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家の中のカビ対策と、カビ予防には段ボールと除湿シートがおすすめな理由

家の中のカビ対策と、カビ予防には段ボールと除湿シートがおすすめな理由
宅配型収納サービス『CARAETO(カラエト)』が整理整頓術やお片付け術、収納術をお届けする本コラム。今回も耳寄りな情報をお届けします!

家のちょっと掃除をサボっていたら、カビが生えていたという経験は、多くの人がしてきたのではないでしょうか。家の中は、至るところでカビが発生します。カビを放置すると、見た目があまりよくないだけでなく、健康被害や衣服などの質の低下にもつながります。

ここでは、カビ対策がなぜ必要なのか、カビがどうして繁殖するのか、予防と対策方法についてご紹介します。

カビ対策が必要な理由

収納 カビ

カビは、チーズなど食べても問題ないものもありますが、家で繁殖するカビは注意が必要です。カビは人の体にとって、害となることもあり、感染症やアレルギー、中毒を引き起こす原因にもなります。

食品に生えたカビは、発ガン性の高い有害な毒素を排出することもあります。チーズなどは、毒素の有無についてきちんと検証された上で販売されているため、食べても問題はありません。

そして、夏風邪に似た症状を起こすアレルギー性の肺炎や、肺にカビが感染して起こる病気もあります。特に、ヘビースモーカーなど肺に傷がついた人がかかりやすい病気とされています。

病気の種類によっては、放置しておくと取り返しのつかない事態を招くこともあるため、カビを甘く見てはいけませんね。

カビができてしまう理由・条件

段ボール カビ

カビは、空気中に存在する微生物の一種からできます。そのため、カビが繁殖する前からすべてシャットアウトすることは難しいです。空気中に漂うカビのもととなる菌が、繁殖条件の整った場所に付着し、菌糸を伸ばして成長していくことでカビとなります。

さらに、カビはエサを取り入れながら別の胞子を実らせて、増殖していきます。一度できたカビがさらなるカビを生んでいくのです。

カビが繁殖しやすい条件

カビが繁殖しやすい条件は、湿度・エサ・温度がポイントです。これらの条件が揃うと、カビが増えやすい環境ということです。残念ながら、日本の家は、この3つの条件が揃いやすいため、カビ対策は必須です。もう少し、この条件について詳しくみていきましょう。
  • [条件その1 湿度] カビは、梅雨のジメジメした時に発生しやすいと言われますよね。その通りで、カビは湿度が70%を越える状況で発生しやすくなります。雨が続く時期は、特に注意が必要で、日頃から湿度計で家の中の湿度をチェックしてみてもよいでしょう。
  • [条件その2 エサ] カビは、いろんなものをエサにして繁殖します。ホコリや食べ物のカス、せっけんカス、皮脂、水垢、木材、紙など、家になるものの多くがエサになると思っていた方がよいかもしれません。 特に、炭水化物やタンパク質、脂肪分が好みのようで、食べ物のカスや皮脂をエサにして繁殖しやすいことを覚えておくとよいですね。
  • [条件その3 温度] カビのもととなる微生物は、50度以上で死ぬと言われていますが、カビの毒素は50度以上でも死なないことで知られています。カビが繁殖しやすいのは20度~30度ですが、温度が低くても活動そのものはするため、油断できません。 冷蔵庫は温度が低いから、カビが発生しないと思われがちですが、これは間違いです。確かに、カビの繁殖スピードは遅いですが、繁殖しない環境というわけではないため注意が必要です。

カビが発生しやすい場所

この3つの条件から、家のなかでも特にカビが発生しやすい場所がわかりますね。それは、浴室、キッチン、冷蔵庫、押し入れ、下駄箱、タンス、窓サッシ、壁です。

常に水を使う浴室やキッチンはもちろんですが、湿気やすい場所は以外と多いです。結露にも注意が必要ですね。押し入れや下駄箱、タンスには湿気がたまりやすい場所になります。

カビの予防、対策方法

段ボール カビ対策

家中のあらゆるところにカビはできやすいと分かった以上、できるだけ繁殖する前に対策したいですよね。すでに発生している場所は、これ以上増殖しないようにきちんと取り除く必要があります。

カビの予防方法

カビが繁殖しやすい湿度とエサに注意するとよいですね。湿度に関しては、換気をして湿度を下げるようにするのが一番効果的。雨の日や、仕事などで換気ができない場合には、除湿器やエアコンの除湿モードを活用してもよいでしょう。

料理をする時はもちろんですが、お風呂に入った時や洗濯物の部屋干しをする時には必ず換気扉を回して湿気がたまらないように注意しましょう。

除湿には、除湿器以外にも便利グッズがあります。定番は、置き型タイプの除湿剤ですね。衣類用などの様々なタイプがあります。自然のものにこだわりたい人は、炭がおすすめです。炭は、よく浄水効果や脱臭効果で知られていますが、除湿効果も期待できます。ただし、1本置いておくだけでは不十分です。最低でも5本以上は置いておき、定期的に鍋で10分程度煮沸・乾燥させて使用します。

カビ予防剤を置くのも効果的。シンク下や、下駄箱、浴室などに置けるものがそれぞれ販売されています。

カビができてしまったら

できるだけ早い段階で除去することで、増殖を防ぐことができます。放っておいてもなくなることはありませんから、早めの対策が必要です。

市販のカビとり洗剤は速く効き便利ですね。ただし、クエン酸洗剤などと併用すると有害ガスが発生するため、使用時には注意が必要です。普段からクエン酸水などを手作りして掃除に使っているという人や、いくつもの洗剤を持っているという人は、カビとり洗剤と併用して使わないようにくれぐれも注意しましょう。

部屋の中のカビとりには、エタノールが便利。消毒用エタノールは、ドラッグストアなどで手軽に購入できる点も魅力です。クローゼットなど洗剤が使用できない場所のカビ対策にうってつけですよ。

浴室のカビ対策

浴室は、梅雨の時期に限らず、1年中カビが発生しやすい場所ですね。徹底的に掃除したつもりなのに、「もうカビが見えてきてる!」と驚いてしまうこともありますよね。

浴室は、掃除はもちろんですが、換気の方法を工夫するだけでカビの発生度合いが大きく変わってきます。換気扇はもちろんですが、浴室ドアの下部分にある通気孔をあけて、空気の流れを作り速く温度を下げることで乾燥しやすくなります。

さらに、浴室を出る前にせっけんカスやシャンプーの泡などをお湯で流し、冷水に切り替えて温度を一気に下げると乾燥しやすくなりますよ。

余裕のある人は、浴室をまるごと乾拭きすると一番効果的なのですが、これはなかなか労力がいりますよね。

クローゼットのカビ対策

クローゼットは湿気やすい場所です。大切な衣類をしまっていても、カビが生えてしまっては台無し。そうならないために、普段から少しだけ注意するとよいですよ。

まず、衣類を詰め込みすぎていないかチェックしましょう。あまりに衣類が多いと、湿気がたまりやすくなってしまいます。多くても容量の8割程度にとどめておくのがよいと言われています。

そして、閉めきらずにドアを開けっぱなしにすることで、クローゼットの中を乾燥させることができます。開けっぱなしにすることに抵抗がある人は、扇風機で30分程度風を送るだけでも違います。置き型タイプの除湿剤もあわせて活用するとよいですね。

ダンボールで収納する時のカビ対策の注意点

よく、クローゼットの中に段ボール製のバンカーズボックスを入れて整理している人がいます。段ボールは紙でできているため、湿気を吸収しやすく、本来ならばクローゼットの中には適していません。ですが、除湿シートをひくことで、クローゼットの中の衣類をカビから守ることも可能です。

衣類をたたんで収納する場合、上に重ねるよりも立てて収納した方が湿気がたまりにくいです。畳み方を工夫して、たてて収納する方法に変えてみましょう。

まとめ

ダンボール カビ

いかがでしょうか? 今回は、家の中のカビが発生する条件や、その予防方法、対策についてご紹介しました。恐ろしい健康被害を招くカビは、予想以上に注意が必要だと感じた人も多いのではないでしょうか。

日頃から、除湿と掃除をこまめにすることで、カビの発生や増殖を防ぐことは可能です。さらに今回ご紹介した方法で対策すると、より安心ですね。

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