手入れが一通り済んだら、風通しの良い日陰で陰干しします。汗を乾かす時同様、直射日光に当てると革が傷むので注意が必要です。
●合成皮革
合成皮革のスパイクは天然皮革と比べるとお手入れも簡単ですし、お値段もリーズナブル。なんといっても天然皮革と違い栄養補給の必要がないので、専用のシューズクリーナーやクリームがなくてもお手入れできるのが嬉しいですね。帰宅後すぐにやっておきたい一手間は天然皮革と同じなので、さっそくお手入れするところから解説していきます。
【用意するもの】
- 毛ブラシ
- 金ブラシ
- 歯ブラシ
- 雑巾
1.天然皮革同様、部分ごとにブラシを使い分けて汚れを落としていきます。天然皮革と違い次のステップでも汚れを落とせるので、あまり神経質にならなくても大丈夫です。
2.用意した雑巾を濡らして、スパイク全体を拭いていきます。ほとんどの合成皮革はこれで綺麗になりますが、もし汚れがしつこい場合はシューズ用クリーナーを使ってみましょう。
3.風通しの良い場所で陰干ししたらお手入れ完了です。
スパイクの保管方法
スパイクはお手入れ後も風通しがよく、直射日光の当たらない場所で保管するようにしましょう。汗や水分を乾かすために2~3時間日干しするくらいならかまいませんが、長時間日光に当てていると革がひび割れたり、劣化が速まる原因になってしまいます。また、湿度が高い場所も避けた方が無難です。スパイクの保管にトランクルームがおすすめな理由
屋外スポーツには欠かせないスパイクですが、独特な突起がついているおかげで日常使いには向かないアイテム。使用頻度が低い場合、靴箱の中で持て余してしまうことも少なくないですよね。
「でもたまに履く機会があるし、捨てるのはちょっとなぁ……」という方にはトランクルームがおすすめです。
トランクルームとは自宅以外に第2の収納場所をもてるサービスのこと。衣類や家具、家電、コレクションを収納したりと様々な用途で使われていますが、中でも普段使わないスポーツ用品を預けている方は非常に多いといいます。
トランクルームはなんといっても使いたい時だけ手元に戻せるのが最大の利点なので、「使用頻度が低いけれど、必ず必要になる物」を預けるのにはぴったりのサービスなのです。
スパイクの保管に最適なトランクルームの条件
普段使わないスパイクはトランクルームに預けることをご提案しましたが、スパイクを保管するのに最適なトランクルームの条件とはどのようなものでしょうか?
空調が完備されている
革の使われているスパイクは湿気に弱いので、空調が完備されているトランクを選びましょう。最近の屋内型トランクルームはほとんど空調があると思いますが、念のため確認してから利用するようにしましょう。直射日光が当たらない
上記の通り、直射日光は革の劣化スピードを速めてしまいます。そういう意味でも、屋内倉庫で保管できる屋内型トランクルームか宅配型トランクルームを選ぶと安心です。いつでも気軽に引き出せる
「週末サッカーに誘われた」なんて時でもすぐ手元に戻せるように、引き出す際の手続きが簡単なトランクルームを選びましょう。自宅付近にトランクルームの店舗がないという方には、自宅まで届けにきてくれる宅配型トランクルームがおすすめです。まとめ
いかがでしょうか? スパイクは屋外スポーツの必需品ですが、独特な形状をしているので、一見するとお手入れが難しそうに思えますよね。しかし、素材やパーツに合わせて道具を選べば意外と簡単に洗うことができます。汚れが綺麗に落ちた後は、湿気や直射日光に気を付けて革の劣化を防ぎましょう。自宅に良い保管場所がなかったり、スペースに余裕がない場合はトランクルームを活用するのもおすすめです。お気に入りのスパイクはいつでも清潔に保ち、スポーツを思い切り楽しみましょう!