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引っ越してみたら部屋の湿気が意外と多い!対策法を解説

引っ越してみたら部屋の湿気が意外と多い!対策法を解説

「内見のときは気づかなかったけれど、いざ引っ越してみたら湿気が多い」という物件もなかにはありますよね。

「引っ越したばかりでまた引っ越しはちょっと……」という方に向けて、部屋の湿気対策を紹介します。

マンションは思ったより湿気が多いこともある

マンションは機密性が高く快適に暮らせますが、新しくても思ったより湿気が多いこともあります。

機密性が高いのは、「空気の通り道が玄関とベランダだけのことが多く、空気の流れが悪い」ことも理由の一つです。

また「コンクリート構造だと調湿性が低い」「コンクリート自体が10年ほどかけて湿気を放出するため湿気がこもりやすい」という面もあります。

とくにマンションの一階は湿度が高い傾向にあります。一階は地面の湿気の影響を受けやすい上、防犯の観点から窓を開けての換気がしにくいためです。

条件がそろうとカビが発生しやすくなるので注意

部屋に湿気が多くなると、カビが発生する可能性も出てきます。

とくに水回りや収納、窓際は、以下の条件がそろうとカビが発生しやすくなるので注意が必要です。

  • 温度:0~45℃(とくに20~40℃)
  • 空気(酸素)
  • 湿度:70%以上
  • 栄養分:ほこり、食べかす、垢など

ちょうどいい湿度は、一般的な湿度計で測れる相対湿度で50%前後が目安です。

空気が乾燥しすぎても体によくないため、除湿機を使用する方は注意してください。

部屋の湿気対策はどうすればいい?

部屋に湿気がこもりがちなときの対策法を紹介します。

普段は問題なくても、梅雨の時期には湿気が多くなるため湿気対策をしておくと安心ですよ。

換気

部屋の湿気が多いときには、まず換気をして空気の流れを作ることが大切です。

換気をすると、湿気を外に逃がして部屋の湿度を下げられます。

換気の際は、玄関とベランダを開けたり、ベランダを開けてキッチンの換気扇を回したりなど空気が通り抜けやすいようにするといいでしょう。

エアコンの除湿運転

エアコンには除湿運転・ドライ運転などの除湿モードがありますよね。部屋の湿度を下げるだけならエアコンの除湿運転も十分効果的です。

ただ除湿運転で湿度を下げると室温も下がります。梅雨時など肌寒い時期は、除湿しながら室温が下がらないよう空気を温めなおす「再熱運転・セレクトドライ」といったモードが便利です。

お風呂場は常に換気扇を回す

お風呂場は常に換気扇を回しておくとカビが発生しにくくなります。

換気扇を回しっぱなしにしても電気代は月300円程度で済むので、湿気の多い部屋に済んでいる方は念のため24時間換気をしておくのがおすすめです。

押入・クローゼットはときどき扇風機・サーキュレーターを当てて換気

押入やクローゼットは換気が悪く、湿気がこもりやすい傾向です。できれば毎日30分程度、扉を開けて空気を入れ換え、湿気を逃がしましょう。

押入・クローゼットに扇風機やサーキュレーターの風を当てると効率よく空気を循環させられます。

部屋干しをするときは扇風機・サーキュレーター+除湿器

部屋干しをするときには、洗濯物に扇風機やサーキュレーターを当てて、そばに除湿機を置いておくといいでしょう。洗濯物の乾きが早くなり、部屋に湿気がこもりにくくなります。

サーキュレーターは上の方まで角度を変えられるため洗濯物に直接風を当てられて便利ですが、部屋が小さい場合は扇風機でも代用できます。

除湿機には除湿方式がコンプレッサー式・デシカント式・ハイブリッド式のものが多く出回っていますが、除湿性能や静音性などのバランスのいいハイブリッド式が無難かもしれません。静音性やコンパクトさを重視する場合はデシカント式を選んでもいいでしょう。

外側の壁側に棚をおかない

マンションの角部屋は、外側の壁に外気温と室温の温度差がでます。そのため外側の壁には結露が発生しやすい傾向です。

外側の壁の方にはなるべく棚などの家具を置かないほうがいいでしょう。

どうしても家具を置きたい場合は、壁から数cm離しておくとカビの発生を防げます。

こまめな掃除

部屋の湿度が高くても、ほこりや食べかすなど栄養源になるものがなければカビは発生しにくくなります。

もし家の中にカビが発生しやすい場所があれば、こまめに掃除をするといいでしょう。

周りの部屋より温度が低い部屋を作らない

暖房を使う部屋と使わない部屋がある場合、暖房を使わない室温の低い部屋には湿気がたまりやすくなります。

そのため家の中に寒い場所を作らないようにする・やむを得ない場合は毎日30分程度換気して湿気を逃がすといった対策をとるのがおすすめです。

すでにあるカビの退治方法

部屋にカビがあった場合、こすり落としたり、消毒用エタノールを吹きかけて乾いた布で拭き取ったりすると自分で除去できます。

水で濡らした雑巾で拭くのは避けた方が無難です。カビの根が残っている場合には水分を与えることになり、またカビが生える原因になります。

掃除の前にはマスク・めがね・手袋などをつけてカビに触れない・吸い込まないようにし、掃除の後はよく洗ってください。掃除の後は換気もしましょう。

カビが目に見えないのにカビ臭いときはどうする?

「カビがどこにもないのに、なんとなくカビ臭い」という場合、どこかからカビの胞子が舞っている可能性もあります。

クロスや床材の隙間から、という場合もあれば、床下という場合もあります。どれも賃貸では対処の難しい部分です。

カビの胞子に効くタイプの空気清浄機はカビの臭いに効果がある可能性も?

自分でできる湿気対策や掃除をしてみて効果がない場合、「カビの胞子に効果のある空気清浄機」はカビの臭いに効果がある可能性もあるかもしれません。

とりあえず試してみたいという方は、空気清浄機のレンタルもおすすめです。

管理会社に相談する・長期的には引っ越すのも手

部屋の湿気やカビの臭いが改善されないなら、まず管理会社に相談してみて、それでもだめなら引っ越すのも手です。

近くに水辺があると、そうでないところに比べてどうしても湿度が高くなります。近くに川や池などの水辺がない物件を重点的に選ぶといいでしょう。

周りに大きな建物がなく、日当たりや風通しがいいことも重要です。

さらに建物自体に「湿気を寄せ付けない断熱材」などが適切に使われていると、部屋の湿度が上がりにくくなります。

部屋の湿気対策には換気が重要

湿度の高い部屋では、まず換気をして部屋の湿気を外に逃がすのが有効な対策法です。

対角線上の窓と玄関などを開ければ空気が通り抜けやすくなります。

防犯上、窓を開けにくいという場合はエアコンの除湿運転や、除湿機の利用も検討しましょう。

その際は、湿度が低すぎても体に悪いため、通常の湿度計で50%前後の湿度が保たれるよう調整するのがおすすめです。

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