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日常の制服の置き場やしまい方、ベストなのはこの保管収納です!

日常の制服の置き場やしまい方、ベストなのはこの保管収納です!

宅配型収納サービス『CARAETO(カラエト)』が整理整頓術やお片付け術、収納術をお届けする本コラム。今回も耳寄りな情報をお届けします!

中学生や高校生のいるご家庭では、衣替えの季節になると制服の入れ替えをしなければなりません。夏服はふだんから洗濯をしているので収納するときもそれほど手間はかかりませんが、冬服はまず汚れをきれいに落とすことから始めなければなりません。

ここでは、家庭で制服を洗濯して収納するまでの手順とポイントを紹介しています。お子さんが来シーズンも気持ちよく制服に袖を通すことができるように、ぜひ参考にしてください。

参考記事:アイロン収納のアイデア集!収納場所を確保するだけで便利に使えます

制服の収納に悩む理由

制服 置き場

男子学生服や女子セーラー服の収納で悩む理由として多く聞かれるのは、次のような声です。

  • 制服はクリーニングに出すべきなのか、家庭で洗ってもいいのかわからない
  • 防虫剤の選び方がわからない
  • 冬物はかさばるので、クローゼットがいっぱいになってどのように収納すればいいのか悩む

学校の制服は毎日着用するものだけに汚れやすいのですが、シャツやブラウスのように簡単に洗濯することができず、学年末とか年末年始、連休中などクリーニングに出す時期は限られていました。しかし、最近はドライクリーニングにも水洗いにも対応できる素材の制服が増え、家庭の洗濯機でもきれいに仕上げることが可能になっています。

防虫剤も制服に適したタイプのものがありますし、クローゼットのスペースの問題もほかのアイテムで補うことができます。では、次項からそれぞれの解決法について詳しく見ていきましょう。

家庭で洗濯するときの手順とコツ

制服 しまい方

男子学生服や女子セーラー服を収納するときは、まず汗じみや皮脂汚れ、食べこぼしなどをきれいに洗い落とす必要があります。

ウール50%以下なら洗濯機で丸洗いOK

制服の素材には、ウールやポリエステルが使われています。ウールは羊の毛で天然素材(動物繊維)ですから、ポリエステルなど石油から作られる化学繊維に比べるとデリケートです。素材の配合率によってドライクリーニングに出すほうがいいものと家庭でも洗えるものがあるので、制服の裏に付いているケアラベル(洗濯表示ラベル)を見て確認しましょう。

一般に男子学生服は、ウール30%とポリエステル70%の混紡が多く、女子セーラー服は、それより風合いのいいウール50%とポリエステル50%の混紡が多く用いられています。ウール50%以下であれば、家庭の洗濯機で丸洗いすることができますが、50%以上含む素材はドライクリーニングに出すようにしましょう。

その際は、「汗抜き加工」をしてもらうことをおすすめします。ドライクリーニングだけでは落ちにくい繊維の中まできれいにしてくれます。追加料金はかかりますが、その分生地が傷まないのできれいな状態を長く保つことができます。

ウール75%+ポリエステル25% ドライクリーニング
ウール70%+ポリエステル30%
ウール50%+ポリエステル50%
ウール30%+ポリエステル70% 家庭で洗える(洗濯機ドライコース、または手洗い)
ウール20%+ポリエステル80%
ポリエステル100%

制服を家庭で洗うときの手順とコツ

家庭では洗濯機洗いと手洗いの2通りのやり方がありますが、ここでは洗濯機洗いの手順を紹介します。制服を洗濯機に入れる前に、まず次の2点を確認しましょう。

  • <洗濯機に入れる前のチェック>
    ボタンが取れかかっていないか、縫い目がほつれていないかをよく見ます。取れかけのボタンは洗濯中や干している間になくなったり、ほつれはますます広がってしまいますから、洗う前に修繕しておきます。また、上着の外ポケット、内ポケット、ズボンやスカートのポケットに何も入っていないことを確認し、ほこりを払い落としておきましょう。

  • <洗濯の手順>
    ① 制服の前ボタンを取りはずせるものははずし、ズボンのファスナーを閉めます。
    ② 洗濯用ネットに上着とズボンを入れます。学生服専用のネットは一緒に入れられるので便利です。ネットは型崩れやシワを防ぐために用いるものですから、次の要領でできるだけふんわりと入れるようにします。
    上着は袖を内側に折り、前身頃を内側に2つ折り
    ズボンは3つ折りにして、上着と重ねてネットに入れる
    スカートはプリーツをそろえて2つ折りにし、上着と重ねてネットに入れる

③ 制服をほかの衣類と一緒に洗うと色移りすることがあるので、単独で洗うようにします。洗剤はおしゃれ着洗い用でもいいのですが、家庭用ドライクリーニング洗剤のほうが汗じみや臭いをしっかり落とすことができます。

④ 洗濯機のモードは、ドライコース(機種によって「手洗い」「ソフトコース」など)を選びます。全自動洗濯乾燥機は洗濯のみのコースにします。タンブラー乾燥にかけると縮みや型崩れの原因になります。

⑤ 脱水が終了したらすぐに取り出し、上着をハンガーに掛け手で軽くしわを伸ばします。ハンガーは肩の部分が型崩れしないよう、肩幅のあるしっかりしたものを使いましょう。ズボンはピンチハンガー(洗濯ハンガー)にウエスト部分をピンチではさみ、筒状に吊るします。スカートも同様にして筒状に吊るします。

⑥ 外に干すときは、陰干しにして色褪せを防ぎます。早く乾かすために風通しのよい場所を選びましょう。

⑦ 取り込んだらアイロンがけをします。高温は生地を傷めるので、蒸気アイロンを中温に設定し、必ず当て布を使ってください。

制服を収納するときのポイント

制服 保管

次に、アイロンがけを終えた制服やドライクリーニングから戻ってきた制服を、きれいなまま保管するためのポイントをあげてみましょう。

不織布カバーを掛ける

制服はハンガーに掛けてクローゼットで保管するのが基本です。毎日着用するのであればカバーは不要ですが、長期保管するときはクローゼットの中でもホコリをかぶりますから、通気性のいい不織布のカバーを掛けるようにします。不織布のカバーは100円ショップでも求めることができます。

ドライクリーニングから戻ってきた制服は、ビニールカバーをはずしてしばらく風に当てて湿気を飛ばし、不織布のカバーをかけてクローゼットにしまいます。通気性のないビニールカバーをかけたままにしておくと湿気がこもり、カビや虫食い、悪臭の原因になります。

ちなみに、クリーニング店がビニールのカバーや袋を用いるのは、クリーニング工場から店舗へ配送してお客さまに引き渡すまでの間、汚損するのを防ぐのが目的です。カビや虫食い対策ではありませんので、長期保管には向きません。

防虫剤の使い方

ポリエステル100%の素材は虫食いの心配はありませんが、ウール混紡には防虫剤が必要です。なぜウール混紡には虫 (繊維害虫)がつくかというと、羊などの動物の皮はケラチンというタンパク質でできているため、虫にとって最高のエサになるからです。この繊維害虫は湿度の高いところを好み、クローゼットやたんす、衣装ケースなど、密閉された空間で繁殖します。

制服をクローゼットで吊るして保管するときは、制服をふわっと包むシートタイプか、すっぽりかぶせるカバータイプの防虫剤を用いるといいでしょう。においはありますが、鼻を突くようなにおいではなく穏やかです。

制服を収納するためのおすすめアイテムとは

制服 収納

制服をクローゼットで保管するときは、シワになるのを防ぐためにスペースに余裕を持たせて収納することが大切です。

クローゼットの中はすでに満杯状態という場合は、押入れの上段にハンガーポールを取り付けてクローゼット代わりに使う方法もあります。ふすまを取り払ってカーテンをつけると、衣類の出し入れも楽にできます。

押入れもモノでいっぱいという場合は、制服とほかの衣類も一緒に収納できるワードローブやファンシーケースを勉強部屋に置くといいでしょう。下記に紹介するのは、使いやすくて価格も手ごろなアイテムです。

「[THE VOICE かんたんスーツロッカー]」(https://item.rakuten.co.jp/voice-5538/tkm-1597/)

材質は丈夫な不織布です。上段と下段の2段構造で、制服の上着は上段に、ズボンやスカートは下段に分けて掛けられます。2段用のパイプをはずせば1段掛けになり、ワンピースやロングコートなどを掛けることができます。

「[CLOTHES CASE WITH DRAWER]」(https://item.rakuten.co.jp/dream-store/10018002/)

上段がラック、中断がハンガースペース、下段が引き出しの3段構造で、これ一台ですっきり片付くとあって人気のケースです。破れにくい不織布で組み立ても簡単です。色はブルー、ピンク、パープル、ベージュの4色あります。

「[Lista ブレザータンス]」

材質は化粧合板で、色は高級感のあるブラウンと清潔感あふれるホワイトの2色あります。単体でも組み合わせでも使えるので、家族みんなの衣類もひとまとめに収納することも可能です。

まとめ

制服置き場

いかがでしょうか?
制服は家庭で洗えるものは家庭で洗うようにしますが、冬服は何度も洗うと劣化が免れません。汚れが気になるからとひんぱんに洗うのは避けましょう。また、学生服とワイシャツ、運動着などを一緒に洗うと色移りしたり摩擦で生地を傷めたりすることがあるので、学生服は個別に洗うようにします。3年間着用する大事な学生服です。洗濯するときはケアラベルを確認することが大切です。ケアラベルの見方はインターネットで調べることもできますので、不安な場合は検索してみましょう。

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