トランクルームの便利な使い方をタイプや活用法別に紹介!

宅配型収納サービス『CARAETO(カラエト)』が整理整頓術やお片付け術、収納術をお届けする本コラム。今回も耳寄りな情報をお届けします!
トランクルームといえば、駐車場などに置いてあるコンテナをイメージするのではないでしょうか。しかし実際は、様々なタイプのトランクルームが存在します。トランクルームを上手に活用すれば、家の空間を広く活用できるだけでなくお金の節約や趣味スペースの確保もできます。
今回は、トランクルームの使い方をタイプ別、企業・個人別、利用期間別、男女別に紹介します。また、トランクルームを利用する際の注意点や、申込みの流れについても触れていますので、ぜひ参考にしてみてください。
トランクルームのタイプ別活用方法
トランクルームに預けるときは、預けたい荷物のサイズや内容で選ぶと効率的で無駄がありません。
屋外コンテナ型
屋外に建てられた倉庫のような見た目が特徴です。サイズはさまざまですが、比較的大きめのスペースを手頃な料金で提供している業者も多いため、リーズナブルに利用してみたい人には便利でしょう。
ただし、空調や湿度対策はあったとしても簡易的なものが多いため、気温や湿度の影響を受けにくいものの保管に適しています。
しばらく使用予定のない家具などを置いておくなど、大きめの荷物を預けたいときに便利です。車で入り口付近まで乗り付けできるところも多いため、重たい荷物も少ない労力で運べる点も嬉しいポイントです。
また、屋外コンテナ型は、出し入れの利便性が大きな魅力です。自宅の近くにあると、まるで自宅の庭においてある倉庫のような感覚で利用できるかもしれません。毎日使うわけではないけど、割りと頻繁に出し入れしたい荷物を預けるのも適しているのではないでしょうか。
屋内型
屋内型トランクルームの場合、空調や湿度対策が行われているところが多いため、湿気によるカビやサビ、高温による変色が心配なものを預ける際に便利です。預けたい荷物のサイズに応じたスペースを選びましょう。
季節ものの衣類を屋内型トランクルームに預けると、衣替えの時期に合わせて交換するだけなので、とても便利。自宅のクローゼットにぎゅうぎゅうに押し込む必要がなく、湿気によるカビの発生からも守りやすくなります。
また、趣味の道具やコレクションを預けるのもおすすめです。自分専用の趣味ルームのように、周囲を気にせず楽しみたい人にも利用されています。
宅配型
宅配型トランクルームは、基本的に業者の指定するサイズの段ボールに入れて預けるのが一般的です。宅配がサービスの一部となっているため、自家用車で荷物を運ぶことができない人に便利です。たとえば、車や運転免許証を所有していない人や、荷物を運ぶことが困難な人、トランクルームが近場にない人に適しています。
屋内型トランクルームと同じように、季節ものの衣類をまとめて預けておいて、衣替えの時期にそっくりそのまま入れ替えたり、大事に保管しておきたい荷物を預けたりするのにもぴったりなサービスです。
法人・個人のトランクルーム有効活用
家の荷物を整理する目的で利用することが多い個人と、会社の荷物を整理したい法人とで使い方はちがってきます。
法人のトランクルーム活用法
文書管理
紙ベースで文書管理をしていると、問題になってくるのが保管場所。はじめのうちはオフィスの一角に置いているだけでも、だんだんスペースが狭くなってきてしまいます。そんなときトランクルームを利用すると、オフィスがスッキリします。
カルテの管理
医療機関では、文章だけでなくカルテも管理することになります。何十人、何百人ものカルテを保管するには、大きな倉庫や設備が必要です。トランクルームを利用してカルテを整理すれば、現在通っている患者さんのカルテを優先的に保管することができます。
重要書類の保管
「オフィスで重要書類を保存していたけど置く場所がなくて困っている」という場合にも、トランクルームがオススメです。セキュリティの厳重なトランクルームなら保管も安心です。最近では、法人向けのトランクルームもあります。
海外勤務する社員の荷物保管
海外勤務をすることになった社員の荷物保管にもトランクルームは活躍します。海外勤務の間、デスクを他の社員に使ってもらうにしても、荷物を別の場所に置いておかないといけません。トランクルームを利用すると、社員の荷物を安全に保管できる上、社内のスペースを広々使うことができます。
営業ツールの保管
「営業で資料やツールが必要だけど、毎回オフィスへ取りに戻るのが大変!」というときにもトランクルームはオススメです。営業ツールをオフィスから営業に便利な区域のトランクルームに保管すれば、営業が毎回オフィスに戻る手間がありません。また、ツール置き場になっていた空間も広々使うことができます。
社内空間の有効活用
「オフィスにもう一つ会議室を作りたい!」「子連れのお客様が増えたのでキッズスペースを作りたい!」というときにも、トランクルームが活躍します。使用頻度の低い備品などをトランクルームに移動させれば、オフィスに新しい空間のできあがり。荷物が減らすとオフィスの模様替えも簡単になります。
個人のトランクルーム活用法
季節モノの収納
「もう暖かいからコタツを片付けたい」「スキーやスノーボードはしばらく使わないからじゃまにならない場所に置いておきたい」そんなときにトランクルームはオススメです。コタツやスキー板といった季節モノは、かさばることが多いです。特にアパートやマンションだと居住スペースが狭くなってしまうのではないのでしょうか。トランクルームは季節モノを預けるのにぴったりなのです。
改築・リフォームの家具保管
家の改装やリフォームで一時的に別の住居へ暮らさないとならない場合、通常の住宅よりせまくなり家具や荷物を置ききれないことも。そんなシチュエーションにもトランクルームは役に立ちます。仮住まいのアパートに入らなかった家具を預けることができるので、リフォームや改築のときに家具が邪魔になりません。
引っ越し荷物の一時保管
「引っ越しが決まったけど、入居までまだ日がある。早いうちに荷物を引き払ってしまいたい」というときにもトランクルームはオススメです。 引っ越しの荷物を一時期に保管する場所として使えます。毎月の家賃よりも安上がりなので、引っ越し前に今のアパートから退去することもできます。
自宅スペースの有効活用
「子供が増えたので、キッズスペースを確保したい」「家に団らんスペースを作りたい!」というとき、トランクルームが活躍します。現在使っていない荷物をレンタルルームに預けることで、家にスペースができます。家族団らんやキッズスペースなどに有効活用することができます。
思い出の品保管
「子供の成長記録や作品が増えてきたけどもったいなくて捨てられない」「卒業アルバムや文集がたくさんあるけど置き場所に困る」と悩んだなら、トランクルームの利用はいかがでしょうか。空調設備のあるトランクルームを選べば、アルバムなど湿気に弱いものでも安全に保管することができます。
長期・短期契約のトランクルーム活用法
トランクルームには、何ヶ月も荷物を預ける長期の使い方と、1〜2ヶ月ほどの契約で終わる短期の使い方があります。
長期のトランクルーム活用法
「アメリカ留学のために2年ほど日本を離れたから家具を預けたい」「シンガポールの支店に長期勤務になった」といった海外留学や海外勤務の場合、長期でトランクルームを利用します。
空調設備のあるトランクルームを利用すれば、電化製品など気温の変化に弱いものでも安心して預けることができます。セキュリティ対策されているトランクルームを選べば、留学中・勤務中も安心です。
短期のトランクルーム活用法
引越し時に一時的に預ける場合や、一定の季節だけ使わないもの預ける場合には短期的にトランクルームを利用することになるでしょう。
短い間なのにわざわざ預けるのが手間、お金ももったいないといった場合は、宅配型で1箱から預けることができるトランクルームを利用しましょう。宅配型は荷物の集荷に来てくれるため、わざわざ預けにいく手間を省くことができます。また、専用段ボールを用意してくれるサービスもあるため、そういった準備も必要ありません。
1箱単位で預けることができるトランクルームは安価で利用することができ、無駄なスペースができてしまうこともありません。
男性・女性のトランクルーム活用法
トランクルームの使い方には、男女でも違いがあるようです。
男性のトランクルーム活用法
バーベキューセットなどのアウトドアグッズ バーベキューセットやテントといったアウトドアグッズは、使っていない間は置き場所に困ってしまいますよね。そんなときトランクルームを利用すれば、大きなアウトドアグッズもスッキリ片付けることができます。家も広く使えるようになります。
スキーやスノーボードなどのレジャーグッズ スキーやスノーボードといったレジャーグッズも使わない時は、押入れに入れっぱなしではありませんか?家族でレジャーを楽しんでいる場合は、人数分グッズが増えるので置き場所に困ってしまいますよね。トランクルームにレジャーグッズを預ければ、使わない期間スペースの有効活用ができます。
女性のトランクルーム活用法
増えた洋服や季節の衣類の保管場所に 「可愛い服を見つけてつい買っちゃうけど、置き場所が足りなくなってきた」といったように、洋服をたくさん持っている女性も多いでしょう。また、冬が終わるとコートやマフラー、ブーツといったかさばるアイテムも使わなくなりますね。そうときにトランクルームが大活躍です。
空調設備の整っているトランクルームでは、害虫が出にくいので服を安心して預けることができます。1アイテムから取り出すことできるトランクルームもあるため、クローゼットがわりに使うことが可能です。断捨離したいけど中々捨てられない……という場合も、まずはトランクルームへ預けてみてはいかがでしょうか。
預けたけど不要なったらフリマ出品!
宅配型トランクルームの中には、フリマアプリのようにアイテムの売買ができるサービスを提供しているところもあります。
とっておいたけどやっぱり不要になってしまった……そんな場合でも、発送や梱包はトランクルーム業者に任せて稼げちゃう使い方もあるようです!
便利なトランクルームのタイプ別比較表
トランクルームのタイプを表にまとめてみました。比較して、自分の用途にあったトランクルームを選びましょう。
名称 屋外コンテナ 屋内トランクルーム 宅配型トランクルーム 設置場所 路地や駐車場など ビルの中など 専用の倉庫 利用料金 比較的安い 料金は高め 格安
※預ける荷物が増えるほど料金は増える立ち入りの自由度 24時間
※サービスによる24時間
※倉庫会社の場合はスタッフの立会いが必要自宅に集荷、配送されるため立ち入りはできない 空調設備 なし、もしくは簡易的空調設備あり 定温・常温管理など空調方法に種類がある 空調設備あり
定温・定湿管理が多く安心セキュリティ 入り口に鍵がかかる 各ドアに鍵がかかる スタッフ以外立ち入り禁止 盗難トラブルの責任 運営会社の責任になる
運営会社が賃貸業者の場合は、借りた人の責任になる運営会社の責任になる
運営会社が賃貸業者の場合は、借りた人の責任になる運営会社の責任になる
トランクルームを使うときの注意点とは
トランクルームを利用する際は、いくつか注意が必要です。
注意点1:預けたい荷物のサイズに適しているか
トランクルームは、収納スペースの広さのバリエーションが豊富です。基本的に、大きなスペースになればなるほど高額となるため、料金を確認することはとても重要です。それと同時に、預けたい荷物のサイズに適したスペースかどうかも必ず確認しておきましょう。
よくある失敗例として、収納スペースには入るけど、扉や通路幅を通らないというケースがあります。収納スペースの広さだけにとらわれず、大きめの荷物を預ける際は自宅を出発してトランクルームの収納スペースまで問題なく運搬することができるのか、見学等で確認することをおすすめします。
注意点2:預けたい荷物の保管環境として適しているか
衣服や布団、本など、湿気に弱いものはたくさんあります。湿気がこもったり、結露する場所に置いておくと、カビが生えるなどのトラブルに発展する可能性もあります。
預けたい荷物の適した保管環境を調べておき、トランクルームがマッチしているかどうか調べてから利用することで、大事なものを守ることができます。
注意点3:出し入れの利便性
トランクルームによって、24時間出し入れ可能な場合とそうでない場合があります。自分のタイミングで頻繁に出し入れしたい場合は、24時間いつでも出し入れ可能なトランクルームを選びましょう。
出し入れの頻度や預けたい荷物の大きさ・重さを考慮すると、駐車場が備えてあるかどうかも判断基準になるかもしれませんね。トランクルームによっては、共用の台車を準備しているところもあります。
また、宅配で出し入れできる宅配型トランクルームも、利便性はかなり高いサービスとなるでしょう。
トランクルームの申し込み方法
それでは、実際にトランクルームを利用する場合、どのような手順を踏むのでしょうか。一般的な例をみてみましょう。
屋外コンテナ
業者の事務所に直接出向いて説明を受けるか、Web上で申し込むかの二択が主流です。ひとまずWeb上で利用したいトランクルームを予約して、契約書類を郵送してもらう方法もあります。契約後、鍵を受け取り、利用開始となります。
屋内型
店舗に出向くか、Web上で申し込む方法が一般的です。公式サイトに専用ナビダイヤルが記載されているケースもあります。
大きめの荷物を預ける場合は、見学を申し込んで実際に通路幅などを確認しておくと安心です。Web上ですべての手続きが完了するケースもあります。屋外コンテナ型と同様に、鍵を受け取ったあとから利用できるようになります。
宅配型
Webから申し込む方法が主流です。公式サイトや、専用アプリをダウンロードして、必要事項をフォーマットに沿って記入し、段ボールを取り寄せて集荷依頼を行います。預けた段階から料金が発生するケースがほとんどです。
預けた荷物を取り出したい時も、Webから配送先や日時を指定して行います。
まとめ
いかかでしょうか?
今回は、用途別のトランクルーム活用方法についてご紹介しました。トランクルームはコンテナ型タイプだけではありません。ビルの中にあったり、宅配で預けられたりとさまざまなサービスが展開されています。
自分の用途や預けたい荷物にあったトランクルームを選んで活用していきましょう。