一人暮らしはベッド下の収納を制するとうまくいく!

荷物が少ない一人暮らしだから収納には困らないと思っていませんか?実は一人暮らしでも収納に関する悩みを抱えている方は多いです。このような方におすすめしたいのがベッド収納です。
今回は一人暮らしの方が収納に悩む理由、収納に役立つベッド収納のコツなどをご紹介します。
参考記事:一人暮らしあるある!収納の失敗例を紹介
一人暮らしだと収納が少ない?

一般的に大家族よりも一人暮らしのほうが物の量も少ないため、収納に困ることはないと思われがちです。ところが実際に一人暮らしをしている方からは「収納に悩んでいる」といった声がよく聞かれてきます。
なぜ、荷物の量が少ない一人暮らしの方が収納の悩みを抱えることになるのか?まずは一人暮らしの方が収納の少なさなどの悩みを抱える理由を解説します。
小さな部屋
多くの方は一人暮らしをする場合、1Rや1Kの物件を探すことが多いです。そして、このような一人暮らし向けの物件は荷物を収納できるスペースが小さなクローゼットや押し入れのみということが多いです。物件によってはロフト(屋根裏部屋)が設けられています。この場合は収納スペースの悩みを抱えることは少ないです。
しかし多くのアパート、マンションは収納スペースがクローゼットや押し入れのみなので、布団や洋服、少し大きめの荷物を収納したら、いっぱいになってしまうということが多々あります。
一人暮らしは荷物の量は少ないですが、収納スペースも狭いので、結果的に収納の悩みを抱えることになります。
単純に物が多い
大抵の人は一人暮らしを始めた当初は物が少ないため、収納に困ることはありません。しかし、時間の経過とともに徐々に生活用品や趣味で購入したグッズなどが増えていきます。この影響で収納スペースが不足することになります。つまり単純に物が多すぎることが、収納の悩みにつながるということです。特に定期的な掃除や片付けが苦手な人は、このような傾向に陥りやすいため、注意が必要です。
一人暮らしはベッド収納を活用しよう!

収納スペースが少ない部屋に住んでいる方におすすめなのがベッド収納です。ベッド収納は正しい方法で行えば、十分な収納スペースを確保できます。
もちろんベッド収納にはデメリットがあることも理解しておかなければなりません。ここではベッド収納のメリット、デメリットをご紹介します。
ベッド収納のメリット
ベッド収納のメリットはやはりベッド下が収納スペースとして利用できる点です。ベッドにはさまざまなタイプや種類がありますが、もともと収納可能な機能が付いているベッドは収納スペースを増やしたい方にはおすすめとなります。また、ベッド下すべてを収納スペースとして使える「ガス圧式跳ね上げ収納ベッド」といったタイプもあります。
その他、ベッドの下に空間があるタイプもちょっとした工夫で立派な収納スペースを作ることができます。これらの収納可能なベッドを活用すれば、部屋に無造作に放置されている物や荷物もすっきりと片付きます。
ベッド収納のデメリット
続いてはベッド収納のデメリットや注意点を解説します。ベッド収納の大きなデメリットのひとつは、湿気が溜まりやすいことです。湿気が溜まりやすい原因のひとつに、私たち人間の汗があります。人は就寝中にコップ1杯程度の汗をかくといわれています。この汗がマットレスを通じて下に流れるため、湿度が高くなります。
またベッド下はもともと通気性が悪いので、余計に湿度が高くなる傾向にあります。その他、ベッド下に空間があるタイプはホコリやゴミなどが溜まりやすいのが弱点です。
そのため、このタイプのベッドで収納を検討する場合、物にホコリや汚れが付着しない環境を整える必要があります。
ベッド収納ができるおすすめのアイテムとは

ベッドに付いている収納スペースや空間をそのまま利用してももちろんOKです。しかし、前述のようにベッド収納は荷物にホコリや汚れが付着する可能性もあります。そのため、ただ収納するだけではなく、物が長持ちするような環境も作っておきましょう。
ここでは、ベッド収納でおすすめできるアイテムをまとめましたのでご覧ください。
収納袋
布団類やシーズン用品(季節物)におすすめなのが収納袋です。前述のようにベッド下は湿気が溜まりやすいので、素材によってはカビが発生する可能性もあります。収納袋は主に不織布でできているため、通気性に優れています。通気性がよければ湿度が高くなるのをある程度防ぐことができます。布地でできていることが多い布団や毛布、長期間収納することが多い季節物には適した収納アイテムといえるでしょう。
クリアボックス(衣装ケース)
収納でよく起きる困りごとのひとつに「どこにしまったか忘れた」というのがあります。特に収納する物の量が多い人ほど、このようなケースに陥りがちです。これをある程度改善するには透明な衣装ケースのような、中身が確認できるアイテムを使うのがおすすめです。衣類、タオルなどの生活用品はもちろんのこと、趣味で購入したグッズなどを保管するのにも適しています。
仕切り板
ベッド収納は、収納スペースが比較的広いのがメリットですが、仕切り板が付いていないことが多いです。これでは種類別に分けて収納したい物がある場合などは、上手に活用できない可能性があります。そこでおすすめなのが仕切り板となります。収納スペースに仕切りを加えることにより、トップス、パンツ、靴下など各カテゴリごとにキレイに収納することができます。仕切り板は100円ショップなどで容易に購入することができますので、ベッド下収納を行う方は持っておきたいアイテムです。
取っ手付きケース
重量がある物をベッド下に収納する場合は、取っ手が付いた収納ケースも検討してみましょう。取っ手付きだとベッドの下から取り出すときに楽なため、力がない華奢な女性などにもおすすめです。もちろん軽い物を収納する場合も、取っ手付きケースは大活躍してくれます。キャスター付きケース
ベッド下に空間ができるタイプのベッドを使っている方に最適なのがキャスター付きケースです。キャスター付きケースだと荷物を取り出すときにも楽ですし、掃除をする際にも簡単に移動させることができます。ベッド下はホコリやゴミが溜まりやすい箇所なので、定期的な掃除は必要不可欠。いつでも簡単、楽チンに移動できるような収納ケースを有効活用しましょう。
除湿剤・防虫剤・乾燥剤
ベッド下に溜まりやすい湿気は悪臭、カビなどの原因になります。またホコリや汚れも蓄積しやすいため、ダニの発生にも注意する必要があります。実際にベッド下に収納しておいた革製のジャケットがカビだらけになって出てきたという方もいます。もちろんその他の衣類も虫食いなどの被害に遭う可能性があります。除湿剤、防虫剤、乾燥剤などをフル活用して、収納物を守る環境を整えておきましょう。
一人暮らしのベッド下収納の隠し方実例

ここでは実際にベッド収納で使われているアイデアや収納方法をいくつかご紹介します。
100円アイテムを有効活用
手軽にベッド収納を取り入れたい方におすすめしたいのが、100円ショップで購入できるグッズの有効活用です。近年は100円ショップで販売されているグッズも多種多様で、中には「これが100円?」というものもあります。100円グッズでベッド収納に使えるのが、フタ付きのボックスです。フタ付きボックスは収納物をホコリや汚れから守ってくれるため、大切な物を保管するときなどには最適です。
カーテンで目隠し
中身が見えるクリアボックス(衣装ケース)を使っている方は、来客があった際などにはできるだけ収納物を隠しておきたいところ。このようなシーンで役に立つのがウインドウトリートメントのひとつでもあるカフェカーテンです。カフェカーテンは主に小さな窓などに使用されるアイテムで、窓辺をオシャレに演出する効果があります。設置方法もとても簡単で突っ張り棒(ミニポール)にカフェカーテンを通すだけです。
部屋の色に合ったカーテンを選ぶことで、部屋全体にも統一感が生まれますので、カフェカーテン購入の際は参考にしてください。
カラーボックスでDIY
自宅で使用していないカラーボックスなどがある方におすすめの収納術。ベッド下にカラーボックスを設置することで、収納スペースを増やすことができます。また、DIYでカラーボックスに底板とキャスターを付ければ、引き出し収納が可能になります。万が一、ベッドの高さが足りない場合は、ベッドの足に下駄を履かせるなどの工夫を施してみましょう。
まとめ

いかがでしょうか? 今回は一人暮らしのベッド収納のコツを解説しました。荷物が少ない一人暮らしは収納の悩みを抱えることはないと思われがちですが、1Rや1Kなどの狭い部屋は収納スペースも少ないです。
そのため、収納に関しても工夫を施さなければならないケースが多々あります。現在、一人暮らしで収納に悩んでいる方は、ベッド下の空間を利用することも検討してみましょう。