ダイビング機材やフィンの正しい保管方法は?メンテナンスや収納も!
海の中でダイビングを行うためには、ダイビング器材が欠かせません。今回はダイビング器材の収納方法や正しいメンテナンス方法について解説していくので、ダイビング器材の収納やメンテナンスの方法を知りたい方はぜひしてみてチェックくださいね。
参考記事:サーフボードなどサーフィン道具の収納や保管はみんなどうしてる?
ダイビング器材の収納に悩む理由
ダイビング器材にはたくさんのアイテムがあり、大きく軽器材と重器材に分けられます。軽器材としては、マスクやスノーケル、フィンなどがあり、重器材にはタンクやBC(浮力調整装置)などがあります。
ダイビング器材は収納しておくのが難しいとよく言われますが、それはダイビング器材のアイテムが非常に多くまとめて保管しておくのが大変だからであると言えます。また重器材はたくさんの収納スペースを必要とするため、その確保も悩みの種となっています。
趣味でダイビングを行い機会が多い場合には、ダイビング器材を購入した方が長い目で見れば得することになります。以下、ダイビング器材を購入した場合に困る収納方法やメンテナンス方法を紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
ダイビング器材にはどんなものがある?
ここからは、ダイビング器材にはどのようなものがあるのか詳しく紹介していきます。ダイビング器材には軽器材と呼ばれるものと、重器材と呼ばれるものがあるため、ここではそれぞれ分けて紹介したいと思います。
ダイビングの軽器材
軽器材として代表的なものには以下の5つのアイテムがあります。- マスク マスクは水中で視界を確保する重要なアイテムです。ダイビングで使用するマスクは水泳用のゴーグルとは異なり、水圧に強く鼻を全て覆うことができるように作られています。そのため鼻に水が入ることなく快適にダイビングを楽しむことができます。
- スノーケル 顔を水に浸けたまま呼吸することができるアイテムで、シュノーケルとも呼ばれます。実際のダイビングではレギュレータというアイテムを使うためスノーケルは不要ですが、レギュレータの故障など万が一に備えて用意しておくべきだと言えます。
- フィン フィンは足ヒレのことで、人間が水中で泳ぎやすくするためのアイテムです。フィンがなければ海中で思うように動くことができないので、ダイビングをする際には自分の体にあったフィンをしっかり装着することが大切です。
- グローブ グローブは保温を目的として利用します。また水中には触れると危険な生物がいるため、そういったものから身を守るためにも着用すべきだと言えます。南の島ではサンゴを傷つけないためにグローブの着用を禁止している場所もあるため、そういった場所ではルールに従って着用しないようにしましょう。
- ブーツ ブーツは足の保温を目的として利用します。万が一流されてしまった時のことも考えてしっかりと履いておく習慣を身につけておきましょう。
ダイビングの重器材
重器材として代表的なものは以下の3つのアイテムがあります。- タンク(シリンダー) 水中でダイバーの呼吸源となるアイテムです。通常のダイバーが背負うタンクには、酸素ではなく空気が圧縮された「圧縮空気」が入っています。それをレギュレータによって人間が呼吸できるくらいまで減圧した空気をダイバーは吸っています。タンクには酸素が入っていると勘違いしている人も多いですが、実際には圧縮された空気が入っているだけなので恥をかかないためにもしっかり覚えておきましょう。
- BC 人間は水中でもある程度までは浮くことができるのですが、一定の水圧を超えると沈み始めてしまいます。そういった浮き沈みを調整するためのアイテムがBCと呼ばれるものです。BCによって浮き沈みをコントロールすることができ、ダイバーは快適にダイビングを楽しむことができるため、ダイビングには欠かせないアイテムだと言えます。
- レギュレータ ここまで何回か出てきましたが、レギュレータは圧縮された酸素を人間が数レベルまで減圧するための機械です。人間が水中で呼吸するためには欠かせないアイテムであり、ダイビングにはなくてはならないアイテムの一つです。
ダイビング器材のメンテナンス方法や保管のポイント
ここからはダイビング器材の正しい収納方法やメンテナンス方法について解説していきます。ダイビング器材を長くいい状態で使うためには、適切なメンテナンスと保管が重要なポイントになりますので、ぜひ参考にしてみてください。
ダイビング器材のメンテナンス
ダイビング器材のメンテナンスはオーバーホールと呼ばれるやり方で行うのが一般的です。オーバーホールとは、「機械製品を部品単位まで分解して清掃、再組立を行い、新品に近い状態に戻すこと」です。ダイビングは楽しいアクティビティですが、一歩間違えれば命に関わる事故につながる恐れもあります。オーバーホールはメンテナンス方法として大変な作業になりますが、命を守るため、機器の寿命を長くするためには大切なメンテナンスになります。
オーバーホールは個人では行うことが難しいため、専門の業者に依頼して行ってもらうことをおすすめします。
ダイビング器材の保管方法で気をつけるポイント
ダイビング器材の保管で気をつけるポイントは3つあります。- しっかり乾かしてから保管する 使用後にしっかり乾燥させなければ、残った塩分などによって悪臭やカビが発生してしまうことがあります。使用後すぐに乾かせなかった場合には、自宅で洗ってから風通しの良い日陰で乾かすようにしましょう。
- 直射日光を当てない 直射日光を当てて保管してしまうとゴム素材は劣化し、色褪せてしまいます。またコンピュータなどの液晶にも大きな影響を与えかねませんので、直射日光を当てることなく保管しましょう。
- 形が変形しないように干す ダイビング器材の中にはゴムやシリコンで作られているものもあります。ゴムやシリコンは無理がかかってしまうと変形してしまうので、無理がかからないように気をつけて保管することが大切です。
ダイビング器材別の保管・収納方法
ここからはダイビング器材の収納例として、おすすめの収納方法をアイテム別に紹介したいと思います。
ウェットスーツの収納方法
ウェットスーツは型崩れしないように、ハンガーに干した状態で収納するようにしましょう。たたんでしまうと折り目がついてしまい、ウェットスーツの保温効果が低下してしまうので、肩の大きなハンガーを活用して干すのがおすすめです。フィンの収納方法
フィンも同様に干して保管するようにしましょう。フィンの保管に便利なアイテムはS字フックです。S字フックを伸ばして両端にフィンをかけることで、フィンに負担をかけずに保管することができます。重器材の収納方法
重器材の保管には、衣装ケースがおすすめです。衣装ケースならば重機材でも入れることができますし、中に乾燥剤を入れておけば湿気対策にもなります。まとめ
いかがでしょうか? 今回はダイビング器材の正しい保管方法とメンテナンス方法について解説してきました。ダイビング器材は保管方法によって寿命が大きく変わってくるアイテムなので、今回の記事を参考に正しく保管してくださいね。