実家の荷物整理はいつがいい?実家の物が多い場合の整理方法

今回は「実家の整理」をテーマに記事を書いていきます。読者さんの中に、実家の整理がうまくできていない方はいませんか?もし実家の整理に関して困りごとがあれば、ぜひ今回の記事を読んでみてください。
今回の記事では、まず実家の整理が必要な理由を紹介し、実際にどのように整理を進めていけばいいのか解説していきます。
実家の整理が必要な理由、なぜ実家には物が多いのか?

実家の整理をするべきなのは、実家に住んでいる人だけではありません。結婚して家を出た後でも、実家の整理は頭に入れておかなくてはいけません。その理由としては、実家の整理ができていないと相続時に大きな問題となってしまうからです。
30代から40代の人にとっては、実家の整理が大きな問題となっています。この世代の親には持ち家の人が多く、実家が散らかっている状態では手続きを進めることができません。
実家の整理が面倒だからといってそのままにしておけば、無駄に税金を払い続けなくてはいけなくなります。また近隣の環境や景観に悪影響を及ぼしていると判断されれば、最大で6倍もの税負担を強いられることになります。
また実家の整理ができていないと、相続時に必要な通帳や印鑑、権利書などがどこにあるのかわからず、相続の手続きをスムーズに進めることができなくなってしまいます。
実家の整理は実家に住んでいる親に開かせればいいと思われるかもしれませんが、実家の整理ができていないと損をするのは相続人です。また親が高齢になると体力的にも実家の整理を行うのが難しくなります。
実家の整理が必要な理由には、上記のようなことが考えられます。
参考記事:物置化した実家の荷物を処分する方法は?時間・費用の目安
実家の整理はいつ行えばいいの?

実家の整理は、両親が健康なうちに行うのがベストだと言えます。その理由としては、親の意見をしっかりと聞きながら整理を進めることができるからです。親が認知症になったり重病で入院してしまったりした後で実家の整理をしようとしても、両親の協力を得ることは難しいでしょう。
将来のことをしっかり両親と話し合い、納得してもらった上で整理を進めるためにも、両親が健康なうちに実家の整理を行うのがベストだと言えます。
実家の整理を両親が元気なうちにすることで、死後の家族の負担を減らすことができますし、スッキリした部屋で安全に老後を送ることもできます。また、存在を忘れていた貴重品を発見することができるかもしれません。
実家の整理を両親が健康なうちに進めることでたくさんのメリットを受けることができるため、実家の整理は両親が元気なうちに行いましょう。
物が多い実家の整理はこうやって進めよう!

実家の整理をしようと思っても、どうやって進めたらいいかわからないという方はたくさんいます。ここからは実家の整理をどのように進めていけばいいかについて解説していきます。
実家の整理の大まかな流れは、分別→処分→収納になります。それぞれ見ていきましょう。
分別
実家の整理を進めるにあたって大きな問題となるのが、親と子供でものに対する認識が大きく異なることです。親世代にはものに囲まれていると安心感があり、なかなか物を捨てることができない人が多いようです。親のものだから親の言う通りに片付けを進めてしまっては、効率よく片付けが進まないため、必要か必要じゃないかをポイントにして分別を進めていくようにしましょう。効率よく分別を進めていくために、以下の手順で行うことをおすすめします。
- 1.すべてのものを必要なものと必要ではないものに分ける。
- 2.判断までに3秒以上かかったものは、一時保管箱に入れる。
- 3.必要でないものは処分、必要なものは収納する。
処分
不用品の処分方法は大きく2つに分けられると思います。1つはリサイクルショップやオークションなどで売る方法です。価値の高いものや新品同様のアイテムは捨ててしまうのはもったいないので、売ってお金に変えることをおすすめします。 リサイクルションプで売る方が労力はかかりませんが、オークションやフリマアプリなどで売る方がより高く売ることができる可能性があります。おすすめの方法は、売れそうなアイテムをトランクルームで一括管理して、時間があるときに売る方法です。片付けの邪魔にもなりませんし、時間をかけてゆっくり処分することができるのでおすすめです。
2つ目の方法はゴミとして捨てる方法です。近くにゴミ処理場があればそこまで車で持っていけばいいですが、ない場合には不用品回収業者を活用するようにしましょう。不用品に関してはいかに効率よく処分できるかを考えるようにしましょう。
収納
分別で必要だと判断したアイテムに関しては、しっかり収納して片付けていきます。この際ポイントとなるのは、使用頻度の高いものは取り出しやすい場所に収納することです。重要なのは「親が日々の生活を安全に過ごすことができる空間を作ること」であるため、親のことを考えて収納を進めていきましょう。分別→処分→収納の3ステップで効率よく実家の片付けを進めてくださいね。
実家の整理が楽になるポイント

実家の整理を効率よく進めるためのポイントはいくつかありますが、ここではより重要な5つのポイントを紹介していきます。ではそれぞれ確認してみてください。
出ているものから片付ける
実家には出しっ放しのものが多い傾向があります。まずはそこから片付けを始めましょう。具体的には玄関の靴や床に置かれた荷物、テーブルの上の日用品などが考えられます。目に見える部分をしっかり片付けて、押入れなど目には見えない部分の片付けに進んでいってください。片付けは下から上へ向かってする
片付けは安全に行うのが最も大切です。特に両親が高齢者の場合には、気をつけておかなくてはいけません。下にものが散乱している状態で上にあるものを片付けようとすると、転倒してしまう可能性が高くなってしまいます。そのためまずは足元付近にある荷物を片付け、それから上にある荷物を片付けるようにしましょう。
収納テクニックを使わない
収納テクニックの多くは手間のかかるもので、高齢者向きだとは言えません。高齢者にとっては面倒なだけで長続きしない可能性があるため、収納テクニックはできるだけ使わないようにしましょう。使いやすさを優先
親の生活習慣を意識して収納しましょう。使用頻度が高いものは使いやすい場所に収納するのがベストです。押し入れや納戸は最後に
押し入れや納戸にしまった荷物を早い段階で外に出してしまうと、部屋の中が散らかってしまい収集がつかなくなってしまいます。そのため、目に見える場所にある荷物を優先し、押し入れや納戸は最後に片付けるようにしましょう。実家の整理を効率よく進めるためにも、上記5つのポイントを意識してくださいね。
まとめ

いかがでしょうか? 今回は実家の整理をテーマに記事を書いていきました。実家の整理を両親が亡くなる前にしておかないと、相続時に様々な問題を抱えてしまうことになります。実家の整理は両親が元気なうちに協力して行いましょう。