壁面収納上手でもっと便利で快適な生活を送ろう！
宅配型収納サービス『CARAETO（カラエト）』が整理整頓術やお片付け術、収納術をお届けする本コラム。今回も耳寄りな情報をお届けします！
賃貸物件に住んでいると、家族構成の変化とともに部屋数の確保だけでなく、収納スペースの確保も必須になってきます。最近では「DIY可能物件」・「カスタマイズ可能物件」という賃貸物件も登場しています。しかしまだまだ都会の物件に限られており、地方在住の方は家具の配置などで工夫を凝らすか、引っ越すかの2択という状況になってしまいます。
そこで今回は、賃貸物件におけるおすすめ壁面収納にスポットをあてていきます。壁面収納のコツやおすすめアイテム、壁面収納の実例についてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
壁面収納がおすすめ背景は……収納不足！？
不動産情報サイトat homeの『理想は8%、マンションの収納率とは？』によると、マンションで建物全体から見た必要な収納の占有率は、約8%となっています。しかも、ここでカウントされる収納の基準は高さ180cm程度ある収納スペースのみとされています。つまり、古いタイプのマンションでよく見る押し入れタイプや、小さな物置が1つといったパターンもあり得る日本の既存住宅のほとんどは、収納不足であることがわかります。
築30年〜40年程度の3DKのマンションで、DK8畳・和室6畳・洋室4~6畳・洋室6畳という古い物件の間取りを例とすると、洋室にクローゼット1つ、和室に押し入れ1つというパターンが多くみられました。
洋室の1室を寝室、残りの洋室を子供部屋、和室はDKと隣接しているためリビング代わりに使用するとなると、寝室または子供部屋の収納が不足する結果となります。仮に収納のない洋室を子供部屋とした場合、子供のベッド・勉強机・収納棚を全て4〜6畳の部屋に配置することになりかなり窮屈な印象を受けてしまいます。このように、収納が不足して困っている人が多くいるのです。
壁面収納のコツ
上記のように、収納不足で活躍するのが壁面収納です。天井高をフルに活用した多機能収納を設置した場合、本段・衣類収納・飾り棚としての役割を発揮し、収納から天井までの隙間がないため部屋との一体感があり圧迫感を感じることもありません。
また、多機能型の壁面収納の中には、デスク機能の付いたものもあり壁面収納とベッドを部屋に設置するだけで、ほかの家具は必要なくシンプルでナチュラルな空間を演出することが可能です。部屋の間取りサイズによってパーツを変えることができるものなどもあり、ベッドの大きさなども考慮したナチュラルインテリアを再現できます。
壁面収納をスッキリみせるおすすめアイテム
多機能でモノを多く収納できる特徴を魅力とする壁面収納ですが、オープンになっている収納棚部分に隙間なくモノを置いていては部屋が狭く窮屈な印象を持たせてしまうので注意が必要です。オープンな収納棚部分が程よく、ちょっと余裕を持たせてインテリア雑貨を飾ってみると見た目にも重くなりません。
では、壁面収納をスッキリとみせるおすすめアイテムをご紹介します。
■つっぱり上置ラック■
販売先：通販サイトの家具ドキッ！KAGUDOKI 楽天市場店
商品詳細：
【材質】
フレーム：スチール（エポキシ樹脂粉体塗装）
棚板：プリント紙化粧繊維板
【商品重量】10kg
【耐荷重量】棚板：約5kg
棚板可動式（地面から113・123・133cmの3段階）
※棚板1枚ごとの単体可動はできません。
【梱包サイズ】幅110×奥行38×高さ24cm
※店舗掲載内容より引用
こちらは奥行きが可視化されたデザインのため、開放感がある壁面収納です。設置する間取りによりカスタマイズでき、棚板も可動式のため手軽にDIY感覚を味わえます。
■壁面 ウォールシェルフ■
販売先：INTERIOR SHOP arne 楽天市場店
商品詳細：
【サイズ】幅1195 奥行き210 高さ200 mm
内寸：幅1160 奥行き190 高さ180 mm
【材質】プリント化粧合板
【カラー】ブラウン/ダークブラウン/ホワイト/北欧チーク/ナチュラル/ホワイトウッド
※店舗掲載内容より引用
大型家具を置くには心もとない4畳程度のお部屋や、リビングにちょっとした収納がほしいという場合にお役立ちなメーカーオリジナルのウォールボックス。6色の豊富なカラーバリエーションをランダムに組み合わせて、北欧風インテリアを楽しめる優秀アイテムです。
■つっぱりシューズラック■
販売先：Interior Furniture ento 楽天市場店
商品詳細：
【商品仕様】材質：スチール 表面加工：粉体塗装
【耐荷重】棚板：(約)4kg フック：(約3kg) ※耐荷重は工場測定値です。
【商品サイズ】
（約）幅69.0cm×奥行26.0cm×高さ199.0～260.0cm
※両側の調節ネジを含む横幅は72cmになります。
【商品重量】(約)7.6kg
【梱包サイズ】（約）幅105cm×奥行き26.5cm×高さ16.4cm
【組み立て】要
※店舗掲載内容より引用
備え付けのシューズボックスでは、小さすぎて家族分の靴を収納できないという賃貸や戸建て住まいの方におすすめなのがこの「つっぱりシューズラック」です。棚の高さ調整をすればブーツ収納も可能で、家族の多いご家庭でも十分に家族全員分の靴を収納できる収納力です。
壁面収納の実例紹介！
単にモノをしまいこむだけのアイテムという考えではなく、収納を楽しみ、インテリアアイテムとして生活を豊かにする手段として壁面収納を使う、オシャレな壁面収納実用例を一挙に公開します。
- (1)階段から各部屋に向かうまでのスペースに、天井高まで利用したポップカラーの多段式壁面収納を設置します。ちょっとしたファミリースペースとしても使えるため普段通り過ぎるスペースが憩いの空間に早変わりしている実例です。
- (2)賃貸の原状回復を考えて、穴を空けない収納法としてフックに吊り下げた壁面収納をDIYしましょう。和室の場合は、和室の野暮ったさを克服する無垢材の棚板を使用することで、モダンな雰囲気に空間を仕上げています。本棚や飾り棚以外にも、PCスペースとしても使えるようにDIYするものよいですね。
- (3)リビングの変形したスペースはデッドスペースになりやすい場所です。さらに窓があることにより背の高い収納は置きづらいために、全く使われなくなってしまったスペースが存在することも。そんな時はつっぱり式ラックを使いましょう。つっぱり式であれば解放的となり、窓も締め切りになることもなく風通しの良い部屋を保つことができます。
- (4)調味料の収納スペースが不足しているキッチンは、可動式ワゴンなどで代用することも多くありますが、狭いキッチンスペースにワゴンを置くのも抵抗感があります。そこで考えたいのが、キッチン壁面収納フックやスパイスラックです。賃貸で取り付けが難しい場合には、キッチン壁に有坎ボードを設置すると棚の取り付けも簡単にできますよ。
- (5)極力部屋に家具を置きたくないという方におすすめの方法もあります。設置条件は持ち家に限りますが、壁にニッチを作って壁面収納として使うというアーティスティックな空間活用法です。家具の嗜好などが変化した際にも、インテリアのジャンルにかかわらずオールマイティに使える収納法で、コスト面から見ても家具の買い替えなども考えるとコスパ良好なアイデアと言えるでしょう。
まとめ
いかがでしょうか？
ただ単に家にあるものに合わせて収納アイテムだけを大きくしスペースを取っていては、結果的に家の間取りスペースを狭くしてしまう要因になりかねません。壁面収納を上手に使ってシンプルに暮らすのに最も重要なポイントは、現在自分たちに必要なものだけを家の中に収納・保管するというスタイルでしょう。
