物置やトランクルームの湿気は意外に多い!湿気対策や防湿対策は?

トランクルームに荷物を預けることを検討する際、やはり気になるのは保管環境ですよね。自宅の収納スペースや物置と違って、すぐに見に行ける場所でもなければ自分で管理する場所でもありません。特に「湿気や温度は大丈夫なんだろうか……」と気にする人は多いでしょう。
トランクルームによく預けられる荷物も、湿気に弱いものは多いです。今回は、トランクルームで湿気対策が重要なその理由を解説しつつ、湿気対策が可能なトランクルームの種類をご紹介していきたいと思います。
参考記事:トランクルームは空調付きがベスト!屋外・屋内の空調設備の違いとは
トランクルームに湿気があるとなにが問題?

まず、トランクルーム内が湿気を帯びた状態だと何が問題になるのでしょうか。湿気とは水分です。水分がトランクルーム内にあるということは、預けている荷物も水っぽくなってしまう可能性があるということになります。長い時間をかけて水っぽくなっていることが続くと、
- カビ
- 錆
- 虫食い
- 紙類のヨレ
- 悪臭
- 機械の故障
湿気に影響する荷物・アイテムとは

トランクルームに預ける荷物は人それぞれさまざまありますが、特に湿気に影響する荷物やアイテムはどんなものがあるのでしょうか。トランクルームによく預けられる荷物を中心にまとめてみました。
衣類
まず一つ目として挙げられるのは、コート、礼服、着物、一般的な洋服などの衣類です。衣類は湿気に弱く、湿気を帯びると生地が虫食いで傷んだり、ヨレてしまう可能性があります。また、カビが生えて臭いが取れなくなる場合もあるでしょう。金属類
金属は湿気を帯びるとサビついてしまう可能性があります。アクセサリーやアウトドア用品などに金属部分がある場合は、湿気に注意しないとすぐにサビがついてしまいます。特に梅雨の時期など湿気を帯びやすい時期は要注意です。書籍
文庫、漫画、雑誌などの書籍をトランクルームに預ける人も多いですが、書籍もなるべく湿気を避けて保管しておきたいものです。カビ、虫食い、紙のヨレなどの原因になります。長らく読んでいなかった本を開いたときに感じる、あの独特なカビ臭さがついてしまいます。精密機械や家電
カメラや楽器、そのほか生活家電など、機械類をトランクルームに預ける人も多いです。精密機械は特に湿気や水分に弱く、少しでもカビがはえると故障して動かなくなるリスクがあります。楽器や家電も同じです。高価なものだからこそ大事に保管しておきたいところです。トランクルームの防湿対策について

以上のことから、トランクルームに預ける際は湿気対策はしておくことに越したことはないでしょう。では、トランクルームの湿気対策としてはどんなものが実践できるのでしょうか。
空調の効いているトランクルームを利用する
まず大事なのは、空調の効いているトランクルームを利用するということです。トランクルームにはいくつか種類がありますが、屋外にコンテナが設置されているタイプのトランクルームは、空調管理がされていない場合が多く、コンテナ内の通気性もあまりよくありません。時期によっては、トランクルーム内が高温多湿の状態になりやすいのです。なるべくこのような屋外のコンテナ型のトランクルームは、利用を避けておきたいところです。湿気対策が必須な荷物を預ける際はなおさらですね。これに対して、屋内にあるトランクルームは、24時間空調が効いていて、通気性も確保されているタイプのものが多いです。湿気対策を徹底するなら、まずトランクルーム選びの段階から、空調管理されていることを絶対条件にするべきでしょう。
防湿庫(ドライボックス)に入れて保管する
カメラやパソコン、ゲームのハードなどの精密機器をトランクルームに預ける際は、防湿庫(ドライボックス)に入れた状態で保管するのもありです。防湿庫は、除湿効果のある保管ボックスのことで、カメラを本格的に楽しんでいる人はこの防湿庫も合わせて持っている場合も多いでしょう。より除湿効果を確実なものにしたいとき、どうしても故障させたくない高価なものを預けるときなどには利用すると便利です。
除湿剤で対策する
地道な対策ですが、より万全な対策としては、除湿剤を置くようにするのもありです。実際、空調が効いていて通気性のよいトランクルームだったとしても、湿気は全くゼロというわけにはいきません。少しでも湿気は取り除いておいた方が安心でしょう。また、衣類を預ける際などは、やはり衣装ケースなどに入れた状態で同時に防虫剤をしっかりと入れておくことをおすすめします。下にスノコを敷く
湿気対策の一つとして、利用するトランクルームにスノコを敷くようにするのも意外と大きな効果があるものです。湿気は密着したところに発生しやすいため、床との接触部分でカビが生えてしまうということはあるものです。しかし下にスノコを敷いておくと、圧倒的に通気性が確保されます。湿気に弱いものをたくさんトランクルームに預ける際は、ぜひこれらの対策を実践してみましょう。湿気対策ができるトランクルームとは

トランクルームを契約する際、そもそも湿気対策に強いトランクルームを選んでおくことは非常に重要になります。もともと湿気を帯びやすいようなトランクルームにしてしまったのでは、どれだけ対策をしても対策が追い付かない可能性があるものです。
では、湿気対策ができるトランクルームとはどんなトランクルームがあるのでしょうか。
屋内型トランクルーム
前述したように、屋外にあるコンテナを一室として利用するトランクルームはあまりおすすめできません。トランクルームにエアコンが設置されていないことが多いからですね。しかし屋内型のトランクルームであれば、フロア全体に空調が効いているおかげで、湿気対策が徹底された環境が用意されています。湿気対策を重視するなら、選ぶべきトランクルームは屋内で保管するタイプ一択でしょう。宅配型トランクルーム
同じ屋内型トランクルームでも、もう一つ宅配型トランクルームという形態のものがあります。宅配型トランクルームは、湿気対策のされた専用倉庫内でダンボール1箱分から宅配ボックスを預かるため、屋内型トランクルームと同じくよい環境で荷物を保管することができます。宅配型トランクルームのよい点は、屋内型トランクルームと比べてダンボール1箱500円前後の料金で利用できるところもあり、月額料金が格安なのが魅力的です。もちろん規模的に大型家具や家電は預けられませんが、衣類や書籍などを預ける際には気軽で便利です。湿気対策を優先したトランクルームを選ぶなら、ぜひ宅配型トランクルームも検討しておきたいところです。
まとめ

いかがでしょうか? トランクルームでの湿気対策をしていないと、預けているものを知らないうちに傷めてしまう可能性があるため非常にリスキーです。トランクルームは自宅以外の収納場所として便利ですが、自宅から離れた場所で管理するからこそ、湿気対策には注意したいところです。環境が劣悪だったせいで、高価なアイテムを故障させてしまうようなことは絶対に避けるようにしましょう。
ご紹介してきたように、湿気対策がしやすいトランクルームを選ぶなら、屋内で保管するタイプを選ぶようにするとよいでしょう。屋内のトランクルームは少し料金が割高ですが、宅配型ならかなりリーズナブルに利用することができおすすめです。
大事なものを預ける場所ですから、ぜひ湿気対策にはこだわるようにしてくださいね。もし湿気対策がいまいちなトランクルームを選んでしまったとしても、最低限防湿材を置くなどの対策はするようにしましょう。