トランペットの保管方法・場所について
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「仕事が忙しくなって趣味のトランペットを楽しむヒマがない」などというときに困るのが保管場所です。楽器は生き物といわれるように、気温や湿度の変化に影響されやすいとてもデリケートなものです。久しぶりに取り出したら色は黒ずみ、音程も狂って修理代が高くついたなどということになりかねません。

そこで今回は、トランペットを長期保管するときのお手入れのしかたと保管方法のポイントをご紹介します。大事な楽器を劣化から守り、いつでも演奏できる状態を保つためにぜひ参考にしてください。

トランペットの保管に気をつける理由

トランペットなどの金管楽器の多くは、真鍮(しんちゅう)という銅と亜鉛の合金で作られています。真鍮はサビに強く加工しやすい性質をもっていますが、さらにサビにくさや耐食性を強化し、きれいに輝く装飾性も出すために、真鍮の上にラッカー塗装や銀メッキ・金メッキが施されています。

トランペットの中で人気がある銀メッキ仕上げ(シルバープレート)は、購入したときは鏡のようにピカピカに輝いていますが、しだいに輝きが失せていきます。その原因は、銀が空気中の硫化水素と化学反応を起こして皮膜を作り、皮膜が厚くなるにつれて黒ずんでいくからです。

金メッキ仕上げの場合は、金メッキは真鍮にそのまま施しても色が出ないため、銀メッキをした上に金メッキを乗せるのが一般的です。この金メッキが薄くなったりはがれたりすると下地の銀が同じように化学反応を起こし、表面が黒ずんでいきます。

また、銀が汗に触れると汗に含まれる塩素成分と化合して塩化銀皮膜ができることがあります。これは硫化銀皮膜より硬度が高いので、研磨剤を使って落とさなければならないため、楽器を傷つけやすくなります。

このほか、真鍮に含まれる銅が酸素と化合して青サビ(緑青)が発生し、体質によっては肌に触れると金属アレルギーを起こして湿疹ができることがあります。

いずれも命にかかわるような重篤な問題ではありませんが、細かいパーツで構成されているトランペットにとっては汚れやサビは致命的なトラブルを起こしかねません。それを防ぐためにきちんとメンテナンスを行う必要があります。

トランペットのお手入れと保管方法

トランペットのお手入れは、演奏前、演奏後、月1回の定期的なメンテナンスを行うのが基本です。ここではその基本を実践していることを前提に、長期保管する際にしておきたいお手入れのしかたについて見ていきましょう。

用意するもの

用意するものは、クリーニングロッド(布を巻きつけた棒)、フレキシブルクリーナー(細長い管の中でも洗えるひも付きブラシ)、ブラスソープ(金属専用の洗剤)、ガーゼ、タオルです。ブラスソープの代わりに食器洗い用の中性洗剤でもかまいません。

ビストンバルブのオイルや汚れを落とす

第1、第2、第3のピストン(バルブ)をケーシングから抜き、フェルトやキャップ、ネジなども取り外します。まず、クリーニングロットとガーゼを使ってピストン全体と息の通り道(穴)の部分をきれいに拭き取ります。

これは金属と金属がすれ合うことによって生じる摩耗カスを除去することと、ピストンの動きを滑らかにするために注していたバルブオイルを落とすことが目的です。オイルを長期間放置すると、オイルが蒸発して汚れカスだけ残ったりサビついたりして動作不良を起こすことになります。次に、ケーシングに付着しているバルブオイルを同様に拭き取ります。

キャップやネジ類は水洗いします。ただし、フェルトだけは洗いません。フェルトは消音の役目のほかに、ピストンとケーシングの穴をぴったり合わせる役目を担っています。洗って乾かすとフェルトの厚さが変わって穴の位置がずれてしまい、正しい音が出なくなります。汚れたフェルトは新しいものに交換しましょう。

抜差管のグリスを落とす

4つの抜差管(主管、第1、第2、第3)を取り外し、フレキシブルクリーナーに洗剤をつけて管内のグリスを洗浄します。グリスが残ったままにしておくと硬化して落ちにくくなりますから、U字の部分もよく洗うようにしましょう。

十分に乾燥させる

各パーツを洗浄したら洗剤の成分が残らないようによくすすぎ、タオルで水分を拭き取ります。その後、完全に乾かすために、風通しのよい冷暗所に1~2日置いておきます。

その間にトランペットを入れるケースも内部を乾かし、ゴミやほこりを除去しておきましょう。ケースはソフトタイプとハードタイプがありますが、保管には衝撃に強いハードタイプがおすすめです。

トランペットを組み立て、ケースで保管

十分乾いたらオイルやグリスはいっさい塗らないで、そのまま元通りに組み立てていきます。銀メッキ仕上げのトランペットの場合は、変色や腐食を防ぐ特殊加工のグッズが楽器店で販売されているので、そのようなものと一緒にケースに入れて保管するといいでしょう。再度演奏するときにオイルやグリスを塗れば元通りの音色を楽しむことができます。

トランペットの保管にトランクルームがおすすめ理由

楽器を保管するときは、ただ置くスペースがあればいいというわけにはいきません。高温多湿の場所は大敵ですし、気温の変化にも影響されやすいため、1年を通して温度と湿度が一定に保たれる環境であることが重要になります。また、高額な楽器は盗難の心配がありますから、セキュリティー面でも万全を期す必要があります。

そのような点をカバーする場所といえば「トランクルーム」です。トランクルームには、「屋内型」「屋外型」「宅配型」の3つのタイプに分けられ、それぞれ次のような特徴があります。

屋内型トランクルームの特徴

建物の中にある貸倉庫のことで、ロッカー式のところや個室になっているところがあり、広さもいろいろです。出入り口はカード式キーで開閉するため、第三者が侵入することはできません。トランクルームは空調設備が整っていて温度と湿度が一定に保たれていますから、高級な衣類や楽器のようなデリケートなものを預けるのに最適です。

ただ、高度なサービスを提供する分だけ、利用料金も高く設定されています。場所や利便性によって料金は異なりますが、都内の屋内型トランクルームの相場は、1畳の広さで1万円前後です。

屋外型トランクルームの特徴

屋外型は、道路沿いや空き地に輸送用のコンテナを設置したタイプが一般的です。空調設備はなく自然換気のみなので、高温多湿でカビやサビ、虫が発生しやすい環境です。セキュリティー面でも常夜灯が設置されている程度で、だれでも出入りできる状態です。カビやサビの影響を受けにくいカー用品やアウトレジャー用品、自転車、食器類などを保管するのに適しています。料金は都内で1畳当たり5,000~7,000円が相場です。

宅配型トランクルームの特徴

宅配型は、利用者が自分で荷物をトランクルームに運ぶのではなく、宅配便で荷物の預け入れから取り出しまで一貫して行う新しい収納サービスです。利用の申し込みや取り出しの依頼もすべてスマホかパソコンで行うので、家に居ながらにしてトランクルームを活用することができます。

荷物は段ボールに納まる大きさに制限されるため、大型家具などは預けることができません。段ボールの標準サイズは運営会社によって多少の差がありますが、「trunk」の場合は、縦、横、高さの3辺の合計値が140㎝(自分で段ボールを用意する場合は160㎝)が標準とされています。

料金は段ボール1個あたり500円とリーズナブルです。預けた荷物は、屋内型トランクルームと同様に空調設備もセキュリティー態勢も整った快適な環境で保管されます。

トランペットの保管におすすめなのは「trunk

トランペットのほかに衣類や書籍なども一緒に預ける場合は屋内型のトランクルームがおすすめですが、トランペット単体で預けるのであれば宅配型トランクルーㇺが断然有利です。その中でも「trunk」のサービスはトランペットの保管に最適。その理由を説明していきます。

屋内型・屋外型のトランクルームは、契約時に保証金や管理費、事務手数料などの初期費用がかかるのがふつうですが、宅配型は登録料として500円がかかる程度ですから手軽に利用することができます。

トランペットはケースに入れた状態で預けることもできますが、運送中や保管中にケースに傷がつく恐れがあるので、さらに段ボールに入れて運送・保管してもらうといいでしょう。ハードケースのサイズは、縦55㎝前後+横23㎝前後+高さ25㎝前後=103㎝前後で、合計値は140㎝以内ですから、段ボールに入れることができます。ちなみにtrunkの場合、段ボールの形は長方形でも正方形でも3辺の合計が140㎝以内であればいいので、段ボールをケースの形に合わせて作り変えてもさしつかえありません。

また、これはトランクルームを選ぶときの必須の条件ではありますが、trunkの倉庫は24時間365日空調管理が行き届いており、トランペットの保管環境として最適です。利用者が立ち入れないこともあり、セキュリティ面では屋内型のトランクルームより優れていると言われています。

trunkを利用するときに注意したいのは、取り出すときはスマホアプリから指定して配達を待たなければならないので、必要なときに間に合わないこともあります。スマホひとつで取り出しができる点は大変魅力ですが、このようなデメリットがあることも覚えておきましょう。

デメリットを考慮しても、金額・保管環境・安全面・利用の手軽さを考えると、トランペットの保管に宅配型トランクルームの「trunk」が最適と言えるでしょう。

まとめ

いかがでしょうか?
トランペットは分解して水洗いができるのでお手入れしやすい楽器ですが、音が出来る仕組みをよく理解していないと、組み立てるときに部品をつけ間違えたり、壊したりすることがあります。慣れないうちは楽器店か修理業者にお願いするといいでしょう。とくに長期保管するときは、専門家の手でメンテナンスをしてもらうことをおすすめします。コストと時間がかかりますが、結果的に楽器を長持ちさせることにつながります。

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