エルメスのバッグもお手入れ方法や保管方法で、バーキンも美しく保存

ブランド好きの人もそうでない人も、誰もが知っている有名ブランド エルメス。男性女性問わず人気の有名ブランドで、その歴史は1837年の馬具工房にまでさかのぼります。
馬具といえば、丈夫な皮革で製作されているもので、現代のエルメスブランドの中でも品質を受け継ぐ革製品のバッグが人気商品になっています。
王室御用達ブランドとしても愛されるエルメスは、高価ですが品質も最高クラス。上手にお手入れして長く愛用するために、エルメスバッグのお手入れ方法や最適な保管方法をまとめました。
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エルメスといえばケリーとバーキン!革バッグの正しいお手入れとは
エルメスを代表する人気バッグといえばケリーとバーキンでしょう。ケリーはかっちりとした質感で1ハンドルなのが特徴です。
一方バーキンは、形はケリーに似ていますがやや柔らかい印象で、2ハンドルで丈夫なため日常使いしやすいバッグです。
この2種類はどちらも牛革製品ですので、使った後や長期保管の際は簡単なお手入れが必要です。
バーキンや革バッグの日常的なお手入れ方法
意外と思われますが、エルメスのバーキンやケリーの日常的なお手入れは、ごく簡単なものになります。
使い終わったら、柔らかい布で軽く汚れを拭き、すぐにはしまわず風通しの良い場所で1日程度休ませます。
その後、収納場所にしまっておきましょう。
続けて使う時にも、型崩れさせないために中の荷物は出しておきます。
長期間保管する際のお手入れ方法
次に使用するまで間があく場合でも、基本的なお手入れ方法は日常的にするものとあまり変わりません。
柔らかい布で汚れを拭き、風通しの良い場所に不織布の袋に入れて保管すれば十分です。バッグの中に入れて型崩れを防ぐバッグピローなどを入れておくといいですね。
市販のクリームやスプレーでのお手入れは難しく、素人が行うことでシミができたり均一に薬剤が濡れなかったりして失敗してしまう恐れがあります。
エルメスでも薬剤を使ったセルフクリーニングは推奨されていないため、ツヤがなくなってきたと感じたらエルメスの直営店でリペアをお願いしましょう。
エルメス直営店が遠方の場合は電話で配送の手続きもできます。
エルメスバッグの正しい保管環境とは
エルメスのバッグのお手入れは比較的簡単なものでしたが、長く愛用するためには保管環境を整える必要があります。
スタンダードな保管場所として、押し入れやクローゼットに収納する人が多いと思いますが、大切なのは保管場所の環境です。
日本の夏は高温多湿で、エルメスのバッグに適しているとは言えません。押し入れやクローゼットは特に湿気がこもりやすく、外壁と接している押し入れなどに収納した場合は、乾燥した冬でも結露で収納場所に湿気が充満することがあります。
ここからは、エルメスバッグに最適な保管環境を作るためにできることをいくつかご紹介します。
収納の際、他のバッグと重ねない・触れ合わせない
収納の際、他のバッグと重ねる人は少ないと思いますが、並べて収納したとしても隣に置いたバッグと接触してしまう事があります。
長く接触していた部分に湿気(水分)が加わると、他のバッグの色がエルメスバッグに移ってしまうことがあります。
他のバッグと触れ合わないように保管するのと同時に、不織布の袋に入れてバッグを保護するのを忘れずに行いましょう。
保管場所に吸湿剤を置く
エルメスのバッグを保管している場所には、必ず吸湿剤を置いてください。押し入れやクローゼット全体の湿気をとることができます。
エルメスバッグが湿った状態で長時間保管すると革にカビが発生します。一度発生したカビは本格的なリペアをしないと落とせないため、カビが発生しないように最大限の注意を払いましょう。
押し入れ用の吸湿剤を使用する際に気を付けたいのは、吸湿機能のチェックです。容器に水がたまって、これ以上吸湿できない状態なのにチェックを怠りそのままにしている人もいます。
吸湿剤は入れたことで安心せずこまめなチェックを行いましょう。
バッグに乾燥剤を入れるのは慎重に
エルメスのバッグに湿気は大敵ですが、同様に乾燥も大敵になります。
革製品のため、乾燥しすぎはひび割れなどのトラブルにつながることも。シリカゲルなどの乾燥剤が直接触れた部分は変色することもあるので、バッグに直接触れないように使用してください。
バッグの型崩れを防ぐバッグピローには、乾燥剤を入れるポケットがついている商品があるので、その中に入れて使うといいですね。
収納場所には定期的に風を通す
バッグを収納しておく保管場所には、晴れた日にときどき扉を大きく開けて風を通しておきましょう。
その際、保管場所にたまったホコリもきれいに掃除をします。ホコリは湿気と結びついてカビの原因になるだけでなく、虫が湧くなどして保管環境を悪化させます。
3か月に一度はきれいに掃除することを心がけてください。
収納場所に入れる荷物は8割を目安に
収納場所にはさまざまな荷物が入っているかと思いますが、その場所にエルメスのバッグを保管しておくなら、荷物を目いっぱいに詰め込むことは避けましょう。
収納庫いっぱいに荷物を詰め込むと通気性が悪くなり、収納庫全体の環境が悪化します。
いらないものは処分するなどして整理し、収納庫の8割程度の荷物を入れることが目安です。
収納スペースの確保には、収納サービスを活用
もし、8割まで減らせないひとは、季節外の衣類や寝具を宅配型トランクサービス「CARAETO」に預けてしまうのが最善策です。
もちろん、しばらく使う予定がないのなら、エルメスのバッグを「CARAETO」に預ければ24時間空調が管理され、湿気のこもらない適切な環境でバッグを保管できます。
「CARAETO」は月額500円で大きな段ボール1箱の荷物が預けられるトランクサービスで、荷物の出し入れは宅配便で行う手軽さが人気です。
無理をして収納庫に荷物を詰め込み、大切なエルメスのバッグにトラブルが発生するよりも「CARAETO」を第2のクローゼットのように利用し、エルメスバッグの保管に最適な環境を作ることをおすすめします。
>>エルメスバッグの保管に最適な宅配型トランクサービス「CARAETO」とは
大切なバックを愛用する
エルメスのバッグは、上質な革と精密な縫製で何年、何十年も使い続けることができ、値段以上の価値を生み出してくれるものです。
しかし、非常に高価なエルメスのバッグも、お手入れや保管の仕方によっては何度もリペアに出したり、使えないほどの劣化を招いてしまったり、コスパの悪い高級バッグになってしまう可能性があります。
大切なバッグを長く愛用するために、適切なお手入れと保管環境を実現し、次の世代までも受け継いでいきたいですね。