季節のアイテムを上手に収納!屋根裏収納の使い方収納術や置けるもの

屋根裏部屋のある家は、収納力がかなりアップします。その反面、使いにくかったり、夏場は蒸し風呂になってしまったりと悩み多き場所でもあります。では、屋根裏部屋にはどんなモノを収納するのが正解なのでしょうか?
この記事は、整理収納アドバイザーの藤野ことさんに監修していただき、屋根裏収納はどんなモノの収納に向くのか、収納のアイデアや使えるアイテムなどをまとめました。
屋根裏部屋に収納するにはどんなモノが適している?
屋根裏部屋に収納するのに適しているのは、どんなモノがあるのでしょうか?
屋根裏は、主に普段使わないアイテムの収納場所とすることが多く、一般的に収納されているのは以下のとおりです。
- 季節のアイテム
- 段ボール・箱
- 思い出の品
- 布団
- シーズンオフの洋服・お下がり用の子ども服
シーズンオフの洋服はもちろん、クリスマスツリーや浮き輪、キャンプ用品など年に数回しか使用しないモノや来客用の布団は、屋根裏収納を活用しましょう。
ほかにも家電の入っていた段ボールのように、今後使うかもしれない段ボールの収納場所としても重宝されています。
また思い出の品は、普段は手元になくても、見たくなったときに取り出せるよう保管しておきたいですよね。アート活動をしている場合には作品置き場としても便利に使えます。
このように、屋根裏には普段使いしないものや捨てられない備品を収納するなど、使用頻度が少ないモノの保管庫として使われることが多いです。
参考記事:工夫次第で収納が広がる!ロフト収納のコツやおすすめアイテムを紹介
屋根裏収納の使い方ポイントや注意点
屋根裏収納をおこなう場合のポイントや注意点は以下のとおりです。
- はしごを使って屋根裏に登る場合は重いモノは持ち込まない
- 床置きより高さを活かした収納を
- あまり使わないものを一番奥に収納する
- 夏場は蒸し風呂になる場合もあるので換気が必要
屋根裏部屋ははしごで登る場合が多く、一気にたくさんの物は運び込めません。ある程度小分けにして持ち込み、屋根裏部屋でまとめて収納を作るのがおすすめ。重いモノは持ち上げにくく、地震の際に危険なため、屋根裏収納に向いていません。
また、屋根裏はある程度天井までの高さがある空間なので、乱雑に床置きするにはもったいない収納部屋です。うまく利用するためにも天井までの高さを活かしましょう。収納ボックスを積み重ねたり、チェストやラックを置いたりするのがおすすめです。
屋根裏に収納する順番としては、使用頻度のもっとも低いモノを奥に、(あまり使わないモノの中で)もっとも使用頻度の高いモノを手前にします。
もし、これから屋根裏部屋を作ろうと考えている場合は、断熱材は必ず仕込んでおきましょう。特に採光の窓がある屋根裏だと、夏場に40度近くの蒸し風呂状態になってしまいます。収納したくても、保管に耐えられるものに限りが出てきます。屋根裏収納の使い道を狭めないためにも断熱材は必要なのです。
屋根裏部屋収納におすすめのアイテム
それでは、屋根裏収納に便利なおすすめアイテムをご紹介します。
小物や洋服などの収納に「アイリスオーヤマ BCチェスト・L 」
重ねてスタックできる衣装ケースは、細かいアイテムや洋服の収納にぴったりです。こちらは引き出しが半透明ですので中身が透けて見えて、何が入っているのか見当をつけやすい点も魅力。シンプルで使いやすい基本の収納アイテムです。
ラックなら出し入れしやすい「無印良品 スチールユニットシェルフ・スチール棚セット・ミニ」
収納ボックスを出し入れしやすくしてくれるのが収納ラックです。湿気や熱がこもりやすい屋根裏にはカビの生えにくいスチール製のラックがおすすめ。無印良品のスチールユニットシェルフなら丈夫で使いやすいでしょう。
見た目もかっこいい収納ボックス「フェローズ バンカーズボックス」
軽くて便利な収納ボックスは見た目もシンプルでかっこよく、直接何が入っているのか書くことができる点が魅力。軽いので屋根裏への持ち込みが手軽です。収納する際にはラックに収納すると出し入れしやすくなります。捨てられない思い出の品や子どものおもちゃを入れておくのにも最適です。
屋根裏の収納実例
屋根裏収納の実例を紹介します。大事なアイテムをしっかり収納しておくためにもぜひ参考にしてみてくださいね。
季節のアイテムの保管場所に最適
ひな人形やビニールプール、扇風機、クリスマスツリーなど季節のアイテムの保管に屋根裏部屋は便利です。いつも使わないモノなら、多少出しにくい屋根裏に置いても問題ありません。
ただし、ひな人形のようなデリケートな飾りは、空調や換気に気をつけ、湿気がこもらないように注意して保管しましょう。
パソコンの箱を念のため取っておきたいなら箱の置き場にも!
パソコンの箱を保管している人は意外と多いです。修理の際にパソコンを入れてカスタマーサービスへ送るのに必要になる場合があるのが理由の1つ。
ほかにもゲーム本体の箱や家電の箱を取っておくと売りたくなったとき、箱のあるなしで売買価格に影響します。箱があったほうが梱包もラク。
このような箱類は屋根裏収納にもっとも向いています。ラックに入れて並べておけば一目で何が入っていた箱かわかりますし、省スペースで箱を保管したいなら、きれいにたたんで立てて置けば場所を取りません。
天井までの高さを活かした収納にしよう
屋根裏は天井まである程度の高さがありますので、ラックを利用した収納がおすすめ。段ボールに詰めたアイテムをラックに並べたり、プラスチックケースに入れた洋服などを入れたりすれば、床置きよりも目的のアイテムを見つけやすくなり、スペースも取らないので便利です。
荷物を片側に寄せれば隠れ家的なスペースに
収納する荷物をラックやチェストなどにきれいにまとめて片側に寄せて収納すれば、子どもが遊べる秘密基地になります。
子どもに使わせる際には、ふざけてぶつかってモノを落としてしまう可能性があります。アイテムが崩れてこないような収納を心がけましょう。
採光用の窓がある場合には、ちょっとした机を置くのもおすすめです。
古着やお下がりにしたい子ども服の収納にもぴったり
古着や上の子が着た子ども服をとっておくなら、保管場所が必要です。そんな時に屋根裏部屋に収納しておけば、家の中の収納スペースを占領することなく子ども服を収納しておけます。
収納する際は、プラスチックケースに入れてほこり対策をしておくと安心。衣類を収納するなら、湿気対策や虫食い対策も忘れずにおこなっておきましょう。
かさばる布団も屋根裏部屋で管理
来客用の布団は、普段使わないのに押入れやクローゼットに入れておくとかさばりますよね。
屋根裏部屋なら部屋の収納を圧迫することなくゆったりと収納できます。その際、しっかりと防虫対策をして布団袋に収納してくださいね。
できれば来客の前に一度広げて天日干しするとより快適に使えるでしょう。
捨てられない思い出の品を収納
アルバムやおもちゃ、思い出の服などなかなか捨てられないモノを収納するのに便利なのが屋根裏部屋です。
屋根裏部屋は出し入れが面倒ですが、思い出の品なら出し入れの頻度も多くないため問題ありません。アルバムや思い出の品をとっておくと、子どもの結婚式や記念日などに見返して懐かしむことができます。
プラスチックケースは必須
書籍や洋服などは、密閉できるプラスチックケースに入れて収納するのがおすすめです。
虫がついてしまっては、せっかくの書籍や洋服も台無しになってしまいます。防虫剤を密閉できるプラスチックケースに入れておけば、いざ出したときにも気持ちよく使えるでしょう。
屋根裏収納をうまく使い、部屋をスッキリ見せましょう
屋根裏収納をうまく使うことができれば、日常生活を送る部屋はモノが少なくなりスッキリします。ちょっととっておきたい段ボールや洋服を屋根裏収納へ保管して、部屋の収納を有効に活用しましょう。
湿気や温度管理が必要なモノは、宅配型トランクルームCARAETO(カラエト)を上手に利用すると便利です。月額500円で温度・湿度管理の行き届いた快適な収納スペースが利用でき、はしごを使って重いモノを持ち上げる危険を避けることができるのでおすすめです。