更新日: 収納術

突っ張り収納でスペースが増える!?おすすめアイテムを紹介

突っ張り収納でスペースが増える!?おすすめアイテムを紹介

宅配型収納サービス『CARAETO(カラエト)』が整理整頓術やお片付け術、収納術をお届けする本コラム。今回も耳寄りな情報をお届けします!

生活しているとだんだん物が増えてきますよね。こまごまとした物など収納するスペースが少なくてまとまりが悪いとか、壁面を利用して棚をつくりたいけど賃貸なので壁に穴を開けられないなど、暮らしの中で収納に関して、人それぞれの悩みがあるはずです。しかし、手軽に収納が増やせる魔法のようなアイテムがあったらどうでしょうか?今すぐ取り入れたいですよね。

今回は、劇的にスペースを増やすことができる突っ張り収納のポイントやおすすめアイテムをご紹介します。

突っ張り収納のメリット・デメリット

まず、突っ張り収納のメリットとデメリットを確認しておきましょう。

メリット


  • 穴を開けたり釘を打ったりできない賃貸住宅などでも手軽にDIYが楽しめる
  • 売り物の棚などが収まらないような規格外のデットスペースを収納として使える
  • 壁面やクローゼットの隙間スペースなどを有効利用して収納スペースを増やせる
  • キッチンの収納棚の中にさらに収納スペースを作り出せる
  • 独自のセンスでデザイン自由

突っ張り収納は、規格に縛られない自由さで収納スペースを作ることができます。そのため、雰囲気のあるおしゃれな空間を演出しやすいのが特徴です。

突っ張り棒を使った突っ張り収納では、100円ショップにある小さな突っ張り棒を使って、キッチンの収納上部の空間をラップやアルミホイルなどを置くスペースにしたり、ホームセンターにある太い突っ張り棒で押入れをクローゼットに変えたりできます。 また、ツーバイフォー材を使用するディアウォールは床と天井を突っ張る柱を立てて、その柱を基点に、様々なアレンジが可能です。ディアウォールを使って、賃貸でも壁を傷つけることなく、壁一面を棚にしておしゃれリビングを実践している人もいます。

デメリット


  • 収納する物の重さによっては、天井や床を傷つけてしまう場合がある
  • 重量オーバーで掛けていた服などが全部落ちることがある
  • 棚を水平にするなどDIYが楽しめない人には不向き
  • 大掛かりな突っ張り収納は時間と人手がかかる
  • 市販のキットの場合、耐久性や収納力を考慮すると普通の棚の方がコストパフォーマンスがよい場合がある

突っ張り収納は基本的に手作りや組み立てなので、DIYが苦手な人には向きません。

また、突っ張り棒を使った収納や洋服掛けは、ついつい重量オーバーになりがちなので、コツを知らないと掛けていた服が突っ張り棒ごと下に落ちていたということもあります。ディアウォールも、荷重の掛かり方によっては天井の壁紙を傷つけてしまったり、棚が崩壊したりします。

荷重を考慮した棚の設計やスペーサーなどを利用するといったことが必要になります。

突っ張り収納のコツとは

冷蔵庫横の事情を確認してみましょう。ちょっとした隙間しかない場合、しっかりと横が空いている場合、冷蔵庫の横がすぐに壁の場合などいろいろなパターンがありますね。その隙間、空間がどれだけあるかによって収納できるものや使い方は変わってきますが、基本のコツは1つです。

それは、「マグネット式のアイテムを使う」ことです。

冷蔵庫は、「マグネットがつく素材」という点が特徴的。ぜひこの特徴をうまく使って、隙間収納や壁面収納を作っていきましょう。

突っ張り収納のコツとは

突っ張り棒を使った収納のコツをご紹介します。小型の突っ張り棒を使用する場合と、大きな突っ張り棒を使用する場合で押さえるポイントが異なります。また、ディアウォールも便利で頑丈につくるにはそれなりにコツが必要です。それでは、3タイプの突っ張り収納のコツをご紹介しましょう。

小型(100円ショップタイプ)の突っ張り棒

2本の突っ張り棒を横に水平に突っ張って、その上にメッシュパネルなどで棚を作る場合、「いかに水平か」が重要です。突っ張り棒を3本にすれば、耐荷重は大きくなりますが、水平にする調整はそれだけ手間がかかります。水平器は100円ショップにもありますので、突っ張り棒を買う際、ついでに買っておくと便利です。

大型(ホームセンター等にある太いタイプ)の突っ張り棒

大型の突っ張り棒は長さも調節できて、3mを越える長さの物もあります。縦に突っ張る際はいかに「垂直か」が大切ですが、横に長い突っ張り棒を渡す際は、横に渡した突っ張り棒の中心に1本垂直に突っ張り棒を立てて、T字型にします。こうすることで、少しくらい洋服を掛けすぎてもビクともしないハンガー掛けが実現できます。最近では、最初からT字の物もありますのでチェックしてみましょう。

ディアウォールを使った突っ張り収納

ツーバイフォー材の広い面を壁に向けて柱にして、柱より前に棚が突き出した形の物を作るととてもおしゃれですが、耐荷重は弱くなります。耐荷重を強くしたい場合は、ツーバイフォー材向きを壁に対して細い面が向くように柱にして本棚のように棚を固定すると耐荷重は増します。

さらに、棚として横に渡す板の厚みと長さによっては、置く物の重さでたわみが出ますので適宜、柱になるツーバイフォー材を増やすと丈夫な棚ができます。また、重みで天井や床が傷付くことが心配であれば、付属のスペーサーを天井とディアウォールの間に挟むと突っ張りが安定するばかりでなく、床や天井の保護にも一役買ってくれます。

おすすめの突っ張り収納アイテムとは

それでは、突っ張り収納におすすめなアイテムをご紹介します。

ディアウォール

ツーバイフォー材をバネの力で突っ張り、柱として使用できます。壁に穴を開ける必要がないので、賃貸DIYで人気です。

ラブリコ

用途はディアウォールと同じですが、こちらはバネではなく、ネジによって突っ張り調整をします。突っ張り強度はラブリコの方が強いといえます。ラブリコは天井の突っ張りがジャッキのようになっていて、ネジが剥き出しになっています。ラブリコの方が価格も安く、突っ張り強度も高いのでコストパフォーマンスは高いといえます。

100円ショップの突っ張り棒

なんと言ってもこの価格の安さが一番のポイントです。引き出しの仕切りに使ってもよし、冷蔵庫内に簡易の吊るしスペースを作ってもよし、下駄箱内の隙間に収納やシューズハンガー掛けを作り出すこともできます。工夫次第でどんなところにも収納スペースを生み出せる魔法の道具です。

突っ張り棚

突っ張り棚は突っ張り棒を2本渡す必要がありません。もうすでに棚になっていて、壁に突っ張るだけです。しかし、水平に設置しないと商品に記載通りの耐荷重が実現できません。

まとめ

いかがでしょうか?
賃貸物件の壁を傷つけずにおしゃれなDIY収納を作ったり、デッドスペースを有効に使うには、突っ張り収納が手軽で便利です。また、100円ショップの突っ張り棒はアイデア次第で、収納をどんどん増やせる魔法の棒。自分のセンスでお部屋の機能性を追及したり、おしゃれな室内に模様替えできたりとその自由度は無限大です。突っ張り収納アイテムを活用して、ぜひアイデア収納にチャレンジしてみてください。

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